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kr × nk
【捨てないで】
※いつもより長くなります
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nk視点
最近、俺の彼氏のきりやんが帰りが遅い
仕事が忙しいのは分かる …
けど、毎日はさすがにおかしい
今日だって …
nk「おかえり …!」
kr「ただいま」
君からは少し良い匂いがした
nk「上着洗うよ?」
kr「いや、俺が洗うからいいよ」
nk「そっか …、」
いつもは優しく渡してくれる上着だって
いつからか 自分で洗うようになった。
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kr視点
最近、俺の彼女のなかむが元気がない
どうしたのだろうか。
忙しくて構ってあげれないのが原因かもしれない
それだったら申し訳ない
nk「おかえり …!」
ほら、なぜか君は元気がない
kr「ただいま」
nk「上着洗うよ?」
君に気付いてもらおうと思って付けた香水だって気付いてはくれない
kr「いや、俺が洗うからいいよ」
nk「そっか …、」
なぜか元気がない。
どうしたんだよ、なかむ
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nk視点
もしかしたら、女の人と居るのかもしれない
俺を捨てちゃうのかもしれない
そう思うと、どんどん辛くなっていく。
ザクッザクッ
nk「あ …、」
気付いたら俺は自分の腕をカッターで切っていた
でも、なぜか腕を切る事によって安心している。
もっと切りたい。
ザクッザクッザクッ
nk「楽しいなぁ …」
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kr視点
ザクッザクッ
なんだこの音?
そう思いなかむの部屋を少し覗く
そこには自分の腕を切っているなかむの姿があった
ガチャ
kr「なかむ!」
nk「きり ッ …やん、」
すこし辛い顔をしながら俺の名前を呼ぶ君
kr「何してんの …」
nk「……」
nk「きりやんが 俺を捨てるから ….( ポロッ
俺に構ってくれないから ッ!」
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nk視点
nk「きりやんが 俺を捨てるから ….( ポロッ
俺に構ってくれないから ッ!」
ここで言わないとずっと溜め込んでしまう
捨てられてしまう。
そう思ってしまい、言ってしまった。
nk「あッ … ごめッ、( ポロッ」
その瞬間、俺はきりやんに包み込まれる。
暖かい …
kr「俺がなかむを捨てるわけないじゃん
ごめんな、構ってやれなくて。」
nk「これからも大切にして。捨てないで」
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