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うん泣いたよね...tnママ優しいよぉぉぉぉてか見るの遅れてまたまた泣くんだが???てか...尊い!!ココさんの書く小説全部尊い(◜¬◝ ) 投稿お疲れ様ですm(_ _)m
癒しすぎます、、!!🥰
うわぁぁ見るの遅れましたぁ 😭😭 他の方も言ってらっしゃるのですが 、 自分もこのお話共感出来る … !! 泣きはしないけど 、 落ち込んでる時とか不安な時とか 、 友達とかに話しかけずにただ隣に誰かいて欲しいってなるときはありますね … ciくんとtnさんの2人で支えあってる感 、 大好きです 🫶🫶 総統様とsnさんが知ってるっていうのも良き … ! (ちょっと続きます🙇🏼♀️)
注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・軍パロです。
・若干の病み要素が含まれます。
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月の終わり頃の日。
もう既に日は落ち、廊下はライトで照らさねばならない時間帯の時。
utとshpは共に喫煙所で煙草を満喫していた。
煙が身体を癒し、2人も世間話をして日々の疲れを癒していた。
ゆっくりと扉が開いた。
水色髪で、もう寝る前なのかパジャマでメガネも外しているciがやって来た。
煙草を吸いに来たのだろう。
そう思い、shpとutはciに手招きをした。
だが、ciは煙草を手に持つこともなく、utとshpの間に入りズルズルと壁を伝って座り込んだ。
不思議に思い、2人は顔を見合せた。
ライターが無いのだろうか。
そう思ったshpはライターをciに差し出した。
「ん。これ使う??」
返事はない。
その代わりに、ぐすっと鼻をすする音だけが返ってきた。
泣いている。
2人はすぐに理解した。
utは煙草を口に加えたまま、ciに顔を向けた。
「煙草いらんの。」
「…ふッ、ぐすッ…ずッ。」
utは、なんて言葉を掛けようか考えた。
ciはきっと、「どうしたの」という問いかけを待っているのではないだろうか。
自分から言い出すことはない。
大体、こういう奴はそうだ。
でも、自分から言い出せないといけないことだってある。
もう子供じゃない。
悩みは言わないと分からない。
言い出すきっかけも作らねばならない。
厳しい世界には、これくらい仕方ない。
shpはutを見ていた。
不安そうな目だったので、utはひっそりと頷き、合図を送った。
それから2人は黙った。
喫煙所には、すぱーという煙を吐く音と、ciの嗚咽の音だけが鳴っていた。
utは呆れて、煙草を灰皿に押し付けた。
「なぁci。自分から言わな分からんよ。」
「ぐすッ…ひッ、ぅ…。」
「察して貰おうとするな。言ってくれ。じゃないと、分からん。僕ら、人の心ん中見える訳ないやろ。」
それでもciは泣き続けた。
ふと、時計を見る。
ああもうこんな時間か。
shpも短くなった煙草を灰皿に押し付けた。
「話ないなら、ワイもう明日の訓練に備えて寝るんで。ciも、こんな所におると風邪ひくで。」
「僕も行くわ。ciも自室に戻りぃや。」
ようやくciが声を出した。
ciは2人の足を掴んだ。
「ま、まっ…てッ、いかないで、」
「…。」
「…ッ、、ひぐッ。」
「すまんな、僕慰めんの苦手やねん。」
「1人の方が落ち着くやろ。戻りぃや。」
2人はそんなciを払って廊下を歩き出した。
後ろからciの掠れた声がまだ聞こえる。
明日、何か奢ってやろう。
理由は分からないが、きっとciなら喜ぶ。
utはそう思いながら、ベッドに潜った。
────────────
「いやぁ、夜訓練はきちぃな!!」
「はよ、風呂入りたいわ~!!」
zmとshoは夜の訓練、手合わせを終え廊下を歩いていた。
もうすぐ消灯時間だ。急がねば。
2人が足を早めると、廊下の床にぽつりと人影があった。
水色髪は、暗くても目立つんだな。
「ciやん!!なんや、寝落ち??」
「あれッ、泣いてるやん!!暗いの怖いんか??」
2人は駆け寄り、ciの肩にぽんと手を置いた。
ciは少しホッとしたようで、息を吐いた。
「よしゃ、自室まで連れてったろ!!」
「立てるよな!!まだ消灯まで時間少しあるし、大丈夫やで〜。」
