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※𓏸𓏸には自分の名前をいれてください!


主人公の女子高生、𓏸𓏸は、音楽が大好きで、特にダンスボーカルグループのWATWINGの大ファンだ。しかし、彼女は自分の感情を表に出すのが苦手で、周りからは「クール」だと思われている。ある日、学校の近くのカフェでアルバイトをしていると、偶然、WATWINGのメンバーである八村倫太郎と高橋颯が来店した。

「あれ、𓏸𓏸じゃん!」


驚いた顔で𓏸𓏸に声をかけたのは、彼女の幼馴染で、今は別の高校に通っている高橋颯だった。𓏸𓏸は内心ドキドキしながらも、冷静を装って彼らを席に案内した。


それからというもの、彼らは度々カフェに顔を出すようになり、𓏸𓏸は彼らと少しずつ言葉を交わすようになった。特に倫太郎とは、音楽の話で意気投合し、二人の距離は急速に縮まっていった。


ある日、倫太郎は𓏸𓏸に「今度、俺たちのライブに来ない?」と誘ってくれた。ユウナは喜びで胸がいっぱいになったが、またもクールな態度を崩すことができず、ただ小さく頷くことしかできなかった。


ライブ当日、会場で𓏸𓏸を見つけた倫太郎は、ステージ上から𓏸𓏸に向かって笑顔で手を振った。𓏸𓏸は、自分に向けられたその温かい笑顔に、初めて心からの笑顔を返した。ライブが終わった後、倫太郎は𓏸𓏸に「𓏸𓏸の笑顔、最高に可愛いよ」と優しく語りかけた。


𓏸𓏸は自分の感情を素直に表現することの大切さに気づき、倫太郎に感謝の気持ちを伝えた。二人の間には、音楽を通じて育まれた、かけがえのない絆が生まれたのだった。


第1章:偶然の出会い


俺、髙橋 颯は、大学のキャンパスを駆け抜けていた。音楽サークル「Sounds and Souls」の練習に遅れそうで、焦っていた。次のライブで披露する新曲の歌詞が、どうしても納得いかない。メロディーは完璧なのに、言葉が乗らない。そんな焦燥感を抱えながら、角を曲がった瞬間、ドスンと何かにぶつかった。


「痛っ!」


尻もちをついた俺の目の前には、大量の楽譜とスケッチブックを抱え、床に散らばったペンや消しゴムを拾い集める一人の女子がいた。彼女は、ショートヘアで、大きな眼鏡の奥にある瞳が必死に何かを探している。俺は慌てて謝り、一緒に拾い始めた。


「ごめん!本当にごめん!」

「いえ、大丈夫です。私が不注意だったから…」


彼女はそう言いながら、散らばったスケッチブックを拾い上げた。その中には、繊細な線で描かれた、どこか寂しげな風景画が何枚も挟まれていた。


「絵、描くんだね。すごく、綺麗…」


思わず口から出た言葉に、彼女は少し驚いたように顔を上げた。

「ありがとうございます。…でも、ただの趣味なので…」

「え、なんでそんなに謙遜するの?才能だよ、これは」


俺は素直にそう思った。彼女の絵には、何かを訴えかける力があった。

「俺は、WATWINGっていうグループでラップしてる、髙橋 颯。音楽やってます」


自己紹介すると、彼女は少し戸惑ったように答えた。

「…私は、𓏸𓏸です。デザイン学科の…」


𓏸𓏸は、それ以上何も言わなかった。どこか壁を作っているような、そんな雰囲気を感じた。それでも俺は、散らばった楽譜の中から、目を引く一曲を見つけた。そこに書かれていたタイトルは「夜明けまであと100マイル」。俺が今作ろうとしている曲のタイトルと全く同じだった。


