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ミク「めーちゃんも一緒に歌おう?」
歌いたい、あなたと一緒に。
でも、それを私は許さない。
「今日は遠慮するよ、ごめんなさい」
私は今でも”1番”でありたかった。
日本初のGirlVOCALOID.それよりもっと。
でもそんなわがまま言えない。
MEIKO「ねぇ、KAITO」
KAITO「?どうしたのMEIKO·͜·」
MEIKO「…なんでもないわ。呼んでみた」
KAITO「MEIKO…なんかあった?…」
「あ、”アレ”か……」
いつもは温厚な私がこうなるのも、 曲のせいだ。上手に歌いきるには、ソレにならなきゃいけない。素敵な歌詞を無駄にはしない。曲に浸透するため、私たちの人格も曲に染まるんだ、けど今は素の私のはずだ。
違うっ、今はこうじゃない。
あぁ、KAITOは素敵だ。
私はこんなに感情を、仮にもソレであっても零して、ぶつけてしまうのに。
KAITOには、ソレがないように、ない、いやある。あたかもないように振る舞える。
MEIKO「あっちに行ってるよ」
くらくらする体を持ち上げて、誰もいないところまで走った。
「KAITO___」
ミクはあなたを踏まえて生まれたの。
いわばKAITOは失敗作みたいなもんで…
まぁ気にしないよ、KAITOだもの。
感情に収集がつかなくなりそうだ。
…歌おう。
愚図ってる暇なんかないんだ、そうだ。
MEIKOはMEIKOだよ、MEIKO!!
「_”“”“”“”__**………..”_!!!!!!!!!!」
くそだ…あんなん
「めーちゃん?」