zmとshoに手を引かれ、ciは廊下を歩いた。
暖かい手だった。
そんな手がciは大好きだ。
暗い廊下でも、2人の背中が見えると安心した。
自室に付き、ciはベッドに座らされた。
「んよし、じゃ!!また明日な!!」
「ぁ…えッ。」
ciは離れていくshoの手を掴んだ。
「んえ??」
立ち止まったshoに気が付き、zmもこちらを振り返った。
「すまんci、消灯時間までに風呂入りたいねん。」
「…ッ、」
ciはそっと手を離した。
「行こーぜzm!!」
「おう!!」
2人は去っていった。
1人になる。
ひんやりとした空気が身体を包んだ。
収まった涙もまたすぐ溢れ出す。
1人にしないでくれ。
ciは震える手と、掠れた声でインカムを繋げた。
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ciは難しい体質であった。
月に1度、全てが嫌で怖くて不安になる時期がある。
そんな時、壊れてしまったように涙が溢れ出てるのだ。
寝ることも出来ず、ただただ不安に飲まれて泣き続ける。
そんな日が、たまにあるのだ。
この事を知っているのは同郷のtn、総統のgr、精神安定に手伝ってくれるsnだ。
この3人は、言わなければならないこともあって、言っていた。
ciにその日が来ると、基本この3人の元へ行く。
慰めたりするのではなく、ただその隣にいて、寄り添うだけ。
それで、ciは気持ちが落ち着いたのだ。
これがなんなのか、本人も分かっていない。
本心が分からないのかもしれないし、実は鬱を抱えているのかもしれない。
分からないのだ。
だからこそ、なんで泣いている?や、なにがあった?は言われると困るのだ。
ただ、寄り添ってくれれば安心する。
今日はなぜだかutとshpに会いたくなった。
昨日軍団で遊んだからだろうか。
でも、やはり2人は理解してくれなかった。
zmとshoに手を繋がれた時、酷く安心した。
離したくなかった。でも、離れてしまった。
最初は誰も理解できない。
だからこそ、責任は自分にある。
ciはびしょ濡れになった、袖をぼーっと眺めていた。
ガチャリと音がして、同じく…だが、優しく安心する水色髪が目に入る。
雑面を外しているのは周りからすれば珍しいだろうが、ciはそうもない。
いつも、こういう時に相手の表情を見ると安心する。
それを理解してくれて、snは顔を見せてくれているのだ。
声が焦って出ないciの手を引っ張る。
腰に手をやり、共に歩幅を合わせて歩く。
ホ/モ神と言われてる彼だけれど、これは優しさなのだ。
だから、拒否することもない。
近付く医務室に、安心する。
中に入ると、tnもいてくれた。
医務室の白くて大きなソファに座らされる。
隣にはtnがいてくれている。
tnは毛布をciの肩にかけた。
snは暖かいお茶を注ぎに行ってくれた。
隣では無いが、近くの机ではgrが仕事をしている。
この空気はすごく美味しい。
呼吸がしやすくて、なにより落ち着く。
tnの大きくてふにゃっとした手が頭に乗り、動く。
その感覚が余計ciを落ち着かせた。
溢れそうになる涙を、目を開け閉めしてなんとか誤魔化す。
それもtnにはバレていた。
tnは笑いながら、涙を拭った。
なんて優しいんだろう。
なんて恵まれているんだろう。
snがお茶を持ってきて、ciに差し出した。
1口、喉に通す。
暖かいお茶が身体を降りていく感覚に集中していると、次第と眠くなってきた。
起きるまで、隣にいてくれるだろうか。
tnをちらり、と見上げる。
すると、心の中を読み取ったように、
「寝やぁ。起こしたるよ。」
と、言ってくれた。
─────────────
「…どうだ、寝たか??」
走らせていたペンを置き、こちらを向く。
tnは自身の肩に頭を乗せて眠るciの目元を撫でていた。
「寝たっぽい。うわぁ…跡ついちゃったな。」
「いつもと違ったね。いつもなら夕暮れくらいには俺らのところに来るのに。」
「なんかあったんだろう。どれもciの意思だ。尊重しよう。」
snはtnとgrにも暖かいお茶を差し出した。
「他の人に会いに行ったのかな。皆に聞いてみよか。」
「ああ、そうしてくれ。俺はciが起きるまでこいつの隣にいてやる。」
「それがいいな。さぁて…仕事もキリが着いたし…、私らも寝るか??」
grはぐーんっと身体を伸ばした。