「これ…もしかして、𓏸𓏸が作った曲?」


彼女は顔を真っ赤にして、楽譜をひったくるように抱え込んだ。

「…違います!ただのメモです!」


そう言って、彼女は足早に去っていった。しかし、去り際、俺は彼女の唇が「夜明けまであと100マイル」と呟くのを聞いた気がした。


第2章:メロディーの行方


それから、俺は𓏸𓏸を探し回った。彼女の描いた絵の風景、そしてあの楽譜。なぜか、俺の心を掴んで離さない。

「おい、颯。どうした?ぼーっとしてるぞ」


練習スタジオで、メンバーの鈴木 曉に声をかけられた。

「新しい曲、全然進まなくてさ…」

「𓏸𓏸ちゃんに会ってから、なんかおかしくないか?」


隣で聞いていた八村 倫太郎が、にやりと笑う。

「…あいつのせいだよ。俺の曲と似たようなタイトルで、しかもめっちゃいい曲だったんだ…」


俺は、𓏸𓏸と出会った時のことをメンバーに話した。桑山 隆太は「それは運命だね」と冗談めかして言ったが、古幡 亮は真剣な顔で「その曲、聴いてみたい」と言った。


俺は、図書館で勉強している𓏸𓏸を見つけた。

「𓏸𓏸!」

「…髙橋くん。どうしたの?」


彼女は少し驚いた顔をしたが、以前のような警戒心はなかった。

「あのさ、俺の作った曲、聴いてくれないか?」


俺は勇気を出して、自分のスマホに入っているデモ音源を再生した。俺のラップと、福本 伸一の優しい歌声が、静かな図書館に響く。

曲が終わると、𓏸𓏸は静かに目を閉じていた。


「…すごく、素敵」

「ありがとう。…でも、なんか足りないんだ。歌詞も、メロディーも…」


そう言うと、𓏸𓏸は持っていたスケッチブックを俺に差し出した。

「…もし、よかったら。私の描いた絵、見てみて…」


そこには、俺のデモ曲を聴きながら、彼女が描いた絵が何枚も入っていた。それは、俺のラップが持つ、心の奥底にある孤独や葛藤を表現しているようだった。

そして、最後に挟まれていたのは、あの「夜明けまであと100マイル」の楽譜だった。


「これ…」


「本当は…誰にも見せるつもりなかったの。でも、あなたの曲を聴いたら、このメロディーが、あなたのラップと一つになったら、何か生まれるんじゃないかって思ったから…」


𓏸𓏸はそう言って、恥ずかしそうに下を向いた。


第3章:二人の未来


𓏸𓏸のメロディーは、俺のラップに新たな命を吹き込んだ。俺たちは、放課後になると、誰もいない教室で、二人だけの練習を重ねた。


「このメロディー、寂しげな感じがするけど、どこか希望も感じるね」


「そう。WATWINGのみんなといると、どんなに辛いことがあっても、光が見えるんだ。だから、このメロディーを聴いて、みんなとの未来を描いた…」


俺は、𓏸𓏸が作ってくれたメロディーに、心からの感謝を込めて歌詞を乗せていった。それは、WATWINGのメンバーへの想い、そして、詩織への想いだった。


「完成したよ…𓏸𓏸。ありがとう」


俺がそう言うと、𓏸𓏸は涙を流した。

「…ありがとう、なんて。私の作ったメロディーを、こんなに素敵な曲にしてくれて…」


ライブ当日、俺たちの新曲「夜明けまであと100マイル」は、大成功を収めた。俺は、ステージから客席を見渡した。一番後ろで、小さく手を振っている𓏸𓏸の姿を見つけた。


ライブ後、俺は急いで𓏸𓏸の元へ向かった。

「𓏸𓏸!…本当にありがとう!」

「颯太くん…本当、すごいね…」


興奮気味の俺に、𓏸𓏸ははにかむように言った。

「あのさ…俺、𓏸𓏸のことが…」


「…知ってるよ。私も、颯くんのことが、好き」


俺は、意を決して𓏸𓏸の手を握った。冷たい風が吹く中で、その手は温かかった。


「これからも、一緒に音楽作ってくれないか?」

「…うん。ずっと、ずっと一緒に」


俺は、𓏸𓏸を抱きしめた。夜明けまで、まだ少しだけ時間がある。しかし、俺たちの未来は、もうすでに光り輝いていた。


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