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「……もう、終わりだ。」
俺は、机に突っ伏したまま、声にならない声を漏らす。
麒麟の影は、部屋の隅に薄く伸び、今日も彼の意志を踏みにじった。
逃げ場は、どこにもないーーそう思った瞬間、肩に触れる重みがあった
「ふざけんなよ」
青龍の声。冷たく、しかし確かな温度。
「俺たちが、放っておくと思ったか?」
次々とみんなの視線が集まる。白虎は、眉をひそめ、玄武は、静かに頷いた。
その瞬間、俺の胸に、ほんの小さな光が差し込む。
「俺……、逃げてもいいのか?」