バキバキと骨の音が鳴る。
「そーね。会議は明日の朝にしよ。ciには内緒ね。会議中は、tnが付き添ったって。」
「勿論や。」
snは雑面を付け、空のコップを片付けた。
「あー…誰か、ベッドに移してくれんか。肩がこりそう。」
「分かった。私が足を持とう。」
grとsnで、ciを医務室のベッドに運んだ。
tnはその隣にあるベッドを、ciの寝ているベッドの隣に運んだ。
そして、そのベッドにtnは座った。
「これで、隣だな。」
「カーテンは閉めとくめう。おやすみ、tnとci。」
「おう、おやすみ。」
カーテンをしめ、ライトを消し、テーブルにある小さなランプに変える。
「じゃ、俺らは自室に戻ろうか。」
「そうだな。」
────────────
「…んぁ、」
「ci、おはよう。」
朝の日差しで目を覚ます。
優しい声がして、寝返りを打つと、tnがいた。
「tn…、」
「まだ寝ててもええんやで。」
「いや…だいじょぶ、ごめんな、いつも。」
「んーん。別にええよ。」
布団に潜ろうとしたciを引き寄せる。
自分の布団に引きずり込んだ。
「んふふ、tnせまい。」
「はぁー、まじでciは子供体温やなぁ、暖かい。」
「くふふ、でも手はtnの方が暖かい。」
「そぉか??」
「うん、優しくて安心する、暖かい手やで。」
ciはふにゃりと笑った。
よかった、もう落ち着いているようだ。
「ciは俺の手好きやもんな。」
「うん、好き。」
「…てか暑いな。」
「tn、自分の体型考えてぇや。」
「おん??もっと、サウナ状態にしてやってもええんやぞ!!」
「いやああっ、潰されるぅ!!ふふっ、ふははッ!!」
会議が終わる連絡はまだ来ていない。
それまで、こいつをめいいっぱい幸せにしてやろう。
こいつの身体が幸せで溢れるように。
───────────
「よし、揃ったな。会議を始めよう。」
grの隣にはtnではなく、snが座っていた。
皆は顔を見合せていた。
「え、あのう…、ciくんとtnさんがいませんけど。」
「流石em、よく気がついたな。」
「え、いや…気づくでしょ、」
grはsnに合図を送った。
「昨日の夜、ciと会った者はいない??」
「え、あ…僕とshp、喫煙所でciと会ったで。」
「俺も俺も!!zmと一緒におったけど、ciと会ったわ!!」
「utの言う通り、喫煙所の前におったよ。」
ふーん。とsnがメモを摂る。
「utとshp。昨日、ciからなんか言われた?」
「え、いや特に。泣いとっただけ。」
「理由聞いても、なんも答えなかったっす。」
2人が顔を見合せた。
「…で、その後shoらと会ったのか。」
「せやね。確かに泣いとった。」
「その後は?」
「部屋に送り届けたで。…なんか悪かった??」
少し不安そうに眉を下げるzm。
grは深く頷いた。
「話そう。彼が幸せになるためだ。」
「分かったよ。grが言うなら仕方ない。」
snは立ち上がって、書類を見せた。
静かな沈黙が流れる。
それを破ったのはutであった。
「え、じゃあ僕らは、酷いことを…。」
「そういうこと。今ciは医務室でtnとおる。」
「謝りたいのは分かるゾ。でも、いきなり押し寄せたらciもパニくるだろう。ふとした時に、そっと謝ればいいさ。ci本人も、あんまり触れてほしくないだろうし。」
分かった。
と、皆が同時に頷く。
grは笑顔で手を叩いた。
「さあ、会議は終わりだ!!朝食としよう!!」
snはインカムで会議の終わりを告げた。
───────────
「ci、朝食らしいけど、行けるか??」
医務室に連絡がきて、tnはベッドで寝転がって本を読んでいるciに声をかけた。
「…、ぁ…ん?なんか言った??」
「朝食。行ける?」
本に夢中になっていたらしく、ciは振り返ってもう一度尋ねた。
「…あーっ、と。いける。いく。」
「よしゃ、準備しよか。」
tnは事前にsnが用意してくれた2人の服を机に置いた。
ciは本に栞を挟み、こちらにやってきた。
tnはciの頭に手を乗せた。
「…寝癖やばい??」
「んーん。ふわふわやから撫でたくなっただけ。」
「くふふっ、tn変なの。」
カラカラと鈴の音のような笑い声を聞き、tnは服を着替えた。
「行ける??」
「…、tn、ちょっとまって。」
ciが俯いてtnのマフラーを握った。
tnは察して、ciの頭に手を乗せた。
優しく、そっと。
