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コメント
2件
まじ天才。凄いゎ、
都side番組が終わりテレビを切る
二人で話しながら見ていたけどやはり様子がおかしい。
「…こた、なんかあった?」
「ん〜?なんで?」
…違う、何もない時は笑いながら「何もないよw」って返される
「いつものこたじゃない」
「…」
真剣に返すと少し驚いて気まずそうに視線を逸らす。図星だと表情で語られる。…かと言ってなにがあったか話そうとする空気はない
「…言ったところで、どうこうなるわけでもないし。」
「は?」
思わず何も考えずに反射で声が出る。その声は自分が思う何倍も低くてドスのある声。
こたは少し肩をビクッとさせて申し訳なさそうな悲しそうな顔で反対側を向く
「…少しは相談してよ。すたぽらの…スーパーカップルの絆舐めないで。一人で抱え込まないで。このままだとこたが潰れる」
やけになって少し早口気味になる。…こたに頼ってもらえないのが悔しくて、こっちばっかり助けてもらってるのに恩返しできない自分にイラついて。
すたぽらのお姉さんポジだからなかなか甘えないタイプではあるけどだからと言って頼られないのは訳が違う
静かな空気。そっぽをむいていたこたがゆっくりとこちらを向いてじっと見つめてくる
「私って、本当にアイドルやってていいのかな…?」
目を見開く。少し涙目になっていて声も震えている。こたの涙なんてデビュー前以来なかなか見なくて…なんなら悲し涙なんてみるのは初めて。
今のこたの状態がなかなかわからない。何で返すのがベストかも分からない。でも…
「やってたらダメな理由なんてないじゃん。…やっててほしい。」
真剣に見つめる。彼女は少し下唇を噛んでまた視線を逸らす
「…私は、みんなほどリスナーさんに裏の自分を見せられてない。本当の私…ありのままの自分は世界の不特定多数に発信できるものじゃない。…自信がない」
全てが分かった上で…少しイラッとしてしまった。
こたは私と違って…優しくて面白くてちょっとした気遣いができて程遠い存在に見える。けどそこに壁は感じないし本当にリスナーさんを、メンバーを愛してるんだなって行動で分かる。プライベートのこたなんてほんっとうに魅力でいっぱいなのに…それで自信がないって。
「…私の自慢のアイカタをそんな風に言わないで。」
「へ、」
「私なんかと違ってしっかりしてて可愛くてかっこよくて頼り甲斐があってお姉さんみたいでけどどこか抜けてて愛情表現は不器用だけど…本当に愛してくれてるんだなって行動分かるしふとした瞬間に気遣ってくれるし、ずっと最高の居場所を作ってくれてる…もう語りきれないほど魅力が詰まってる、そんなアイカタだから。プライベートでも活動上でもそう。私なんて足元にも及ばない、そんな子」
思わず早口で色々と並べてしまう。こたは苦しそうな顔でこちらを見ている
「いや、くにのちゃんの方が…」
「でも!」
大きな声で言葉を遮る。今は…こたの意見を挟みたくない
「…私の方がみんなを癒せるっていう自信だけはある」
…こたに、私が伝えられること、伝えたいこと。
「自信のないやつについてくるやつはいない」
ぽたっと一粒の宝石が落ちる
どこか切なくてどこか嬉しそうな空気が漂った
「…ありがとう」
読んでいただきありがとうございます!
どもども星音です!
SCがお互いのことを指す時、「アイカタ」をカタカナにしてるの気づきましたか?前のアイドル大会かなんかでもそうだったんですけど!相方と愛方どちらでも捉えられるようにしてるんですが…どうだと思いますか?
それでは!また次回!