…………………………………………………………… ULTIMATE(特別事案機動部隊)主要役職
初代総監 真島俊(30)…主人公
総監補佐 沖琉太(27)
中央指令部長 赤城龍一(19)
中央指令部員 越前龍馬(21)
中央指令部員 松永優大(21)
中央指令部員 工藤哲也(31)
中央指令部員 室口翔平(28)
中央指令部員 菊池謙介(23)
第1実動部隊長 倉木勇也(36)
第2実動部隊長 片倉旬(32)
第3実動部隊長 浦賀啓介(30)
第4実動部隊長 南雲知憲(33)
第5実動部隊長 高島康安(35)
現場に着くと既に複数の隊員らが頭上で盾を構えながら負傷した隊員らを庇っていた。「状況は?」
「真島か。お前には許可を出してもらいたい。この建物を中に居る人間もろともぶっ潰す事をな」赤木が言った。
「ぶっ潰す?」
「爆破だ。既に準備は進めてる。お前からの許可がおり次第そのまま実行する」
「まだ待て」
「なぜだ?こっちは既に負傷者を出してる」「中には拉致被害者がいる」
「何だと?」
「今年に入ってから都内で失踪事件が相次いでるらしい。恐らくここの事務所にいるだろう。奴らは恐らくこの中にいる拉致被害者と共に死ぬ気だ」
「じゃあその願い叶えてやろうぜ」
「赤木、先走るな」
「あのなー。こっちは既に負傷者を出してるんだぞ?このまま更に仲間に負傷者を増やす気か?」
「我々はあくまであらゆる驚異から国、国民の生命、財産を守る事が使命だ」
「よくも平気な顔して言えるよな、あいつら(国民)はな、平時では俺を批判してなにかあればすぐ俺たちは批判の嵐だ。そのくせに何かあればすぐに助けてくれだと。勝手過ぎないか?」
「それでも我々は国民を守る事が最優先事項だ」「俺は賛成できねーな。このまま隊員に負傷者を出したくはない」
「とにかく拉致被害者の救出と犯人制圧を同時に行う」そう言うと真島は、建物の地図を持ってきた。
「第5実動部隊は、裏口に配置だ」数分後第5実動部隊から配置完了の無線連絡が入ると真島は再び無線機を握った。
「彼らの発砲と同時に裏口を突破だ。第5実動部隊に続いてそのまま第4、第3と順番に突入していく。突入してからだが絶対に射撃などは行うな。まずは拉致被害者の救出が最優先だ」
「了解」それから数時間後待機していると事務所から2人が出てきた。1人は拉致被害者っぽく男に銃を突きつけられていた。
「おい、ごらここから離れろー。さもねーとこいつをぶっ殺すぞ」そう言うと男はナイフを振り回した。その時いつの間にか男の死角に回っていた赤木が男の制圧を始めた。すぐに背後に回ると首を絞めた。男は持っていたナイフで赤木の腕を切りつけた。赤木はその場で腕を庇うような素振りを見せ、男が油断したそのいっしゅんを狙い回し蹴りでその場に倒した。
「突入だー。突入しろー。何つったんてんだ」赤木の怒号で隊員達は一斉に事務所に流れ込んで行った。
「大丈夫か?」沖は負傷した赤木のもとに駆け寄った。
「うるせー。おまえは総監のそばにいとけ。絶対に離れるな」
「そんな事わかってるけど」
「真島を守れるのはお前しかいねーんだ。あいつは自らを犠牲にする悪い癖があるようだ。そんなあいつを守ってやれ」赤木は沖に向かってささやくように言った。その頃、事務所内はまさに戦場だった。
「拉致被害者発見」第3実動部隊の中野は、無線連絡を入れるなり、すぐに被害者達のもとに駆け寄った。
「大丈夫ですか?警衛隊です」
「あ、ありがとう」被害者達は既に弱っていた。
「まずは1人ずつ外に出ましょう」そういうと中野は手前にいた女性から順番に外に出して行った。5人目の救出を行っていた時だった、拉致被害者が収容されている部屋に1人の男が逃げるようにやってきた。男は中野を見るなりすぐさま拳銃を構えた。
「まじかよ」まだ警衛隊に入隊して半年しか経っていない中野はその場で足を震わした。絶対に守るんだ中野は時分に言い聞かせながら盾を構えた。
「おい、お前新人か?笑弱そうだな」
「酔ってるのか?くせーな」中野は鼻を抑えながら言った。
「酒飲まねーとやってられるかよ笑おらーやってやっからかかってこいや」男は笑いながら拳銃を振り回した。
「クソ野郎ー」中野は何も考えず男に向かって走り出した。
「ゔ…」銃弾を防具の隙間に受けた中野はその場でうずくまった。
「はっははは」男は奇声をあげながら、倒れた中野を馬乗りするとヘルメットを脱がせた。中野はかなり怯えていた。
「はっはは、殺してやるよ」そう言うと男はそのまま中野の目にナイフを突き刺した。
「うわ〜」中野のけたたましい叫び声で酔いが冷めたのか男はその場から立ち上がると拳銃を構えた。
「すぐ楽にしてやるよ笑」2発の銃声と共に中野はその場で動かなくなった。
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