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初兎side
僕が転校してきたあの日彼は周りから避けられていた。
「あいつはおかしい 」
「あんまり関わらない方がいい」
そんな言われ方をされていた。
僕は噂だけで物を判断したくなくて、彼に近付いた。
彼はやはりいい人だった。
面白くて、愛想があって、かわいくて、でもどこか儚げな雰囲気がある人。
その分僕は周りから外れていったけど、僕は彼さえいればなんでもよかった。
こう考えれば僕は彼という存在に依存していたのかもしれない。
高校生になって、また彼といた。
何をするにも一緒で、一生一緒レベルで仲良しだった。
ただそんな僕らは二年生でクラスが別れてしまった。僕は彼が馴染めないのではないかと心配していたが、彼は「上手くやってるよ」と言われ、どこか安心した。
もっと早く気付いていればよかったのかもしれない。
彼はいじめられていた。
僕が、「自分の好きをなんで隠さなあかんねん?」なんていったから彼はペンケースも髪型も仕草も自分の「好き」を精一杯出していた。
それがまた中学の頃と同じくいじめに発展した。彼は僕が言ったことを間違いだと思わせたくなくて「上手くやってる」なんて嘘をついた。
彼の綺麗な顔に傷痕がついていたり、腕にアザがついていたり、今思えばすぐ気付けたであろうことにすぐきづかなかったことに罪深さを感じる。
そして、
彼は死んだ。
部屋でくびをつっていた。
ぼくってそんなにたよりないんかな
進路も就職も人間関係も僕と同じにしてくれたのに僕の願いは叶えてくれないんやね
End
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コメント
4件
ん?ってなった人向け!! こちらドリーミンボーイの1話は全ていむさんの妄想です!2話は本当のお話となっております✋
うわっ……これはもう、冒頭から胸が苦しくなったわ。 「一生一緒レベルで仲良し」って言葉の重みが、最後にガツンと来るんだよな。初兎が自分の言葉を悔やむシーン、すごく生々しくて現実にありそうで嫌な気分になる。 それでいて、愛人が「僕の願いは叶えてくれない」って言うところ…ああ、もう。 短いのにめちゃくちゃ引き込まれた。七緒さんの空気感、好きだわ。