曖昧な関係とセンチメンタル
きっかけは些細な喧嘩だった。
お互いがお互い、今までの事をその場でどっさりと吐いてしまった。
きっと、
少しぐらい我慢しとけばこんなことにはならなかった。
もう1ヶ月経ったよ。
あなたへ
この関係
いつまで続けますか。もう耐えられません
あなたへ
曖昧すぎる関係
そろそろもう戻りたい。
〜
夜、騒がしく響く声。
もう感情は絶頂、よくよく考えればお互い悪くはない。ただ言い方が違うだけ。
第3部隊、昼から夜遅くまで討伐に追われていた。帰ったのは1時半ぐらいだろうか。
さすがに新人たちを前に出す訳には行かない。本獣討伐までまだ道を開かねば。
もう既に4時間も動きっぱなしだった。新人はバテ始め、小隊長も少し疲れてきてる。いくらなんでも長すぎる。、そう長くは持たない、
だったら自分が
動き始めてから戦況は一気に変わる。30分程で本獣討伐完了あとは予獣の処理のみ。
なんだかんだで誰も死なずに済んだ
が、
やはり近距離戦、ましてや1番動き討伐した。
そりゃあちらこちら怪我するよね。
そんなんで疲れて帰る。
帰るなり目を見開く恋人。
いつもとは違う。
フォルティチュードはそんなに高くなかった
ただ怪獣の数が多くて手間取った。
雑魚相手にここまでなるとは自分でも思ってなかった。きっと相手もそうなのだろう。だから本気で怒られた。
でも自分がこうでもしなかったら死人が出た。
「せやから、!!!僕が行かへんと死ぬやつが出たかもしれへんッ、!!!」
「だからってそんなにしなくてもッ!」
「分かっとらん鳴海さんはッ!!!」
「そもそも亜白隊長に繋ぐんが僕の役目、」
「体張って当然や、!」
「お前はすぐなんでも亜白だ!」
「は???なんやその言い方!!」
「ほら!!亜白に関してだとすぐそうなる!!」
「ボクの事なんてお前は何一つ考えてないんだ!!!」
「それはちゃう!!!」
「違くないだろ!!」
はー、なんでこうなったんだろう。
もう疲れたよ、。いつも通り1日が終わるはずだった。
恋人が帰るなり怪我だらけ、ずっと心配してたのに。
死ぬやつが出たかもしれない。亜白隊長に繋ぐのが役目。、なのに解釈が違う。
お互いストレスが爆発する
「っ、もう、ッ」
「はじめからお前なんて好きにならなきゃ良かったッ、!!!!!!」
1番言ってはいけない。
先に切り裂いたのは向こう。
それに乗った自分も馬鹿だった
「は、??、なに、……なんやそれ、…」
「僕かて、ッ、…もうええ、!!鳴海さんなんて嫌いや!!大っ嫌いッ」
「もうどうでもええ、……出てく」
「お前なんてもう見たくもない」
「っ、……」
〜
というのがあってから1ヶ月。
未だにお互い口はきいてない。メールだってお互いしてない。会っても何も無い。すれ違っても何も無い。もはや今付き合ってるのか付き合ってないのかなんて分からない。自然消滅したのか、。
随分と曖昧すぎる関係
あんなこと言われちゃもう無理だ。
初めの2週間は別にもうどうでもよかった。
だんだん週を重ねる毎に少しづつ寂しさが芽生える。
1ヶ月、一度も口をきいてない。
もう辛い。、こんな曖昧でよく分からない関係、いつまで続けるんだろう。
ねくすと70
またじかい!
コメント
5件
はいはいはいはいはい愛してます最高ですね😖🫶🏻🫶🏻🫶🏻 最近、序盤どろどろ鳴保から始まる分、最後のあまあま鳴保が心に刺さって…っていうめっちゃ贅沢な感情ジェットコースター味わってるので今作もどうなるのか楽しみです!🥹💖💖💖 大事だからこそ傷ついてほしくない鳴海さん…今まで誰かをここまで大切に思うことがなかったから、伝え方がわかんなかったんだろうなぁ……😢😢
🥺