テラーノベル
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中也愛され
中也女体化
転生
太中/ 敦中/ 芥中
※微要素
ヒロアカ改変有
❥𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡❥
本人の意見を何も聞かず話を進める爆豪と太宰、そして野次を飛ばす生徒達に呆れつつ、相澤は大きな溜息をつく。
相澤は顳かみに手を当てて顔を顰めたが、話に反対はしなかった。
これは相澤も確かめておかなければならないと思っていたことだったからだ。
この結果によってはこの3人への扱いが変わる可能性もある。
3人は子供と言えども、まだ白だと確定した訳ではない。
念には念を入れて、と言うやつだ。
幸い、次の授業の担当はプレゼント・マイクだ。
昔からの好で融通が効く。
この際に一コマ借りてちゃっちゃと片付けてしまおう、というのが相澤の考えだった。
プレゼント・マイクに連絡をすると、予想通りの答えが返ってくる。
「教室で無闇に個性を使って実験、なんてことは教師の立場としては賛成できない。
だから……まずは校庭に出ろ。
話はそれからだ。」
相澤はそう言って、1人で教室を出た。
後ろから生徒たちの歓声が湧くのが聞こえた。
真逆相澤本人が自らOKを出すとは、生徒全員思っていなかったのだ。
生徒達は仲の良いもの同士で固まり、友人と楽しげに話しながら教室を出ていく。
皆、この後の結果が気になって仕方がないのだ。
₊˚⊹ 𐦍༘⋆₊ ⊹
結果から言うと、太宰の発言は本当であることが証明された。
ついでに、【個性】で作られたものにも効果があることも証明された。
証明法を説明すると、少し話がややこしくなってしまうので省略するが、『穏便に終わらせた』 、と言うことだけ伝えておこう。
生徒達は各々違う反応を示し、校庭は騒ついていた。
大抵の生徒は太宰の【個性】を褒めていたのだが、爆豪は苛立たし気に悪態をついていた。
あんなことを言った手前、部が悪くなったのだろう。
太宰と目を合わせようとしない。
太宰は爆豪に近づき、
「なんだったっけ?ここに来る前に君が言ってたの。
あー、『恥をかくのはお前』だったかな?
結果、恥をかいたのは私ではなく君だったね」
と、いつもの調子で話しかける。
爆豪は余程頭にきたのか、太宰の胸ぐらを掴み、
「うるっせェ!!調子乗んなや!!
抑、急に来た部外者の言うことなんざそう簡単に信じられるかよ!!」
と叫んだ。
それでも太宰は笑顔のままだ。
仲裁に入ろうとした敦を、芥川が制止する。
敦が憎々し気に「何だよ」と芥川を睨む。
芥川は太宰と爆豪を見ながら、「反抗的な餓鬼には一度分からせておいた方が早い。」とすました顔で言った。
太宰に加勢する気満々のようだ。
「お前、太宰さん信者なのは相変わらず変わらないな」と敦は悪態をつく。
とはいえ、敦も爆豪の言動について色々思うところがあったので、自分も加勢しようか、と考え始める。
そうこうしているうちに、事態は少しずつ大きくなっていた。
爆豪は自身の【個性】で、掌の上に小さな爆破を起こしながら威嚇し、太宰はそれを一切止めず、それどころか面白そうに爆豪を煽っていた。
“人間失格”で無効化しないのは、太宰がこの状況を楽しんでいるからである。
彼の愉快犯ぶりは、前世と全く変わらないようだ。
どんなに脅そうが怒鳴ろうが、顔色を全く変えない太宰に、爆豪はより腹を立て、太宰の顔を殴ろうとする。
周りの生徒が止めようと動いたが、それは必要なかったようだ。
太宰は持ち前の観察力で殴られるタイミングを察知し、爆豪の拳をひょいとかわす。
そして爆豪の暴行を逆手に取り、技を仕掛ける。
爆豪も直ぐに受身を取り、また太宰を攻撃しようとする。
仮にもヒーロー志望、矢張り動きは早い。
前世でそれなりの戦闘力を培ってきたとはいえ、頭脳派の太宰にとって肉体戦は少し不利だ。
それを見越した敦と芥川が動き出す。
芥川が“羅生門”で爆豪の攻撃を防ぎ、太宰と芥川の前に両腕を虎化させた敦が立ちはだかる。
ここで大事を起こされるとまずい、そう考えた相澤が常備している捕縛武器を構え、捕縛するタイミングを見計らう。
爆豪が敦に向かって爆破を食らわせようと走り出し、敦もまたそれに対抗しようと攻撃体制をとる。
二人の衝突を防ぐために相澤が動いた。
が、それよりも早く二人の間に入り込んだ者がいた。
敦は素早く虎化を解き、目を白黒させながら叫ぶ。
「中也さん!?!?」
爆豪と敦の間に入り込んだのは、まだ入院しているはずの中也だった。
制服こそ着ているものの、全身は包帯とガーゼだらけで痛々しい姿だった。
他の生徒も一気にざわつき、太宰と芥川は中也の元に駆け寄る。
生徒達が中也の体を心配しながら周りを囲み始める。
中也は肩で息をしながら、太宰、敦、芥川の三人を強く睨んだ。
どうやらここまで走ってきたらしい。
髪は少し乱れていて、制服も少し着崩れている。
駆け寄った太宰が、気崩れた制服から覗く肌を隠すように、自身の制服のブレザーを中也の肩にかけ、
「君 はまだ病院にいなければいけないはずだろう!?
