テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
幸せな、時間だった。
俺がだいぶ足引っ張っちゃったけど
久しぶりに元貴とゆっくり向き合って、最後までした。
ずっと続けばいいのに、そう思うけど
これから先、色んなことを元貴としたい。そんな思いもあった。
覚えてないけど昨日はすごくすごく、幸せな夢を見た気がする。
腰も元貴がかなり気を遣ってくれたおかげであまり痛みもない。
最後まで本当に優しい。
元貴より先に起きて、あまり使われていないであろうキッチンを借りる。
この先、俺が食事をサポートしないとな。
じゃなきゃ絶対適当に済ますし。
野菜も食べてくれないと。
とりあえず適当に済ますように買ったであろう食パンと卵があったからパンを焼いてスクランブルエッグでも作ろうか。
新婚生活みたい。そんなことを考えながら朝食を作った。
「涼ちゃん……?涼ちゃんっ??」
元貴が起きたらしい。
寝起きで俺が居なくなったから探してるの?
本当に可愛い。
俺は急いで寝室へ行った。
「元貴、おはよう。」
俺の姿を見て、は……となんとも間抜けな声と顔をしている。
可愛い、としか言葉が出てこない。
「おはよ……涼ちゃん。んんーー」
抱きしめられ頭をグリグリされる。
どこ行ってたの、とでも言いたそう。
「あれ?パンのいい匂いする。」
ちょうど今朝食作ってたからね。
「パンと卵貰っちゃった。一緒に食べよ。で、一緒に仕事行こ。」
元貴にそう言うと、更に抱きしめられた。
「んふ、涼ちゃん奥さん、だね。ありがと。」
俺と同じこと思ってる。
「ね、さっき俺も新婚生活みたいって思ってた。」
元貴を抱き締め返して言う。
「できた奥さんだぁ……あっ涼ちゃん。体調は?」
元貴が腰をぎゅってして思い出したのか俺に聞く。
「大丈夫だよ元貴のおかげで。」
ちょっと腰とかお腹に違和感があるくらい。
でも元貴に愛されていた証拠でもある。
「そっか。良かった。」
元貴はほっとしたように俺を撫でた。
無理をさせちゃった、絶対そう思ってる。
してないよ。これっぽっちも。
世界一優しい貴方のおかげで。
「ね、涼ちゃん。落ち着いたら、一緒に住もう?ここじゃなくてもいいから。 」
そうか。そうすれば仕事は違くてもほぼ毎日一緒か。
嬉しい。ずっと元貴と一緒がいい。
「うん。住みたい。」
笑顔で元貴に答えた。
思わず笑みが溢れてしまう。
「可愛い。これから、ずーっと一緒だよ。涼ちゃん。よろしくね。」
元貴に頭を撫でなれながら言われる。
なんて幸せなんだろうか。
俺は元貴に溢れ出てしまう笑みと共に答えた。
「こちらこそ。よろしくね。元貴!」
𝒻ᵢₙ