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みずえな

記憶喪失

口調行方不明

それではどうぞ。







───絵名視点───

「この間は楽しかったよね〜!」

私の知らない人が話しかけた。咄嗟に私は

「あの、、、誰ですか?」と返した。

すると彼女は呆れたように

「も〜絵名ったら〜!ボクとの買い物楽しかったのに恥ずかしいから嘘ついてるの〜?」

どうやら彼女は私の名前を知っているようだ。

1つ言い忘れていたが、私の名前は東雲絵名だ。

私の記憶に一人称が“ボク”の子はない。だから完全に初対面だ。だが、さっきから妙な違和感がある。彼女は大切な“何か”だったんじゃないのか。今は確かめる術もない。とりあえず返事をした。

「本当に誰ですか?」

さすがに彼女も自分のことを分からないと気づいたのか、目をまん丸にしてこちらをみる。すると彼女は「そっか。後遺症残ったんだ、、、」

と悲しそうな目で私を見た。詳しい話を聞くと私は事故に遭い、数日間入院したらしい。しかもその後遺症で大勢な人の記憶が無くなるらしい。後遺症は一ヶ月後に現れるから、買い物に誘い私と出かけたと彼女───“暁山瑞希”が述べた。しかし私には暁山瑞希と言う人物の記憶だけでなく、暁山瑞希とやっていた“25時ナイトコードで”と言う音楽サークルのことやメンバーのことを忘れていた。自分が音楽サークルに入るなんて思わなかった。今日は瑞希に感謝し、瑞希と解散した。

───瑞希視点───

今日たまたま歩いてたら絵名を見つけたから声をかけた。

「この間は楽しかったよね〜!」

だが絵名は頭にはてなが浮かんでそうな顔をした。どうせ絵名のことだと思っていたら

「あの、、、誰ですか?」

って言ったからびっくりしちゃった。ふざけてると思ってボクは

「も〜絵名ったら〜!ボクとの買い物楽しかったのに恥ずかしいから嘘ついてるの〜?」

と返したが、次の返事は考えとは真逆だった。

「本当に誰ですか?」

まさかあの事故で後遺症が残るとは思わなかった。さっきまでの気分とは真逆のブルーな気持ちだった。

「そっか。後遺症残ったんだ、、、」

医師の言うことは真剣には聞いてなかった。だって絵名なら後遺症にならないと思ってたから。過去のボクに腹が立ってるときに、絵名はなんでボクが絵名のことを知っているのかを聞かれた。ボクが覚えている限りのことを全部話した。絵名はボクの話を聞いて理解はしていたが、前のように“瑞稀”と呼んでくれる日は来ないだろう。まだボクは心の整理がついていないので今日はお開きにした。明日奏や真冬に伝えなきゃと決めた。  ____________________________________________

終わりです!

また見てください!



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