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小柄で可愛くて、生意気なあの子が選んだのは──

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小柄で可愛くて、生意気なあの子が選んだのは──

1 - 小柄で可愛くて、可愛らしくて生意気なあの子が選んだのは──

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2024年04月04日

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❖白宝サンドですが、二人は協力していません

❖メインは玲潔です

❖凪が可哀想です

❖みんな割と純情です

❖結構長いです

以上がよろしければ閲覧よろしくお願いします。


─人生最初で最後の恋─ 凪side


俺はある日、ブルーロックに招集された。そこである小柄な可愛い男に初恋をしてしまった。

〰 潔世一 〰

❥レオが言ってた「日本の宝」と一緒に入ってきた。小さな体に大きな目、純粋そうな顔、その時、確実に潔世一に恋をしてしまった。

❥その時は、恋をした、一目惚れだ、そんなのに気づくことはなかった。気付けなかった。初恋だったんだもの。

❥その後すぐに入寮テストをした。潔のことは割と気にならずできた。帰りたい、ゲームしたいで頭がいっぱいだったからだ。結局、入寮テストでは生き残り、一次選考が始まった。

❥一次選考では、他のチームとの試合をした。その時に、ゴールボーナスにより、スマホの返却、安眠ベットが支給されることを知った。そのためだけにゴールを決めた。ゴールはレオからのパスでたくさん決められて、スマホもすぐ手元へ帰ってきた。

❥レオはよく、おかずトレード大会みたいなことをやってた。人心掌握帝王学とか言ってた気がした。俺は特に興味がなくて参加しなかったけど。その時ふとよぎった。あの顔が。なんだか胸騒ぎがした。俺はよくわからなくて放置した。

❥最終試合の前夜、食事中に面倒くさい奴が来た。チームƵの裏切り者だ。けどレオが俺はダセェやつが嫌いだ。とか言って追い出してくれた。けどその後大変な事が起きた。

「サッカー舐めんな!」

どうやら俺は鈍感だったらしい。当の本人を目の前にしてもなんだか胸騒ぎがするな、くらいしか思えなかった。ココロが加速していったのはその後だ。

❥チームƵとの試合が始まった。思っていたよりも潔は口が悪かった。

「うるせぇよ天才、今いいトコなんだよ」

少しだけ驚いた。それと同時にココロが少し惹かれた。

❥二次選考が始まった。そしてレオと最初に組んだ。レオに組みたいヤツがいると言い待ってもらった。その後すぐに来た。だが邪魔が入った。潔のすぐ後に蜂楽が来たのだ。二人が組むのは決定事項だったらしい。少しだけレオにわがままを言った。

「じゃあ俺がそっちに行く」

ただあの瞬間俺達の世界一の夢は一度終わったから、強いやつと来んで、組んでみたいやつと組んで、強くなろうとしただけだ。その時すれ違いが起きたことを俺は知らず。

❥恋を自覚できたのは、潔と相部屋になってからだ。相部屋と言っても、特になにか潔にしたわけではない。一次選考のときに知った口の悪さは相変わらずで、でも日常生活ではとても温厚で優しくて。そんな潔を間近で見て、[あぁ、好きだ]と思った。寝顔も可愛くてキスしたかった。

❥その後、無事試合に勝ち、馬狼がチームに来た。綺麗好きすぎてめんどくさかった。でも潔が仲介役になってくれて喧嘩にならず済んだ。そして風呂でレオと再開した。二次選考であったことを話そうとした。拒絶された。何故、と思うとレオは口を開いた。

「俺を選ばなかったお前を 俺はここで叩き潰す」

なんとなく感じた。俺とレオの関係はあまりうまく行っていないことを。二人で世界一って言ったのはレオなのに。けど試合には勝てて千切がチームに来た。千切はノリが良くて少し面白かった。けどその分怒られた。潔との仲も深まった。

❥その次、U-20サッカー日本代表と戦うメンバーを決めるために適性試験をした。あわよくば俺のところに来てくれないかなと思いつつも来てくれないことは内心わかっていた。でも試合に出れることを知って、一緒にサッカーできることを知って嬉しかった。

❥ブルーロックは潔のダイレクトシュートで無事試合に勝つことができた。その後俺は過ちを犯した。感情の昂りのせいか潔に告白をした。

「俺潔が好きだ。一目惚れした。初恋だ。付き合って。」

後悔しないとためには良かったんじゃないかと思いながらも告白したことに対して後悔を感じた。

「ごめん、凪。俺さ、好きな人がいるんだ。俺を好きになってくれてありがとな。振った相手にこんなお願いは難だけどさ、相談相手になってもらってもいいか?」

俺の心は砕け散った。当たって砕けろなんて。でも好きな子が笑ってくれれば嬉しい。なんてことは言えない。その笑顔が俺じゃない誰かに向けたものなら。でも悲しい顔は見たくない。失望もされたくはない。俺だけを見ていて欲しい。