「…大丈夫、かな。おれさ、きのう…。」
ciはじんわりと涙を浮かべた。
止めようとしているのか、瞬きの回数が増えていく。
「…きらわれてない、??」
「んなで嫌うやついたら俺がシバく。」
「…ひかれてない、??」
「俺は引かないよ。」
「…ひつようと、されてる??」
「勿論や。書記長様が言ってんねんぞ。」
「…、tn。お、おれ。」
「ci、軍を辞めたら許さん。約束したやろ。もう二度と離れないって。あの頃とは違うんや。」
────────────
昔。
それはまだ、tnが書記長ではなく、ciも新人ではなく、そして、W国がない時。
2人は、雪国で過ごしていた。
幼く、まだ10ほどの時だ。
よく雪だるまなどを作っていた。
親はお互いに仲が良く、よくお泊まりだってしていた。
だが、とある日。
軍人によって、男児は連れ去られた。
その1人は、tnであった。
ciは、母親と父親の家庭内事情で、その頃は髪を伸ばしており、恐らく女児と勘違いされたのだろう。
tnは、拒否権なしに連れ去られた。
tnの親は酷く悲しみ、自害をしてしまった。
ciだって、ciの親だって悲しんだ。
tnの家族の分も生きようと話した。
それから、ciはその国の学校へ行った。
仲良かった友達はtnしか居なかったけれど、男児はやはり全員いなくて、居ずらい環境だった。
先生から、クラスメイトから、どうしたの?と問い詰められた。
それはciにとって、どうしてお前はここにいる?と責められているようなものだった。
辛かった。苦しかった。
もう、無理だと気がついた。
ciは、自分の足で、軍人の元へ向かった。
所がその軍人は、tnを連れていった軍人ではなく、他国の軍人で、スパイとしてここにやってきていた者だった。
察しの通りだ。
ciは他国へ連れていかれた。
そこでは、何度も辛いことをされてきた。
初めての戦争。
そこで死のうと決意をするほど。
そんな時、赤く輝く彼を見つけたのだ。
───────────
「…なんてこともあったなあ。」
「…うん。」
「ふはっ、あの時すぐ気づけてよかったわ。ciの髪色綺麗やからなあ。」
tnはciを撫でながら話していた。
嬉しそうに。だけれど、どこか辛そうに。
この話は、2人だけの秘密。
知っているのは2人だけでいい。
この辛い過去は、他人に知られなくていい。
「そんで、その後故郷へ戻って、ciんお母さんらに会って…。懐かしかったなあ。」
「…うん。」
「会えてよかった。お前を見つけたのが、お前の隣にいれたのが、俺で良かった。」
「…ほんま、tnは優しいな。」
「そのまま、お前に返すわ。」
「なんでやねん。ふふっ…。」
ぽつり。ぽつり。
白い粒が、彼らを励ますように降ってくる。
「雪やーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
knの声が、外から聞こえてくる。
相変わらずデカい声だこと。
「うるせえーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
rbがknを追いかけているのが、窓から見える。
rbも、knと並ぶほど大きな声だ。
「へいへいッ!!雪合戦だせえ!?!?」
「あぁんっ!!zmしゃんひどぉ〜い!!」
「え、utそれはないで。」
「…はい。引きました。」
「え?」
賑やかに雪玉を投げあっている。
zmとshp、shoにut。
utは体をくねくねしていた。
それに皆が引いていた。
「雪って美味しいめう…??」
「食べちゃダメだよ。」
雪を手に持ち、口に近づけているosと、それを止めているht。
冷静で、尊敬する姿だ。
他にも、大勢が集まってくる。
楽しそうだ。
寒いはずなのに、暖かい。
「…雪だるま、作りに行くか??」
「…うん、行こ!!」
tnはマフラーを首に巻き、半分をciに巻いた。
「…寒ないか??」
「うん、tn暖かいから。」
「ciは子供体温や。」
暗い過去なんて、明るい今で照らせばいい。
それだけでいい。
深くなんて考えないのだ。
忘れてしまってもいい。
それが、自分たちなりの楽な生き方なのだろう。
矛盾あったら教えてください🙏
私もこれ日を跨ぎながら書いたので、所々おかしいと思うんですよ😭
ていうか今日呼吸しにくくないですか!?
私めっちゃ肺痛いよ、ちょっと歩けば息切れ
こういうの嫌い