私ホントに
にょんとりの作品だけ伸びいいんですよねぇ
まぁ伸びが悪くなったら大体にょんとりに逃げます爆笑
続き書きます!
タイトル:「檻の外へ」
スンリの執行日が決まった、と知らされた瞬間。
ジヨンは独房の壁を殴りつけ、何度も叫んだ。
🐲「ふざけんな!! なんで……っ、なんでお前らだけで決めてんだよ!!!」
今までずっと誰かに守られていた。
でも、もう誰も守ってはくれない。
自分が、動かなきゃ。
それが、初めてジヨンが“外の世界”に向き合った瞬間だった。
看守に、手紙を渡すよう頼む。
被害者とされる囚人の一人に面会を申し出る。
中にはスンリに痛めつけられた人間もいた。
だが、その男はボソリと呟いた。
👨「お前のためにやったって……あいつ、言ってたな」
ジヨンは、その言葉を握りしめて、署名を集めた。
スンリの減刑を求めて。
何十枚も紙に文字を書いた。何十人にも頭を下げた。
自分のプライドも、過去も、すべてかなぐり捨てて。
でも。
👮🏻「——棄却された」
虚無のような看守の言葉が、ジヨンを切り裂いた。
👮🏻「執行日は来週だ。面会はそれまでだな」
ジヨンの膝が、がくりと折れた。
⸻
第八章「最後の鐘」
面会室。最後のガラス越し。
スンリは、いつものように微笑んでいた。
🐼「……よく、ここまで生きてくださいました」
ジヨンの手は震えていた。泣いてはいなかった。もう、涙は枯れていた。
🐲「俺……やれること全部やった。だけど……駄目だった」
🐼「そうでしょうね」
🐲「……なんで、お前が慰めてんだよ……死ぬのはお前だろ……っ」
🐼「ジヨンさん」
ガラス越しに、スンリは微笑んだ。
🐼「僕は、あなたに出会えただけで、生きてる意味がありました」
🐲「……俺は……もう一人で生きていけねぇよ……!」
🐼「でも、生きてください」
ジヨンは、唇を噛み締めた。
🐲「——お前の代わりに、俺が“檻”になる」
スンリの目が、微かに揺れる。
🐼「それは……罰ですか?」
🐲「いや。愛だよ、たぶん。俺、もう壊れてるから……わかんねぇけど」
🐼「……なら、壊れてくれてありがとう」
その一言が、最後の言葉だった。
その夜、静かに、執行は行われた。
スンリの喉が締め付けられた音がした
⸻
第九章「生き残った檻」
数年後。
刑期を終えたジヨンは、外に出た。
空は青く、風は優しく、でも世界はまるで空っぽだった。
仕事もできない。誰とも話せない。
部屋にこもり、毎日、壁を撫でる。
鉄格子などどこにもない。ただの、ワンルームの部屋。
それでも——
🐲「おい、そこにいんだろ、笑」
ジヨンは笑う。
🐲「今日も……守ってくれるんだろ? なぁ、スンリ」
もう、声は聞こえない。
でも、彼の中には“スンリという檻”が生きている。
永遠に。
最後に彼が囁く。
🐲「檻はなくなったんじゃない……俺が、檻になったんだ」
🐲「スンリ、俺を迎えに来て……笑」
ジヨンの涙が静かに垂れる
ジヨンは儚い檻の中での人生を終えた
—
―END―
これでこの話は終わりです!
早かったですねすみません、、
私国語とか苦手なので言葉とか単語の使いかたミスってるかもです🥲
最後まで見てくれてありがとう
またいつか更新します
コメント
3件
今日で…最終回なの…寂しいけど…😭…すごく、面白かったです!!🫰💕…最後の終わり方…天才的な表現で…泣きましたね…(泣)😭😭