「いいよ、潔。でも一つ俺からもお願いがある。」

「お願い?」

「うん、これからも俺の最高の友達でいてくれる?」

「そんなん全然いいぞ!あ、ちょっと用事あるから先に行ってるな!ありがとな!」ニパッ

「……」

ずるっ

「はーー、、、、っあー、好きだったんだなぁ…」

俺が潔を好きだったことを酷く痛感した。手に取れる可能性がゼロになったとき、失って初めて気づくもの。そしてあんな顔をされたら、あんな笑顔を向けられたら、もうだめだ。胸が、心臓が締め付けられる。視界が滲んで、感情が溢れてくる。思っていたよりも俺は潔に恋をしていた。

❥それ以降俺達は“友達以上、恋人未満”の関係になった。今でも潔のことは好きだ。でも相談してるときの潔の顔は嫌い。誰かもわからないヤツに恋をしている。恋してる顔だ。でも相変わらずで接してくれているので、そこら辺は潔のいいところでもある。こんないいところ知りたくなかった。

❥俺達は今オフでカフェというおしゃれなところで一番最初の相談をしている。その途中

「好きな人って、誰?」

ふと聞いてみた。最も重要なことを聞き忘れていた。好きなやつによっては何をしたらいいかなども変わるし、そいつを潰せる可能性も高まる。

「ぇ、と/////それって今じゃなきゃだめ…??」

こういうのがずるいところだ。わざとかはわからないが、上目遣いでこちらを見てくる。しかも頬を染めている。こんな恋してる顔が嫌いなんだ。

「うん、今じゃなきゃだめ。だって相手によってはどうアプローチするとかも変わるし。」

「そ、そっか…。/////え、と、、/////れ」

「あ、凪、と潔??」

「え!?な、なんで…///」

「凪に呼ばれたから来たんだけど…」

「うん、俺が呼んだ。俺恋愛経験ないし、レオに聞いたほうが早いと思ったから。」

❥完全に失敗した。『れ』から始まるのなんて1人しかいない。

〰 御影玲王 〰

これは完全にいい雰囲気になってしまうパターンだった。

「凪!?/////」

「…恋愛相談か?」

「あ、うん/////そうなんだけど…」

「好きなやつって」

「あ、レオ、俺ゲーセン行きたいからあとよろしく」

「は!??//////」

「なんだ、凪のヤツ結局めんどくさかっただけかよ…」

がちゃん カランカラン

❥これは人生最大の後悔になるかもしれない。邪魔したい気持ちと邪魔してはいけない気持ちが混ざり、変なタイミングで退室してしまった。

「好きな人のこと忘れられないなー…」

本当に最悪だ。その後結局二人はくっついてしまった。潔とレオからは感謝されてしまった。まじで泣きそー…。大人になった今でも引きずってるって、未練がましすぎるでしょ。─────俺ってめんどくさかったんだな。



─初体験の恋─ 玲王side


❥俺はある日ブルーロックに招集された。そこである生意気で可愛らしい男に恋をした。

〰 潔世一 〰

❥名前は聞いたことがあった。サッカーについて勉強をしている際、主に中学時代活躍していた選手。でも顔は見たことがない。

❥凪を連れてブルーロックに行った。「日本の宝」を見つけ、凪に言う。だが凪は隣の潔に夢中になっていた。そこで何となく悟った。凪は恋をした。俺も少し目を惹かれた。だが恋とまでは至らなかった。

❥入寮テストが始まった。改めて実感した。ここはサッカー施設なんだと。サッカーに関与するものしかない。凪はさっきのことがなかったようにプレイしていた。少し安心した。俺と凪は無事クリアできた。

❥その後すぐ一次選考が始まった。ブルーロックの布団が死体を置く布団のようだったのでバンバンゴールを決めて、決めさせた。俺の人心掌握帝王学チームは一丸となった。だが少し凪の様子がおかしいことがあった。胸を叩いてみたり、ぼーっとしていたり。きっと凪自身は気づいていないんだと思った。

❥最終試合の前夜、チームƵの裏切り者が押しかけてきた。面倒だったので適当にあしらった。その時、チームƵの先頭に立ち、ある男が言った。

「サッカー舐めんな!」

「チームZ 潔世一 お前らに勝つ人間だ!」

そう言い放った。正直ウザかった。そしてあぁこいつか、なんて思ったけどただ中学時代活躍した野郎がなんだと思い、思考を放棄した。こいつらのために割く時間なんて無駄だと思った。

