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こんばんは〜🌙
あいたぴ苺部!です。
更新したばかりなんですけど、まぁ、続きが気になる方も居ると思ったので、即更新します。
では、本編どうぞ!
(ほとんど過去編です。)
その時は、本当に引っ越しが嫌で、嫌で、仕方がなかった。
回想
「はぁ〜っ」
私は玄関に積み上げられた段ボールを見て、ため息を吐く。
どうしても納得がいかないんだもの。
私に引っ越しのこと告げられたのは、ちょうどゴールデンウィークが終わった週末だった。
「夕陽ケ丘市のニュータウンに良い物件が見つかったのよ」
「良い土地なんだぞ〜」
そんなふうに言い合うお母さんとお父さんは今にも小躍りをしそうだった。
「莉乃、この引っ越しは茉莉のためだけじゃないんだぞ〜、家族みんなのためなんだ」
「そうなのよ〜」
茉莉とは、私のお姉ちゃんのことだ。お姉ちゃんは、名門夕陽ケ丘学園に難なく合格した、すごく賢い人なんだ、でも運動は全然だけどね…。私とは似てなさすぎるんだよ。私は勉強も運動も普通。
あっ…そうだ。引っ越し反対のストライキをしてやろう。
そしたら流石に私の気持ちに気づくでしょ。
こうして私は、お気に入りの本と水が入ったペットボトルを持ってトイレに立てこもったのだ。
「ペラッ…ペラッ…」
私は本を読みふけっていた。
何度読んでも、面白くて、ついストライキを起こしているのを忘れそうになった。
「莉乃〜?トイレなの?もうすぐ夕飯できちゃうから、リビングに来てね〜」
いつもと変わらないお母さんの声。あんまりではないかい?
まぁ、私はろくな返事もせずにすぐに本に目を戻した。
そして、しばらくすると
「莉乃、トイレ長すぎ。さっさと出てきて」
お姉ちゃんだ。
「無理」
そう言って、本を読み始めた。
「お母さんーっ!」
しめしめ、そうこなくっちゃ。
やっと私の作戦が実行されるのだ。
「莉乃、お腹でも痛いのか?」
お父さんまで来ちゃった。
まぁ、それも好都合なんだけど。
「お腹なんて痛くないよ!」
私はそう言ってやった。
そうだ。痛いのはお腹なんじゃない、引っ越しが嫌な私の心だ。
そうすると2つの足音が聞こえてきた。
「はぁ…わかった、莉乃。あんたは引っ越しが嫌なんでしょ?だからこんなことをしてるんでしょう」
「あ~っなるほど」
「じゃあ、引っ越し反対のストライキってことね」
ふんっ、やっと気づいたか。
「もう、なんでも良いから早く出てきて。莉乃〜っ!」
「莉乃!」
「莉乃っ!」
三人がトイレのドアをドンドン叩く。そんなに叩いて壊れても知らないからね。このマンションって賃貸なんだから。
その数分後…
ドアを叩く音が聞こえなくなった。
ん?どうしたんだろ?
私はドアの隙間から覗こうとしたけど、そんなもんじゃ何にも見えない。私は意を決して、鍵を開けて、ドアノブを回した瞬間…!
「はぁ…やっと出てきた」
急いでトイレに駆け込もうとする私を無理やり引っ張り出してお姉ちゃんが入っていった。
「莉乃」
「莉乃が引っ越しに乗り気じゃなかったのは知ってたが、ここまでだったとは…」
そして、しばらくするとお姉ちゃんがトイレから出てきた。
「リビングに行こう…?」
「それもそうね。行きましょう」
一生アナログ民
39
ᐕ)ノ
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「あぁ」
「んっ」
そうして私たちはリビングに行った。
「どうしたら、わかってくれる?」
私の口は勝手に開いた。
「…じゃあ、イヌ買って」
「へっ!?」
「イヌ!?」
ふーんだ。どうせダメって言われるんだから。
「いいさ、イヌ、飼えばいいさ」
「いいのっ!?」
今度は私が拍子抜けする番だった。
「あぁッ…可愛いイヌ飼おうな」
「うんっ!」
そうして私は渋々ながらも引っ越しの準備を進めていった。
・中略・
引っ越し当日の日は、8月の最初の土曜日。
だからか、日光がジリジリ照りつけていた。
そんななか、私たちは着々と荷物を運んでいった。
「ふぅっ…」
私の部屋は、前の部屋よりも大きくなった。
それに、イヌのことを考えると、不思議と手が捗った。
そして、引っ越し当日から2日後。
「ただいま〜」
お父さんが、広い大地を走っているイヌが印刷された箱を持って帰ってきた。
「うわぁッ…お父さん、それってイヌ?」
「あらあら、もう買ってきちゃって」
「ほんとほんと。まだ片付けもまだなのに」
「いいだろう?帰りがけにペットショップに下見に行ってきたら、ちょうどこのコがいたんだ。生後3カ月でもう注射も済んでるから、すぐにでも散歩に連れて行けるんだぞ。かえって都合がいいだろ」
「うわぁ、これってビーグル犬?」
「あぁ、莉乃は詳しいんだな」
「でも莉乃、良かったの?」
「え?何が?」
「お父さんが勝手に買ってきちゃって、」
「え?良いよぉ別に」
「選ばなくて良かったの?」
「うんっ。だってこのコも可愛いもん」
「まぁ、莉乃が良いならいいけど」
「このコの名前はどうする?」
「んーっとね〜、リク」
「リク、いい名前じゃないか」
「でもリクって男の子っぽくない?このコって女の子なんでしょ?」
「あっ…でもでもッ女の子でもリクってありでしょ?」
「そうかね?あり?」
「ありよ、あり」
もう、リク以外の名前なんて思いつかないし。
「あっ、そうだ!漢字を考えれば良いんじゃない?」
「あっ、そうねぇ」
「でもだとしても、どうするんだ?」
「リク、リク…あっそうだ。私とお姉ちゃんの漢字の莉に永久の久はどう?」
「可愛いわね」
「名付けのセンスあるんじゃないか?」
「まぁ、良いんじゃない?」
「よしっ、じゃあ、莉久にけって〜いっ!」
そして、私は箱に入った子犬に、言って聞かせた。
「莉久、あなたの名前は莉久だよ」
そしたら、わかってるのか分かってないのか、
「クゥーン」
と鳴いてみせたのだった。
か、可愛い。
こうして、私と莉久の新生活がスタートした。
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一旦切ります。どうでしたか?
めっちゃ疲れましたぁ…。
1回、保存せずに画面消しちゃって、この話のデータ消えたんですよ。
だから、余計に疲れましたぁ。
じゃあ、また次回!
ほなね〜!
あいたぴ苺部!でした〜!
コメント
3件
莉乃ちゃんのトイレ立てこもりストライキ、めちゃくちゃかわいかったです😂「お腹なんて痛くないよ!痛いのは引っ越しが嫌な私の心だ」ってセリフ、思わず笑っちゃいました。家族みんなで莉乃ちゃんを甘やかしつつも上手く誘導するところがリアルでほっこり。そして最後の莉久との出会い…「クゥーン」で心持っていかれました💕名前を莉久にしたエピソードも素敵で、続きが気になります!