テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
りちょしろ
重い過去あり
基本sr視点
地雷さんUターン
どんなENDかは見てからのお楽しみ♡
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sr side
mob「遊び道具ちゃぁん♡今日もあそぼーよー笑」
昔から何かと不運な日々だった
「いやッ、やめて、くださいッ」
大学では毎日虐められる日々
mob「調子乗るなよ?言うこと聞いとけよ」
ドンッッ
「う”ッ……! 」
大学内に味方なんて一人もいなくて、皆周りから見て嘲笑うかコソコソ影で話すだけ
自分の身が危険に晒されないように関わらないようにするやつだけで、誰も俺を助けようなんて思ってなかった。
教職員だってそうだ。
面倒事に巻き込まれないように、少し注意するだけ
俺の事なんて見てない
もう成人なんだから自分で処理しろ
そう言うだけだった。
親に助けてもらえばいいって?
無理に決まってる
親すらもクズだから
家に帰って、ただいまという言葉に返ってくる返事は、「おかえり」なんて優しい言葉じゃない
母「またッ!まだこんな点数!?!?私に恥をかかせないでよ!!!!」
返ってくるのは怒号だけ
俺は家族にとってはいいように使われる道具に過ぎなかった。
「ごめんなさいッ、次はいい点数取ります、……」
母「次じゃダメなの!!!今じゃなきゃダメなの!!!わからないの!?この役たたず!!勉強しか取り柄がないんだからちゃんとやれよ!!!」
昔から言われている言葉だった
勉強しか取り柄がない
昔から、ずっと、ずっとずっとずっと勉強
少しでもミスをすると父親からの拳が飛んできた
でもどれだけ勉強しても俺は家族の思う通りになれていなかったらしく、毎日が暴力の日々だった
父「こっちにこい、お前にはもう1回教えないとな」
「ッ!まって!ごめんなさいッ!嫌やッ!それは!!」
ズルズルと俺よりも体格がいい父親に引き摺られて家の奥の奥の部屋に連れていかれる
その部屋はいつもお仕置で使われる部屋だった
なにか俺が重大なミスをするとそこで俺の意識がトぶまで殴られ続ける
ごく稀に犯されることもあった
薄暗い部屋に父親とふたりっきり
「ごめんなさいッ、次は上手くやるからッ!!」
ガンッッッッ!!!!
「あ”ッ!!!」
「はぁ”ッはぁ”ッ、ごめッなさ」
ゴンッッッッ!!!
俺の言葉は聞かないというふうに次の攻撃が来る
父親は終始無言
俺の事なんてストレス発散の道具にしか思っていないのだろう
俺の体は毎日の暴力のせいで痣と傷だらけだった
家事も全て俺の担当
休むことなんて許されない
愛されることなんて1回もない
ガチャっ
俺が父親にボコされていると誰かが入ってきた
弟「あれ笑やっぱりここにいた笑」
弟だった。
弟「またなにかやらかしたの兄さん笑」
俺の弟は俺よりも勉強も運動も出来なかった
だから俺よりも両親に酷い目に合わされるはずだったのに
父「こいつがまた低い点数とってきてな。今お仕置中だ」
弟「懲りないねぇ兄さんは」
弟「あ、そうそう、父さん。お小遣い頂戴?今月のお小遣い無くなっちゃって♡」
父「おれの財布から取っておけ、今手が離せないから」
弟「りょーかい♡ありがと〜」
弟は両親から溺愛されていた
点数が低くても、態度が悪くても、成績が下がっても
怒鳴られもしないし暴力すら振られない
愛されるだけで俺みたいな目に遭ってない
俺は弟を顰めた顔で眺める
弟は扉を閉める瞬間、こちらを見て、べっと舌を出してから「ばーか」そう言った
俺が何をしたのだろうか
ドンッッガンッッ
生まれただけで偉いのではなかったのだろうか
ガンッッッッガンッッッッ
俺は、何のためにこの世に生まれてきたのだろうか
毎日、毎日、部屋で自分を責めてることをコイツらは知らない
毎日ODして毎日自傷行為をしていることをコイツらは知る由もない
