詩乃side
れむに可愛いって言われてめちゃくちゃ嬉しかったんだ♪だって私よりお姉ちゃんの方が可愛いし、みんなから可愛いって言われてたから。まあその影響でアイドル無理だって思ってたんだけどれむにそんなこと言われたら嬉しくなっちゃうしまた目指したくなるよね!
れむのことは一眼見た時から可愛いと思った。一つ一つの仕草は綺麗だったし、ちょっと裏がありそうだとは思ったよw?けどなんか、顔じゃなくて性格もなんか可愛いって思っちゃって。なんでかは分からない。けど、それで思わず可愛いって呟いた時にこっちを見てきた目は本当に可愛かった。望みの叶った幼女みたいな目をしていた。
それかられむさんのことが頭から離れなくて、少し話してみようかな〜って思って遊びに誘ってみたらすんなりOKしてくれた。
ってことで今れむとカフェにいるんだけど…
「れむはアイドルやりたくない、の?」
「まあね。声優にもなる気はないかな」
私はれむのおかげでアイドルをもう一度目指そうと思えたぐらいだから、悔しくて、残念で仕方がなかった
「なんで?」
思わず少し尖った声で聞いてしまった。
れむの肩が驚いたようにビクッと跳ねる。
「…れむは人を笑顔にできないし、表面上な笑顔しかない。そんな人間に活動ができるわけないじゃん」
「そんな理由で諦めて良いほど軽い夢じゃないんじゃないの?」
やば、思ったことがすらすらでちゃう
「…しのの方が可愛いし愛嬌もあるし。自分より上の人なんていくらでもいるし。なのに自分がなるのもねw」
この人は何も自分を理解してない
「もし上の人がいてもさ、自分の代わりには誰もなれないし私はれむと一緒にやりたい。れむはれむじゃん」
初めて打ち明けたれむへの本音。最初見た時思った“可愛い”。それの正体は多分、唯一無二の彼女の魅力をみて可愛いって思ったんだと思う。可愛いって便利な言葉w
「…人を笑顔にするのが私の中のアイドル。本人が笑顔になれなくてなにができるのさ」
「必ず君を笑顔にする!」
「は?」
反射で即答してしまう。その言葉にれむも反射で「は?」と漏らす
…引かれた、かな?
「ふーんそこまで言うんだ」
「もちろん。」
ハッキリと言い切る
すると楽しそうに嬉しそうにクスッと笑う
少し考えた後私の目を綺麗なエメラルドの瞳で見つめてくる。口角が心なしか上がって綺麗な顔がさらに華やかになっている
「…いーよしの」
彼女は背筋を伸ばし手を上品に胸元に置く
それと同時に私に手を差し出す
口が開いたと思うと
「れむと一緒に甘い夢はいかが?」
読んでいただきありがとうございます!
どもども星音です!
明日は少し解説?
それでは!また次回!
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!