テラーノベル
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⚠ 注 意 事 項 ⚠
/このお話は御本人様に関係ないです。
/nmmn注意
/knkzです。地雷の方、夢主の方はお戻りください。
/ファンの方々、御本人様には迷惑のないようお願いいたします。
/アンチコメ、迷惑コメントなどは一切受け付けておりません。
/knさん刺されます。不穏です。(kzhさんが刺しません)
/文字数少ないかも
これを承知の上どうぞ。
「支度できた?あ、首輪はちゃんと外してね」
「あ、う、ん!今行くー」
俺の活動休止期間が終わり、本社へ行く途中まで叶と行く
「あー幸せ。朝から一緒の電車乗って行けるとか……」
「ふふふ、俺も幸せ。」
玄関でキスをし、足並み揃えてドアを開けた。-次はー◯◯ー◯◯ー、お出口は右側です-
「叶は今日は違うとこの仕事か?」
「うん。葛葉も撮影頑張れ」
周囲を確認しそっと手を降って、電車から降りて改札を抜ける。本社に入ると、ふわっちがにこにこ笑顔で手を振ってくる
【葛葉ー!!!おはよー!!!!そして久し振りぃー!!】
「朝から元気ですねぇ、不破湊くん。声のボリューム下げてくれません?」
【えー、元気って言われて嬉しいわ。久し振り】
【そして久し振りー!】
「何御前久し振りしか言えねぇのかよ」
撮影が始まるまでスマホを弄る。
【そーいやこの前おすすめしてたゲーム、配信外でプレイしたけどめっちゃ面白かったわ】
「だろ」
【けど葛葉のレベルには追いつけねぇよ俺…】
「いやいやいや、、ふわっちならいけるっしょ。」
【そんな期待されても何も出てこんって】
「出てこなくても出ても何でも良いんだけどな」
そんな会話をしているうちに撮影が始まる合図が出される。一斉に周りが静かになり、カメラが一斉にこっちを向く。
「さて、今日も頑張りますかねぇ、」
「ただいまー……まだ帰ってないのか」
玄関に叶の靴がないことに気づく。時刻は夕方。住宅街に高確率でカレーの香りが漂い始める頃だ。その時、玄関が開いて叶が入ってきた。
「ただい…なんだ、今帰ってきたとこ?」
「あ、叶。おかえり」
「ただいま」
朝のように玄関先でキスをし、家に上がった。リビングで部屋着に着替えていると、突然叶に乳首を摘ままれた。
「ひぁッ、?!//♡」
「お、可愛い声。ここまだ開発してなかったけど、素質は十分にあるね」
くりくりと捏ねくり回したり、弾いたりして弄られる。
「んっ、♡ふぁッ、//も、♡やめ…っ//」
「声出ちゃうくらい気持ちい?」
叶に服を捲られ胸を曝け出すような格好にされる。なんて恥ずかしい格好なんだろうか。
「んっ……」ぺろっ
「う”ぁッッ♡♡!?///」
「んふふ、かぁいい、、」
「んっ、♡か、なぁえッッ、///」
結局満足するまで弄られ、叶はルンルンとした顔で夕飯を作り、俺は出来上がるまでぐったりと倒れていた。
「あ…牛乳そういえば切らしてたんだ……ごめん葛葉。牛乳買ってくるからお留守番してて」
「……ん、//」
玄関でお見送りし、ソファーに寝転ぶ。テレビではバラエティー番組をやっている。適当にチャンネルを変えていると、気になるニュースを見つけた。
『速報です。つい先程、◯◯県◯◯市の住宅街で殺人事件が起こりました。未だ犯人は逃走中の模様です。犯人と被害者の関係は全くの赤の他人で、通り魔事件とみて捜査を進めています。付近にお住まいの皆様は、なるべく外に出ず、不審な男を発見した場合は通報をお願い致します。次のニュースです。—-』
「直ぐ近くじゃん…叶大丈夫かな」
チャンネルを回したが、結局元のバラエティー番組に戻るのであった。叶が買い出しに出てから一時間以上経っている。
「遅いし…」
さっきから悪寒が走っている。嫌な予感がするのだ。そのとき、固定電話が鳴った。
「……はい」
『こんばんは。◯◯警察の者ですが』
「……」
『叶さんのご家族の方であっていますか?』
「……そうです」
『我々も無念ながら、叶さんは今日起こった通り魔事件の犯人と同様の人物に刺されたようでして、大学病院に救急車で運ばせていただきました。こんな時間に申し訳ないのですが、お荷物を病院に運んでいただけませんか?迎えの車は寄越しますので』
「……わか……り…ました…」
『お忙しい中申し訳ありません。20時に迎えを行かせますのでお支度お願い致します。では失礼します』
最悪だ。今にも泣き崩れたい筈なのに涙は出ない。きっと感情を越えてしまった。放心状態のまま叶の部屋へ行き、ボストンバックに荷物を詰めた。
一時間半後、普通の軽自動車で警察が迎えにきた。
「荷物持ちますよ」
「……ありがとうございます」
「見た感じ大学生っぽいけど…いくつ?」
「…成人してます」
「へぇ~そうなんだ。なんか意外。若く見えるね」
きっと話を逸らして明るくしてくれているんだろうけど、今の俺には何も効かなかった。病院に着き、部屋を案内してもらう。
扉の横には『叶 様』と書かれていた。
「……」
ノックをするが、返事はない。ドアを開けて入ると、点滴や酸素マスクなどを付けられた叶が眠っていた。その姿を見たとき、やっと叶の身に起きたことを理解し、涙が溢れた。
俺が代わりに買いに行っていれば、俺が早くあのニュースを見て叶に知らせていれば、あの時叶に付いていけば。