俺がどんな思いでこの家にいるのかも、どんな思いで大学に通っているのかも
父「今日はこのくらいで勘弁してやるよ」
そう言って父親が部屋を出た。
薄暗い部屋には横たわって上手く呼吸のできていない俺だけがいた
「ヒュー”ヒュー”」
今回はいつもより酷かったので体が鉛のように重い
口と鼻と頭からは血が流れ出ていて、体にはもう青痣が出てきた
「けほっ、けほっ、」
無抵抗の人間にようやるなぁ……
俺は数分して、無理やり体を起こしてリビングに向かう
そこにアイツらはいなかった
ただ机に殴り書きの字で、「弟の入学祝いに外食に行く」とだけ書かれた手紙が置かれていた
「けほっ、俺の心配はなしかよ……」
俺は自分で応急セットを取り出して手当をする
もう生きたくない
本音を言えばそうだった
生きる意味なんてないし
なんで俺みたいな人間が存在しているのかも甚だ疑問だ
家では汚物のように蔑まされ、殴られて
大学でも教職員には見放され、友達だと思っていたやつには虐められる
「俺……なんで生きとるんやっけ……」
ーーー
翌日
ーーー
俺は、今日は大学には行かずに街外れの海辺に来ていた。
死ぬ気だった。
もう終わらせたかった
この生活を
誰にも愛されない、誰にも認められない
そんな世界に生きている意味なんてない
「……」
数十分、海を眺めていたと思う
「……よし」
俺は立ち上がって海のなかに足を入れる
冷たい波が足に当たって気持ちが良かった
腰くらいまで海に浸かったとこだろうか、後ろから声をかけられた
rc「なにしてんの」
振り返るとそこには白髪の俺より年下だと思われる青年が立っていた
風に吹かれて揺れる髪がキラキラしていて綺麗だった
「……何してるって見ればわかるやろ……」
死ねると思ってたところで呼び止められたので俺は少しイラついていた
rc「死ぬ気?」
ド直球に聞くなぁ
まあ、死ぬ前に人と喋るのもそれでいいか
そう思って答える
「そうや」
すると白髪の青年が走って俺のそばに駆け寄る
「な、なに……」
rc「おれ、りぃちょって言います!」
りぃちょが元気よく自己紹介をする
なんの意味があるのかは分からないが、気圧されて「お、おう」と反応してしまう
rc「きみの名前は?」
「……」
名前……もう暫く誰にも呼ばれていないので忘れるところだった
でも今の自分の名前は大っ嫌いだ
だから俺は昔、唯一仲の良かったやつに呼ばれていたあだ名を思い出してるそれを伝える
「しろせんせー。」
rc「しろせんせー……おっけ!」
OKなのかよ
りぃちょが俺の手を引っ張って砂浜まで戻そうとする
だが俺はここで戻る訳には行かない
せっかく死ぬチャンスなのに
俺は引っ張られる力に対抗して動かない
rc「動いてよ」
りぃちょがあたかも動くのが普通だろというふうに言ってくる
バカか。死にたいからここに入ったのに今更出るやつがどこにおるねん
「嫌。もう死ぬからそっちが手離してや」
rc「え、むり」
淡々とりぃちょが答える
こいつは何がしたいのだろうか
死にたいと言っているのに死なせてくれない
俺の思いなんて知らないくせに
「離せよ!!」
執拗いりぃちょにイライラしてしまってりぃちょの腕を強く振り払う
りぃちょはそれでもニコニコしていて全く動じない
rc「まだ死なないでよ」
無責任にも近い言葉をりぃちょが軽々と話す
「は?」
俺は今にでも死にたいのに引き止められるのが嫌すぎてイライラしてしまう
言葉にもトゲが出始めた
「なんでお前の一存でおれの気持ち変わらんといけんねん」
「お前には関係あらへんやろ」
ぽっとでの男に止められるほど俺は少ない悩みなんかじゃない
ずっと、ずっと悩んでいたことをやっと今解決できるというのに……!
rc「関係あるよ」
rc「俺せんせーに一目惚れしちゃったもん」
一瞬こいつが何を言っているのか全くわからなかった
死のうとしている人間、ましてや同性に一目惚れ、?
