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この小説はsxxnの桃様アンチ要素が含まれます。
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赫×桃 「 抱え込まないで 」
〈 桃side 〉
桃 『 はぁ、 』
いつも通りの会議が終わり静まり返った部屋に
リスナーさんには聞かせないような低い声が響く
「 桃色無能すぎ 」
「 リーダー向いてない 」
「 正直キモいから抜けて欲しい 」
「 此奴いらない 死ね 」
桃 『 っぅ、(潤 』
『 知ってるよそんなん、(〃 』
俺が無能なことなんか世界で1番自分がわかってる
威真はrapができて司会進行が上手い
恋雨は可愛くてムードメーカー
美琴は天然だけど英語が完璧
須知は歌がうまくて誰よりも努力家
奈津は誰よりも優しくてイケメン
俺は何もできない だからもっともっともっと頑張らなきゃ、っ
メンバーを完全にブロックして作業に
没頭し始めてからもう何日立ったかわからない
ずっとずっとパソコンだけを見つめている
桃 『 はぁ、(目霞 』
最近してないしお薬買ってこよ、
メンバーに合わないよう買い物を急ぐ
薬と、 カッターも没収されちゃったし買っとくか、
無造作にかごに風邪薬を入れていく
桃 『 んゎ、っ(驚 』
会計を済ませ急いで後ろに方向転換すると
少し背の高い男性にぶつかってしまった
瑞 『 ごめんなさ、って、蘭くん、? 』
桃 『 へぁ、(逃出 』
やめてやめてやめてやめて 汚くて無能な俺をみないで
〈 赫side 〉
蘭と全く連絡が取れなくなって一週間が経った
紫 『 蘭、は今日も欠席か 』
赫 『 … 』
こんなに連絡が取れなかったことなんてなかった
妙な不安が胸に込み上げてくる
黄 『 なしたんやろな、 』
緑 『 心配だね、ー(考 』
瑞 『 、恋雨の見間違いやったらあれなんやけどさ、 』
『 昨日蘭くん見かけた、かも、?(戸惑 』
赫 『 え、まじ、? 』
瑞 『 なんか、コンビニで、すぐ逃げちゃったけど、 』
『 でも、なんか薬いっぱい入れてた、(震 』
赫 『 っ、は、? 』
薬??od?また止めれなかった?
いやだ 蘭、蘭っ
緑 『 風邪引いた、とかではなくて、? 』
瑞 『 五、六箱入ってたから違う、と思う、 』
紫 『 それっ、て、(声掠 』
蘭がいないと俺何もできない
息の仕方わかんない 助けて 蘭
赫 『 は、ひゅっ(咳込(潤(息荒 』
瑞 『 赫くんっ、!?(驚 』
〈 桃side 〉
小雨に遭っちゃった 嫌われちゃう?
無理やだどうしよう 嫌われたくない 俺の前からいなくならないで
桃 『 ばれないし、いーよね、(苦笑 』
静まり返った部屋にカッターの金属音だけが鳴る
桃 『 切れ味悪すぎ、(微笑 』
『 しゅー、しゅ、ざくっ❤︎ 』
『 いぅ゛っ(潤 』
カッターの歯が想像よりも不覚に刺さる
不思議とあまり痛みは感じなかった
もっと刺しちゃお、
桃 『 ざくっ、ざく、ざしゅ❤︎ 』
いらない俺は消えればいい 悪い子なんて消えちゃえ
誰も俺のことなんか気にしてないんだから
いらないいらないいらない 消えちゃえ
桃 『 ぇへ、 ざくっ❤︎ 』
不意にカッターを持った手は掴まれ身動きが取れなくなる
赫 『 蘭゛ッ (抱締 』
桃 『 あぇ、奈っちゃ、?(涙溢 』
久々の大好きな人の温もりとあの香水の香りで心が落ち着く
気づくと俺はカッターを持つ手を離して奈津に抱きついていた
桃 『 奈っちゃ、ごぇんらさ、っ(泣 』
赫 『 何でざしゅってしちゃったの?(撫 』
奈津が配信で聴かせるような声とはワントーンほど
低く落ち着いた、でも優しい声で話しかけてくる
生暖かい水滴が目からこぼれ落ち、ぽつ、ぽつと奈津の肩を濡らしていった
〈 赫side 〉
アンチが多くて辛かったこと、自分はいらないと思ってしまったこと、恋雨に
見られて嫌われると怖くなてしまったこと、全てを蘭は話してくれた
こんなに弱ってるのに気づかなかった俺は最低だ
赫 『 蘭は必要っ、俺らにとってもリスナーにとっても 』
『 全部聞くから抱え込まないで、大好きだからっ、(抱締 』
桃 『 ぅん、ごめんねっ、(泣 』
話が一段階終わるとあいつらが部屋に入ってくる
紫 『 マジで無理すんなよ、周りのことなんか気にすんな 』
瑞 『 蘭くん寝てないでしょ!!恋雨と添い寝する?(首傾 』
赫 『 俺のだから無理 』
黄 『 蘭〃ちゃんと愛されてんで(微笑み 』
桃 『 みんなっ、?(潤 』
緑 『 蘭〃こんなに痩せちゃって‼︎(むすーっ 』
『 何食べたい? 』
桃 『 おむらいす、 』
緑 『 りょーかい(くすっ 』
桃 『 みんなっ、ありがとう(泣笑 』
2000文字越えの長い作品でしたが読んでくださりありがとうございます♪