どうして勝手に出歩いてるんだい?」
と少し怒り気味に言う。
芥川は中也の乱れた髪を優しくときながら、
「まだ安静にしていなければなりません。
何故ここに……」
と険しい表情で声をかけ、続いて敦が
「外に出て大丈夫なんですか!?
なんで無茶するんです!?早く病院に戻りましょう!!」
と声を荒らげながら中也の手をとり、優しく握る。
心配故の怒りだったのだが、今の中也には怒りを加速させる発言でしかなかったようで、
「手前ェ等が雄英生になるって聞いて不安で来たんだよ!!
何かしら問題を起こすだろうとは思っていたが、真逆生徒に攻撃するとは思ってなかったわ!!
手前ェ等もいい歳なんだから、少しは冷静に対応出来ねェのか!!」
と声を荒らげた。
相当ご立腹のようだ。
心配した周りの生徒が
「いやでも先に攻撃仕掛けたのは爆豪だしさ!!ほら、太宰達が全部悪い訳じゃないからさ!!な!?」
「そうそう!今のは爆豪が悪かったんだよ!だから許したって!」
等と言いながら近付いてくる。
だが、
「どうせ太宰が煽りに行ったのが事の発端だろうが!!無駄に賢い癖にこういう所は性格が悪ィ!!」
と中也に言われ、「まぁ確かに……」と妙に納得して静かになってしまった。
すると今度は、「俺のこと庇ってんじゃねぇぞ!!このクソ女!!」と爆豪が声をあげた。
とても理不尽な事に、庇われるのが大嫌いだった爆豪は、仲裁に入った中也に怒り出したのだ。
中也が反論するよりも前に、
「貴様!!中也さんになんて口を……!!」
と芥川が怒鳴る。
続いて、敦と太宰が口を開きかけた瞬間、
「そこまでにしろ」
と相澤が制止する。
「爆豪、太宰、中島、芥川。
お前等は少し血の気が多すぎる。
お前等のそういう所は、自分自身にも、周りにも被害を加える可能性がある。
今回だって、中原が仲裁に入らなければ、中島も爆豪も怪我をしていたかもしれない。
気をつけろ。」
と続けた後、今度は中也を見て
「……中原。お前はまだ入院していなければいけないと聞いたが?
少なくともあと5日は安静にしていろとリカバリーガールに言われていただろう。
森医師達はどうしたんだ。真逆こっそり抜け出してきた、なんて言わないだろうな。」
と険しい表情で聞いた 。
中也はバツが悪そうに目を逸らしながら
「イヤ……その……まァ……はい」
と小さな声で答えた。
相澤は「お前なァ……」と呆れながら、 携帯を取り出し、
「森医師達に連絡する。
迎えが来たらさっさと病院のベッドに戻って寝なさい。」
と言って電話をかけようとする。
だが、「連絡は必要ないと思います」と中也が言う。
「どういうことだ」と相澤が口を開きかけた瞬間、
「中也!!」
と聞き覚えのない女性の声が校庭に響く。
その場にいた全員が、声がした方を振り返る。
美しい赤髪の女性と、黒髪の白衣の男性、金髪の少女が此方に向かって走ってきていた。
学校の校庭には不似合いな、品のある3人組だった。
そう、お馴染みの尾崎紅葉と森鴎外、エリスである。
「誰だ!?」
「なんだあの美女!!おい!!誰だよ!!」
「え!?何何何!?敵!?」
3人を知らない生徒達は混乱し、一気に騒つく。
一方、3人を知っている相澤、太宰、敦、芥川も慌てはしないものの、こちらに走ってくる3人を驚いた様に見つめていた。
唯一、中也だけが「やっぱり来るよなァ」と溜息を着いていた。
₊˚⊹ 𐦍༘⋆₊ ⊹
終了です!!
ここまでお疲れ様でした
善処する、と言ったのに全然短くなりませんでした……︎😖՞
初期爆豪は後半爆豪に比べてかなり反抗的だった記憶なので、現段階ではツンツン爆豪ですが、話が進むにつれてすこーし丸くなると思いますᝰ✍🏻
太中、敦中、芥中の要素を入れてはいるんですけど、話の流れ的にガッツリ入れることができない状態が続いていて悲しいです
もっとカプ要素を全面的に出したい……!!
休載前のようにガッツリ書きたい……!!
と思っているので、後々カプ要素が濃くなっていくと思います
楽しみに待っていただければ幸いです
それではまた、次回でお会いしましょう☁️˖ ࣪⊹
コメント
8件
途中で更新止まってた時え、もしかしてもう見れない、、、!って思ってたんで続き見れて嬉しいです!この作品めっちゃ大好きです!!

もうめっちゃ好きです!楽しみにしてます!体調に気をつけてくださいね!
ありちゃんの大好きな作品が高頻度で見られてとっても幸せだぁ( ˘͈ ᵕ ˘͈♡) 長ければ長いほどみんな喜ぶよー!