TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

皆さんこんにちはねこねこマンです。、、、、今回のお話は、ゾムさんの過去についてのお話です。




(注意)

これは、我々ださんの創作小説です

いつものことながら、軍パロです。

皆さんと、解釈不一致があるかも知れません。

ゾムさんの過去を勝手に作ったものです。

なんか、語彙力はどっかに行ってしまったようです。どこ????

以上のことが大丈夫な方は、

,,,,,ゆっくりしていってね!






(視点 ゾム)

ザクッ

刺々しい音を立てて鋭いナイフが敵の胸を貫く心臓を刺された敵は、物言わぬ屍に変わった。ここは、戦場。人が当たり前に死に当たり前に人を殺す場所。自分の力だけしか頼るものがない、孤独な場所。俺は、味方最大の脅威なんて言われているこの国の兵士だ。いつものように笑いながら楽しそうに敵を倒し、自分の国の勝利を勝ち取った。基地へ戻ると、血だらけの自分に向かって何やら噂するような声が聞こえた

兵士「まただ、あの殺人鬼。血だらけで基地に戻ってきて、恐ろしい恐ろしい。殺人兵器が、偉そうに戦場で指示を出しやがって。」

兵士2「おい!聞こえるだろ。逆上してなにをしでかすかわかったもんじゃない。事実だけどな。ww」

あぁ、うるさい。誰が殺人兵器や?好きで、この国に残っとるんやないわ。恐ろしいなんて自分でもわかっとる。奥歯をギシギシと強く噛む。イライラが抑えきれずに暴れ出してしまいそうだった。耳につけていたインカムから指示が出される。どうやら、総統直々に話があるみたいだ。また、あの汚いおっさんに合わな、いかんのか

総統「よくきた脅威。今回の活躍も見事なものだった。そこでだ、次はあの最近目立っている我々だ国軍と言う国との戦争で活躍してもらいたい。良いな?」

「わかった。」

短く答え部屋を出て行く。いつものように、利用されるのが分かりきっているのに自分は、抗えない。他に行けるところなどないから。そんなことを考えているとまたイライラしてきたので考えるのをやめた。そう言えば我々だ国軍とか言う国があるなんて知らなかった。今回も、ただ淡々と敵を殺して行くだけだろうと、考えていた。

しかし、それは違った。ものすごい強さで国は、一気に追い込まれていった。自分が、幹部と呼ばれているやつが強く殺すことができずに戦っている時に基地の前まで攻め込まれていたようだ。こんなこと初めてだった。

赤いニット帽の男「ヘェ〜なかなかやるやん。お前強いみたいやな。グルッペンが見たら勧誘しそうや。」

「なに言うてんねん、戦ってる最中に。」

このままでは、不味いと思い後方に下がることにした。基地に戻るとそこは、地獄のような光景が広がっていた。泣きながら仲間の兵士の死体に縋り付く兵士。錯乱状態で騒ぎ喚く大怪我をした兵士。戸惑っていると、総統に話しかけられた。

総統「おい!お前、どう言うことだ、わ、我々が負けているでわないか!あんなポッと出の国に!そうだ、、責任を持ってこの爆弾を体に巻き付けて敵地につっこんでこい!いいな!」

「はぁ!、、、」

そんなの死んでまうやんか!

あぁ、でもこの国以外に俺の生きていける国なんかないやん。みんな怖がってすぐに俺を追い出すに決まってる。ならいっそもう、死んでしまった方がいいんやないか?焦りと混乱でいつもなら思いつかないはずの馬鹿なことを思いつく。体は、ボロボロで疲れ切っているのに何故だか、頭ばかり回る。

そうだ、どうせ俺はみんなから嫌われてるんだから死んだって誰も悲しまない。

はぁはぁ緊張で息が上がる。震える手でしっかりと爆弾を掴んだ。走る、走るなるべく顔を見られないように、早く、速くスコップをもった、赤いニット帽を、被った男の前に出る。死んでしまうのだと言う事実に手が震える。何か男が言っているようだが耳に入らない。

「みんな、吹き飛んじまえばええんや!」

怒り、悲しみ、恐怖、色々な感情を乗せた声で叫んでから震える手に力を込めて爆発のスイッチを押す。

ドッカーン

いつも着ている黒いパーカーの中から音が響いた後に鋭い痛みが腹を突いた。砂が舞い、血が少し視界に見える中で赤いニット帽の男は、真っ直ぐにたっていた。

あぁ、殺せなかった。

そんな、馬鹿みたいな感想が頭をよぎる。痛い痛い、肉が焦げる匂いと共に色々な感情が全てを埋め尽くす。あぁ、死ぬんやな。そう思った。もう、目も開けていられない。重さに耐えきれずに瞼を閉じた。