叶はこんなことにならなかったかもしれないのに。でも、今さら後悔しても遅い。ベットの近くまで寄り、近くの椅子に座る。
「……か、なえッ……っ…」
警察の人は、俺のことを想って外に出ていてくれた。叶の手に自分の指を絡め、目を固く瞑った恋人の回復を、一分一秒でも早くと願った。
次の日、配信終わりに病院へ行くと、叶はもう目覚めていると言われた。部屋へ行き、ノックをする。
「はい」
一晩振りに聞いた愛しい人の声。ドアを開け、室内に入ると、本を読んでいた叶は優しく微笑んだ。
「葛葉。おいで。」
本を机に置き、手を広げてベットの上で待っている。涙を溢しながらゆっくりと足を進めて叶にそっと抱きついた。
「か、なえ、ッん……ひっく、っ…」
「一人にさせてごめんね」
(kn 視点)
頭を優しく撫でられ、泣き疲れと心地よさで眠ってしまった葛葉を病室のベットの上に寝かせ、僕は起き上がって葛葉の頭を撫で続けた。暫くしてノック音が聞こえた。
「はい」
「警察の者です。昨晩の事件について話を聞きたいのですが……」
「静かにお願いしますね」
なんせ葛葉が寝ているのだ。目の下に隈が出来ていたからきっと昨日は寝れてないんだろう。
「わかりました。早速なのですが—–」
2時間に渡り質問をされ、順番に答えていくと、
「ありがとうございました」
と言って帰っていった。交代するように看護師が入ってきて、葛葉を見て頬を膨らませた。
「叶さん、ダメですよ?傷口もまだ閉じてないんですから」
「しーっ、今日だけ。お願い。昨日寝れてないみたいだから」
「仕方ないですね…はい、夕食です」
「ありがとうございます」
夕食を受け取り、食べていると葛葉が目を覚ました。寝はじめて3時間ほどだ。もぞもぞと近づいてくると、腰に抱きついた。
「眠れた?」
まだ眠そうにこくりと頷き、次第に目が覚めてきたのか、勢いよく体を起こした。
「あ、ご、ごめッ、傷痛いのにベット取って…っ」
顔を真っ青にして慌ててベットから降りると、慌てて謝る葛葉
「いいよいいよ。昨日寝てないでしょ。目の下に隈できてる」
すると恥ずかしそうに下を向いた。
「じゃあ…そろそろ俺もお腹すいてきたから帰る。明日昼まで撮影だから、帰りにここ来る」
「ありがとう。撮影頑張ってね」
笑顔で手を振ると、ちょっぴり恥ずかしそうに小さくヒラヒラと手を振って病室を出ていった。
「ゲホッ!ゲホッ!……ぜぇ…はぁ……」
口元で押さえていた手を見ると、血が付いている。
「あちゃー…これはそう簡単に退院できなさそう笑」
少し朦朧とする意識の中、ナースコールを押して看護師を呼んだ。
(kz 視点)
帰宅後、そういえば丸1日何も食べていなかったと思い出した。キッチンは叶が作りかけていた具材がそのままになっている。
「食欲沸かないし…食べなくていいよな」
まだ食べられるものはしまい、もうダメになったものは捨てた。リビングの机の上に資料を広げ、風呂に入るときまでシャーペンを動かし続けた。
「んん”……」
手を大きく回して体を伸ばす。時計を見ると、21時を回っていた。
「風呂…」
資料などを片付け、風呂に入るためのセットを持って風呂場へ向かった。
服を脱ぎ、洗濯物を回して浴室へ入る。
(ずっと気分下がりっぱなし。)
シャワーを浴びながらため息をついた。もちさんとかふわっちにもずっと放心状態だったと言われ、迷惑をかけてしまった。
(刺し傷って何週間くらいで退院できるのかな…)
風呂から上がったら調べてみようと考えた。
翌日。社会人や学生が乗る満員電車で揺られながら、本社へ向かう。
“次はー◯◯ー、◯◯ー、お出口は左側です”
大きな駅で大体の人が降りていくが、また沢山の人が入ってきた。人混みに流され、反対側のドアに押し潰される。
(……もっと早く出ればよかった…)
だが今さら後悔しても遅い。体制を立て直し、電車に揺られていると、誰かにお尻を触られている気がした。
(え?)
ただバックが当たっているだけでも無さそうだ。明らかに撫で回すように触られている。
(気持ち悪…俺を痴漢するとか叶並みの変態も居たもんだよまったく…)
まぁ叶に触られるのは良いのだが。そんなことを思っていると、服の中に手が入ってきた。
(はぁっ?!流石に無理っ)
乳首を触られ、全身に悪寒が走って鳥肌が立った。
“次はー◯◯ー、◯◯ー、お出口は右側です”
自分のいるドアが開き、なんとか途中の駅で降り、それ以上進むのを防いだ。
小走りで改札へ向かい、少し走ったところで息を整えた。
「気持ち悪……なんで朝からこんなことされなきゃいけないんだよ…」
悔しくて涙が滲んだ。袖で拭いながらバス停へ向かい、バスに乗って少し遅れで撮影に参加した。
【遅かったやん。どったん】
自動販売機でジュースなどを買っていたふわっちに小さい声で聞かれる。
「電車で…痴漢に会った……」
【えっ!】
ふわっちの声がデカイせいで目線が集まる。
「おいバカ御前ッ、」
【ごーめんっ!!】
【まぁホンマに心配やわ。明日から一緒に電車乗ってええ?迎えいくから】
「…ありがと」
頼もしい友を持ったものだ。
その日はずっと触られた感覚が取れず、自販機の飲み物、ご飯が喉を通らなかった。
next→♡600〜
コメント
7件
最&高です!!追います🥹💞
葛葉が泣いてるとこイラストでみてぇ〜
ちゅき。…💕