この作品はいかがでしたか?
119
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ーー武道
「ねぇ、千冬、実際死んでみて、どう、?」
「幸せ、?」
「千冬は幸せなの?」
ーー千冬「……泣」
ーー武道
「葬式の千冬は幸せそうな顔をしているけど、実際死ぬ前怖かったんじゃないの?」
ーー千冬「え、?泣」
ーー武道
「それを隠すために今日まで耐えてたの?」
「1人で抱え込んでたの?」
「なんで俺らに言わなかったの?信用出来なかったの?」
ーー千冬「ち、ちが、泣」
ーー武道
「千冬。本当のこと教えてよ。」
ーー千冬「……幸せじゃ、、ない、、泣」
ーー武道
「本当は今日までずっと怖かったんじゃないの?」
ーー千冬「…っ、、うん、、泣」
ーー武道
「ずっとひとりで耐えてきたんじゃないの?」
ーー千冬「うん、泣」
ーー武道
「心配かけないように余裕を見せて自分自身を諦めていたんじゃないの?」
ーー千冬「っ、、泣」
自分自身を諦めてた、そうか、そうだったのかもしれない、
やっとわかったんだ、ずっと、どうでもいいって思ってた。
そうだ、そうだよ、ずっと、諦めてた、
ーー武道
「千冬。」
「最終的に追い込むのは、自分を1番傷つけてるのは
なんだよ。」
ーー千冬「ッッ、、自分、、自身、、泣」
「たけみっち、、泣」
「ごめんなさい、、泣」
「ごめんなさい、、泣」
俺は泣き崩れた。その言葉でやっとわかった、
1番苦しめてたのは、みんなじゃなくて、A斗たちでもない。
俺だったんだ、
すぐ助けを求めればよかったのかもしれない、
すぐに逃げれば良かったのかもしれない。
場地さんを守るため、家族を守るため、
自分自身を犠牲にして1人で苦しんで1人で抱え込んでたんだ。
たけみっち、、みんな、、ごめんなさい、
ーー武道「今もう、
もう千冬の手には触れられない。」
ーー千冬「、!やっぱり、見えてない、?泣」
ーー武道
ーー千冬「グスッ、、うっ、ぅっ、、泣」
ーー武道
「もう千冬の声は、聞けない。」
「もう千冬の匂いも嗅げない。」
「次はいつか忘れてしまう日が怖くて、怯えながらまた毎日を送ってるよ。」
ーー千冬「ぅ、ん、、泣」
ーー武道
ーー千冬「俺も、愛してるよ、泣」
ーー武道「今ね、俺は、お前の姿が見えてるよ、」
「泣いてて、うずくまってる君の姿が俺は見えてる。」
「匂いも、その涙も、ちゃんと見えてるよ。」
ーー千冬「……泣」
ーー武道「やっぱり、お前の目、すっげぇ綺麗だな。」
涙が溢れ出した。
きっと、俺は、ちゃんと、もう、この世のものじゃないって分かった。
きっと俺は、死んでしまったんだ。
ーー武道「笑って。」
ーー千冬「っ、うん、っ、泣」
そう笑顔を彼に見せると彼は微笑み、目からポロッと涙が地面に滲んだ。
ーー武道
「もう触れれない。でも、お前の笑顔が大好き。泣」
「いずれお前は見えなくなる。泣」
「お前の手も、声も、顔も、匂いも、全部、泣」
ーー千冬「俺も、大好きだったよ、泣」
「たけみっち、、ごめんな、っ、泣笑」
ーー武道「いーーよ!!泣笑」
ーー神様「おかえり。」
ーー千冬「神様、、うん、、ただいま、」
ーー神様「人間の世界はどうだった?」
ーー千冬「……最低なヤツもいたけど、」
「最高だった!!泣」
ーー神様「それでいいんだよ。」
ーーアクア「千冬ぅぅぅぅぅぅぅぅ泣」
ーー千冬「あははっwなんだよw泣」
人間は、
END
ココアチャン/ありがとうございました!!
長かったね!!ごめんよ!!
コメント
14件
これ読み始めてから読み終わるまで千冬のぬいぐるみ全部抱いて見てた 読み終わった頃にはぬいぐるみが全部びしょびしょに濡れてた
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!千冬!!これからも武ミッチ達を信じ続けろよ!