❥試合が始まった。チームƵも結局他の奴らと同じだと思ってた。けどピンチは楽しむところなんて言って、ゴールを決めた。なんなんだこいつら。なんで諦めない。少し興味が湧いたが、それ以上に怒りがふつふつと増していった。チー厶Ƶは粘り強く喰らいついてきた。さらにはシュート妨害まで。もう負ける、俺達は。カウンターを狙うが、蜂楽のドリブル、パス、千切のトップスピード、潔のダイレクトシュート。試合は俺達が負け、初めての敗北を味わらせられた。それと同時に凪はサッカーへの興味を持った。嬉しかった。悔しかった。サッカーの楽しさを教えたのは俺ではなく、潔世一だったのだから。そこから俺はあいつを嫌った。

❥二次選考では凪と組むのは、マストだった。けどあいつの方に凪が自分の意志で行った。あいつらのチームと戦い、負けた。選ぶ側になれだと?それでも見届けなければいけなかった。あいつへの嫌悪はだんだんと増していくばかりだった。そして凪は二人で世界一の夢を忘れていた。絶対見返してやる。

❥U−20サッカー日本代表vsブルーロック。メンバーを決めるため、適性試験をした。チームを選ぶのに、俺は悩んだ。迷った。そしてモニタールームに行くと潔世一がいた。俺と同じように悩んでいる様子だった。俺はなんとなく思っていることを話した。なんだか話しやすかった。試合中とは大違いだった。同じように悩んでいても、あいつは自分のエゴに忠実で、なんだかかっこよくも思えた。

「俺は俺の選んだ道が間違いじゃなかったって証明してみせる!」

俺とは大違いで、人柄は良くて、よく笑うやつ。なんだか変な感情が湧いた。あいつにはよく驚かされた。そして俺は新たな武器を手に入れて、凪なしでも戦えるようになった。潔と蜂楽のように。結局ベンチには入ることができた。後半アディショナルタイム1分。ボールは相手が所持。しかも冴が。それに加え、守備人数も少なかった。そんな中潔世一は一人ゴール前に走っている。何かを見透かしているような、分かっているように。ひどく集中していてモニタールームのときの潔世一とは到底思えなかった。守備に回っていると凛が冴のボールを弾いた。ボールは愛空の上空を通過し、潔世一のもとへ。お得意のダイレクトシュートで試合は終了。ブルーロックは無事勝つことができた。この時点で俺はもうあいつがすごいやつだと認めていたかもしれない。そして好きになっていたかもしれない。

❥U−20戦が終わり、2週間のオフが設けられた。雪宮や蟻生、烏などの面々が集まり、株や経済についての話をした。そこで偶然潔たちと会った。不意にも私服が可愛いと思ってしまった。相変わらず頭の双葉は健在だった。ある日凪にカフェに呼び出された。珍しいなとも思いながらそこへ向かう。そこには潔がいた。なんでだ。凪だけじゃなかったのか?

「あ、凪、と潔??」

「え!?な、なんで…///」

「凪に呼ばれたから来たんだけど…」

「うん、俺が呼んだ。俺恋愛経験ないし、レオに聞いたほうが早いと思ったから。」

「凪!?//////」

「…恋愛相談か?」

「あ、うん/////そうなんだけど…」

「好きなやつって」

「あ、レオ、俺ゲーセン行きたいからあとよろしく」

「は!??//////」

「なんだ、凪のヤツ結局めんどくさかっただけかよ…」

がちゃん カランカラン

「あー、で好きなやつって誰なんだ?」

❥内心俺であってほしいとか思ってしまった。

「す、好きな人は…/////え、っと……////////」

「じれってぇよ、じゃあ特徴だけでも挙げてくれればいいから」

少し意地悪な口調になってしまった。

「えっと…あいつは、背が高くて、イケメンで、サッカー上手で、勉強もできて、気遣いができるし、ノリもいいし、コミュ力あるし、将来性もあって、高身長で、声も良くて、いつも冷静で、器用で、自信家で、努力もしてて、秀才で、優しくて、センスも良くて、身体能力が高くてでもちょっと飽き性で。ちなみにサッカーが上手いっていうのはな、すべてのスキルにおいて」

「もういいもういい」

「あ、ご、ごめん/////」

どんだけそいつのこと好きなんだ。そいつに意識を向かせるくらいなら俺のことを見てくれ。なんて潔が好きなやつに嫉妬をした。それと同時になんとなく俺じゃないと思った。俺の最大の特徴である❲御曹司❳が出てきていない。

「えー、で、、そいつは男か?」

「うん/////」

「じゃあ、意識高い系か?」

「うん、正確に言うと高い系じゃなくて高いって断言してたな、確か。」

「そうか、じゃあそいつの実家は…金持ちか?」

「ま、まぁ…」

「髪色は…紫色か」

「う、うん////」

ここまでくれば確定だ。

「そいつは、御影玲王か?」

「っう、うん!/////」

「そうか…」

思い切って聞いて良かった。凪は上手くやってくれたのだろうか。でもそれにしては複雑そうだった。

─────やはり潔世一が好きだったのか

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