テラーノベル
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株でFIREして早一月が経とうとしていた頃だった。
いつもの公園に行ってみると群れのゆっくりたちが住んでいた。
公園の倉庫の裏に段ボールで家もどきを作り、餌を溜め込む貯蔵庫や共同トイレ的なものを作っていた。
成ゆと子ゆ合わせて30匹ほどだろうか、ぱちゅりーがドスとして群れを率いていた。
確かにこの公園はゆっくりにとってのユートピアだろう。公園内に池があるから水には困らないし、近くには畑などがあり野菜が取れる。何よりこの地域は老人が多く、ゆっくりを虐待するような人間は全くいない。だから公園も人がいることは滅多にない。野菜も無限に奪えるし、水はあるし、倉庫と段ボールで外敵から隠れられる。だから昔は、ゆっくりの中でもこの公園は激戦区の一つだった。クズがクズを殺し、常に同じゆっくりがいることがなく、絶えず入れ替わり、殺し合いをしていた。それをこのゆっくりたちはどういう手段か知らないが手にいれ悠々自適な生活でゆっくりしているようだ。
少し面白いことを考えた。
数日後
やはりいた。2匹の子ゆっくりだ。魔理沙と霊夢が1匹ずつ。
作戦開始だ。
「ゆ?、人間しゃんだーー!?」
『ゆ!、ほんとなのぜ!?、滅多に人が来ないってドスは言ってたのに!』
いい反応だ、さらに怖がらせよう。
[がおー]
「『むきゃー!!』」
HAHAHA、馬鹿みたいに驚いてやがるwww
『霊夢、ここは魔理沙に任せるのぜ!』
『くらえ、魔理沙のぷくー!!』
計画通り、あとはこれに怖がって逃げるだけだ。
さっさと走って、また夜に動こう。
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『みるのぜ!、魔理沙のぷくーに恐れて逃げ帰ったのぜ!』
「すごいよ!、魔理沙は最強だね!!」
『早速みんなに自慢するのぜ!』
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『…そうして魔理沙のぷくーで人間さんをボコボコにしたのぜ!』
するとドスであるぱちゅりーの顔はどんどん青ざめていって
「今すぐみんなを集めてちょうだい!!」
『ゆ?なんでなのぜ?魔理沙何か間違えたのぜ?』
「なんてことしてくれてるの!人間さんがそんなのにビビるはずがないじゃない!絶対復讐されるわ!とにかくみんなでなんとかしなくちゃ!」
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「みんな集まったわね。今日は大切な話があるわ。」
次第にざわざわし始めた。
「知ってる人もいるかもしれないけどここにいる魔理沙が人間さんに喧嘩を売ってしまったの」
一斉に悲鳴に近い声が聞こえる。
「親ゆっくりのみんなは元飼いゆっくりが多いからわかるはずだけど、私たちがどんな手段を使っても人間さんには勝てないわ。なんとかして謝って許してもらいましょう。」
すると色々な意見が飛びかってくる。
「みんなで力を合わせれば人間なんてイチコロだよ!」
『とにかくみんなで土下座するしかないわね・・・』
元飼いゆっくりはなんとかして謝って穏便に済ませたいのに対し、子ゆっくりや野良ゆっくりは断固として戦うつもりらしい。
ドスは嘆いた。
『これじゃあみんな殺されちゃうわ』
その時だった。
朝のおにいさんが現れた。
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「よお」
なるほど、みんなで謝るかそれとも戦うか議論していたようだ。
一目見た時、ダンボールや家の建て方、群れの率い方から明らかに純度100%のゆっくりではないと思ったからだ。だから今実験している。
『くらえ!まりsy』
ぷくーするより先に踏み潰した。一撃だった。
全員が青ざめ、泣き叫び出した。
選別を始める。
まず逃げるゆっくり、これは全員潰した。
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次に泣き叫ぶ、あるいは立ち向かってきたゆっくりも潰した。
その他なんらかの行動や子供を逃がそうとしたゆっくり全てを殺した。
さて残したゆっくりだが、こいつらがとったアクションは
『本当にごべんなさいぃぃぃ!、全部謝りますからぁぁぁ!』
泣いて土下座して謝ったゆっくりだ。
ドスであるぱちゅりーや補佐をしていた魔理沙など推定飼いゆっくりたちは即座に謝った。
推しはかるに人間との戦力差についてしっかりと理解しているのだろう。
30匹いて残ったのは10匹のみだ。
成ゆが6匹、子ゆが4匹。
まだ終わりじゃない、実験は続いている。
「ほう、歯向かってこないのか?」
『無理ですぅぅぅ〜人間様には絶対かないませんんんんんんん!』
やはり賢い、さらに面白くしよう。
「じゃあこうしよう、協定をむすぶんだ。なんとなくはわかるだろう?」
『はい・・、一応ですがゆっくり理解してます』
協定というのは群れと群れや群れと人間が結ぶ約束事だ。
これをすることでさらに面白くなる。
協定の概要はこんな感じ
・ゆっくりは日中、食料や水を取りに行く際のみ外出可。(ただしお兄さん同伴)
・群れへ攻撃するものはお兄さんが片付ける。例 れいぱー、れみりゃ、ゲスゆっくりなど
こんなもんだ。これが後々効いてくる。
「じゃあ、協定記念で」
そういうと俺は大量のあまあまをあげた。
この人数なら1ヶ月は持つ量だ。
『命だけでなく、協定にあまあままで・・・、本当にありがとうございます』
「気にすんな、その代わり協定は守れよ」
『ゆっくり理解させていただきました』
礼儀正しいやつだ。
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それから奴らは忠実に協定に従った。
俺と一緒に餌を取り、ゲスが奪おうしたら俺が殺す。
あまあまや手に入る餌の量が相当増えたらしい。
毎日泣いて感謝された。
そして決行の日が来た。
俺は飼っているれみりゃ数匹を公園に放した。
ものの見事に彼らは食われた。
今までは自分で体を使って狩りをしたり、ゲスを追い返していたが俺が全部それを担っていたから訛っていたのだろう。
なお、れみりゃにつけていたカメラでは最後まで俺に助けを求めていた。
まあ久々飼いゆっくりに近い生活ができただけ満足だろう。
ちなみにれみりゃ曰く、幸せだったからか餡子はものすごく甘かったらしい。
コメント
1件
このお話、すごく背筋が冷えました……。最初はただのゆっくり観察かと思いきや、主人公の人間が「実験」として群れを弄ぶのが怖い。協定を結んで餌を与え、戦う力を奪ってから獲物を放つ——その計画的で冷淡な手口に、妙なリアリティがありました。最後の「れみりゃ曰く幸せだったから餡子は甘かった」の一文が不気味で、余韻が強いです。続きが気になりますね。