この作品はいかがでしたか?
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こんにちは、あるいはこんばんは。御伽です
続き書きます!
Xの方で公式から出された正月の文ストのイラストがめっちゃ神ってました!✨
ぜひ見てみてください!
てことで書くんですけど、まじで今回から病ませます
どぞ!!
「」中也
『』太宰
【】その他
()心の中の言葉
時は遡り、7年前_
炎天下の夏頃、太宰と中也は人気がない路地裏を歩いていた。
「おい、太宰。どこに行くんだよ」
『は?森さんから聞いてないの?』
「さっき緊急の任務が入ったんだよ、仕方ねぇだろ」
二人は今日も間をとって移動する。互いに知人だと思われたくないのだろう
『敵組織同士の乱闘が発生してるらしい、だから、その様子見だよ。』
「チッ、そんなに重要じゃないのかよ」
『僕だって行きたくなかったよ、しかも君となんてなおさら最悪だ。』
「あ’’あ?うるっせぇよ」
歩くだけで周りに音が響く路地裏は、薄気味悪く何かが出そうな雰囲気だが、二人はそれもお構いなしで罵り合う。
「そもそも、様子見って、何で俺らなんだよ。」
『僕に聞かれても困るんだけど?』
「大体、争い合ってる組織も、今すぐ排除しなきゃいけないって訳じゃないだろ?」
『…でも、分からないよ。』
「何がだよ。」
『両組織の勢力や特徴に関する情報なんて知らないし、かなり大きい乱闘かもしれないじゃないか。』
太宰は意味深長に言った。
「んだよ、それ。」
(こいつ…今日はいつもと違って真面目じゃねぇか…)
『やっと着いた…』
二人は例の乱闘が起こっている場所についた。
「…まじか」
戦場はまるで地獄絵図だった。あちこちから銃声が飛び交い、見渡す限りに血が流れ、地面は赤く染まっていた。
『嫌な予想が当たったようだ。』
「おいおい、零細企業同士のちっちぇ争いかと思ったら…」
『これは、ポートマフィアにも支障が出そうだね。』
「俺らも乱闘に加わんのか?」
『そんなわけないでしょ、とりあえず、知れる限りの情報を会得しないと…』
その時
『!?』
「!」
二人はハンカチで口を塞がれた。
(まずい…眠く…な、…)
後に眠くなり、気を失った。
??【残念だな】
そう言い放ち、男は不気味に笑った。
「って…ここ、どこだよ!?!?」
俺は目を覚ました
俺たちが居たのは、刑務所のようだが、妙に広い場所だった。
「おい、太宰!」
俺の隣には太宰が居て、まだ寝ている状態だ
『なに…?あ、そっか僕たち…連れ去られたんだったね。』
この状況でも此奴は冷静だ。一体どういう神経してやがる
「どうすんだよ!」
『とりあえず、抜け出すしかないんじゃない?中也、あの檻を異能力で壊して』
「分かったよ」
重力操作_
「なっ…」
俺が異能で壊そうとしても、その檻はびくともしなかった。
「まじかよ」
『君の異能でも壊せないのか…はぁ、君を連れてきた意味がなくなるね』
「手前は一言余計なんだよ!」
俺はふと思ったことを太宰に話してみた
「おい、お前は連れ去られることを予め知ってたのか?」
『いや、予想外だったよ』
「そうか…」
相当頭のきれる太宰でも、予想できなかったのか…
俺たちを連れ去ったのは誰なんだ…?
その時、俺の隣で金属が外れるような音がした
『でも、手錠は外せたよ』
「おお!?まじか!俺のも頼む」
『めんどくさ…』
俺の手にはめられていた手錠も、乾いた金属音をたてて、外れた
「手先だけは器用だよな」
『はぁ?いちいちうっさいな、この蛞蝓』
「あーはいはい、さっさと行くぞ」
奥に行けば行くほど、部屋の不気味さは増していくばかりだ。おまけに、出口が全く見つからない
「まだ出口ねぇのかよ…、もう1時間くらい歩いてんぞ?」
『僕にも分かんないよ、』
その瞬間
【ここから逃れるなんて、不可能だよ】
「!!」
『…!』
後ろから男の声が聞こえた。
【少しの間、眠っててもらうよ】
「クッソ、催眠ガス…!?」
『また…はめられたね』
男はガスマスクを付けていて、俺らに催眠ガスをかけた。
「こうして目覚めんのは、二回目かよ…」
俺はさっきと同じような場所に居た。
だが、明確な違いが一つ
太宰が居ない。
「嘘だろ…!あいつ、どこいった…!?」
俺は眠らされる前までの記憶をたどった
「ずっと隣にいたし、直前でも一緒にいただろ?、じゃあ…」
「あいつか…」
ガスマスクをつけ、俺たちをかどわかしたクソ野郎
でも、何で俺たちを離れさせる必要があったんだ…?
【もう目覚めたんだね、中原中也くん】
あのクソ野郎の声
「手前…!」
「太宰はどこだ!」
【まぁまぁ、落ち着いて。】
この野郎、どこまでふざけるつもりなんだ
「落ち着ける訳ねぇだろ!!いいから答えろ!」
【…分かったよ、】
男は写真を見せた
「は…?」
写真に写っていたのは、手足が鎖につながれ、気絶している太宰の姿
「手前…太宰に何をしたんだッ!」
【中原中也くん、きみに選択肢を与えよう】
「選択肢…?」
男はまた写真を取り出した
「え…」
その写真には、倒れている俺の数人の部下が写っていた。
「これも…お前らの仕業なのかよ!?」
【ここで質問をする】
「いいから話を聞け…」
【太宰君か君の部下、どちらかを解放してやる。】
「…は?」
一瞬、耳を疑った
【どちらかを選べ】
「選ばれなかった方は…どうなるんだよ」
【そうだね…、一生我々の奴隷、ストレス発散器具になってもらおうかな】
その言葉で、俺にずしりと重みがかかった
「ふざけんなッ!!」
【いいのかい?俺は俺の都合でいつでもこいつらを殺せるんだよ?】
男の手には、スイッチが握られていた
「そういうことかよ…クソが…」
俺が少しでも不審な動きを見せたら、太宰も俺の部下も吹っ飛ばすってことだ
【さあ、君はどちらを選ぶんだい?】
「…」
「俺は…_」
2話目終了です!!
さて中也はどうするんでしょうねぇ
今回の話、妄想に妄想を重ねすぎましたねw
では、♡指定
今回は思い切って500にします!!
♡、フォロー、コメントお願いします!!
では次のお話で
ばいばい!!
コメント
2件
クオリティ高すぎてビビった、、、 次回も楽しみにしてます!