夢を見ているようだった。

俺の昔の夢。

俺は、スラムで生まれた。親の顔なんて知らんかった。暴力なんて当たり前。生きるために人から盗みを働くのも当たり前にやった。毎日がつらくて、辛くて仕方がなかったんや。でも、そんな俺にも希望があったんや。女の子、俺よりも小さくて、可愛くて弱い女の子。妹やない血のつながりどころかその子の名前も知らんかった。でも、気持ち悪い!不気味だ!って言われとった俺の目を見て

少女「あなたの目!ペリドットみたい!宝石のように綺麗ね。」

笑顔でそう答えた。嬉しかった。本当の妹ができたみたいで、その子も俺のことをお兄ちゃんって呼んどったし。本当の家族ができたみたいで救われた。でも、その女の子は殺された。食べ物を取ろうとして店の人に見つかってなぶり殺されたらしい。涙が出てきた。妹が死んだんや、殺されたんや!そう言って警察に訴えたのに殴られて話も聞いてくれへんかった。殺さなきゃ俺が殺されてまう、そう思ってナイフを手に取った。それからは一瞬で、警官は血だらけで死んでた。

なんだか楽しくて嬉しくて、笑った。

笑ってるのに涙も一緒に出てきた。

それからは、生きるために人を殺した。そうしていたらみんな俺を怖がって避けるようになって来て。いつのまにか1人だった。ただ、あの国だけは、俺を追い出さなかった。でもそれは俺を利用するためだった。

あぁ、まだやりたいことたくさんあったんやけどな。

なんだか視界が明るくなって来た。天国にでもついたんやろうか?




視界が開けた。そこは、天国なんかやなくて白い天井のどこかの軍の医務室のようだった。訳がわからなくて、体を起こすと鋭い痛みが体を貫いた。痛みに悶いていると、神、と言う雑面をつけた淡い水色の着物を着た大柄の男が喋りかけてきた。なぜ生きているのか混乱して半分以上聞き取れなかったが、どうやら爆弾の半分が不発で運良く一命を取り留めたらしい。さらに混乱していると、金髪赤目の威圧のある雰囲気の男、グルッペンと言う男が現れ話しかけて来た。

グルッペン「やっと起きたか、味方最大の脅威私は、我々だ国、この国の総統をやっているものだ。お前を助けたのは、お前をこの国の幹部に加えたいと思ってからだ。」

「そんなこと言って!お前もあいつらみたいに俺を利用したいだけやろ!俺は、もう二度と殺人兵器になって利用されたないんや!」

グルッペン「殺人兵器?そんなものにお前を使う訳がないだろう!確かに、お前の戦闘センスはシャオロンも驚いていたが。いいか、俺はお前を・仲間・としてこの国に必要だと言ったのだそれは、嘘でも偽りでもない。」

真っ直ぐな目に、嘘などではないと無理矢理にでも思わされた。唖然としていると

グルッペン「我々は、世界の主役だ。では、時に世界の主役とはどんなものだ?世界征服をする?世界最大の力を手にする?否、否、否だ!主役とは、好きな事を好きなだけやるものだ!邪魔をするやつなどで蹴散らしてしまえ!、、この世界の主役は、我々だ!いいか、ゾムもしもお前にまだ好きな事が残っているのならば俺の手を取れ!」

涙が出てきた。ポロポロ、ポロポロと情けないくらいに。

ええの?好きなことやって?

ええの?みんなの近くにおっても?

ずっと、ずっと一人で食べとったご飯も人と食べたりしてもええの?

一人で、おらんくてもええの?

視界が涙で歪んで前が見えない。でも、しっかりと確実に、俺はグルッペンの手を握った。

グルッペン「よし!それでは、これは、お前の幹部就任祝いだゾ!受け取れ。」

そう言って渡されたのは、緑色で、可愛いらしい顔のついたパーカーだった。これは、クリーパーと言うらしい。嬉しくて、嬉しくて力いっぱいパーカーを抱きしめた。



(おまけ 石言葉)

ペリドット、、、、幸せ

最後まで見ていただきありがとうございました!よかったらコメントしていってください。

この作品はいかがでしたか?

330

コメント

13

ユーザー

あっれぇ?ここに神がいるぅ!

ユーザー

最高

ユーザー

え、なんか…目から滝が……

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