頭が狂っているんじゃないのかこいつは
「俺今死のうとしてたんやで」
rc「うん。それがどうした?」
「お前に暴言吐いたんやで」
rc「まぁ、俺がとめたからね」
「自傷行為だってしとんのやで」
rc「これから辞めさせるよ」
「……出来損ないやで」
rc「俺には天使にしか見えない」
「……必要と……されないんやで」
rc「俺はせんせーが必要」
俺は呆気に取られてしまった
その隙にりぃちょが俺の手を引っ張って砂浜まで引き戻す
俺は蹲って泣き出した
rc「えっ!」
りぃちょが隣であたふたし始める
初めて言われたことだった
必要
人生で欲しかった言葉
誰かにかけて欲しかった思い。
「りぃちょ…………」
俺はりぃちょの服を掴んで引き寄せる
rc「なに、せんせー」
「俺の事すきなん………」
rc「うん、好き」
りぃちょがそう言っておれの口にキスする
「んっ、」
rc「俺と付き合ってよしろせんせー」
俺達はその日
出会って1時間で付き合った
ーーー
ーーー
りぃちょとの日々は思ったよりも楽しかった
あの後大学には退学の連絡をして、退学した
家族から鬼ほど連絡が来たが、全部無視して、全部ブロックした
rc「せんせ」
りぃちょは隣街の住みだったらしく、そこに俺も同棲という形でお世話になった
「なに、りぃちょ」
りぃちょと付き合ってからは死にたいと思うこともなくなったし、自傷行為もしなくなった
毎日りぃちょが愛を語ってくれて、毎日大切にしてくれるから
rc「だーいすき」
「笑」
「俺も大好きやで」
毎日が幸せで、もうこれで十分だった
rc「あ、飲み会行く?ニキニキ達居るらしいよ」
「いくー」
こいつのお陰で友達も増えた
nk「おつかれー」
km「やっほしろせんせー」
kr「うぇーい」
nt「もう始まってるよー 」
sd「よお!」
誰も俺を責めることなんてしなくて、逆に俺のことを認めてくれて、生きていてもいいって思わせてくれるヤツらばかりだった
nk「ボビーまたキスマ増えた?笑」
kr「思った、項のとことかやばいぞお前」
「えッ!?うそやろ!」
sd「りぃちょくんエグwww」
rc「やっぱ俺のものって証明しないとでしょ笑笑」
「りぃちょ!!!見えるとこは付けんなって!!」
rc「はいはい、ごめんねー」
km「うーわ、クズ男だ。せんせー、りぃちょくんじゃなくて俺にしよーよww」
「何言っとん笑笑」
こいつらといると自然と笑顔になれた
YouTuberって仕事も、最近は板に付いてきたと思う
最初は慣れなくて戸惑ったり、泣いたこともあったけど今は優しいリスナーの皆に支えられながら生きてる
りぃちょ以外の皆、リスナーも含め、俺の過去のことは知らない
知ろうともしない
触れないでおいてくれてるんだと思う
りぃちょ、ニキ、キャメ、18号、キル、弐十ちゃん、シード、トニー、リスナー
俺の大切な家族みたいな存在だ
nk「ボビーもっと飲めよー!!笑」
「もう無理やって!笑」
km「ニキくんも飲んでなくなーい?笑」
nk「おれくっそ飲んどるよ!?」
sd「18号さーん、動画出てよー」
zh「えー、変なことしないでよー?笑」
数ヶ月間、そんな生活が続いた
りぃちょとも色んなところまで進んでいた
キスもしたし、ハグもしたし、セックスだってした
正直ここまでりぃちょとやり合えると思っていなかった
死にたがりだった俺が死ぬのが惜しいと思うまで幸せにしてくれた
rc「あー、ねむーー……飲みすぎたかもぉ」
「酒弱いくせに飲みすぎるからや笑笑」
rc「だってー、美味しそうなお酒沢山あったからさー」
りぃちょが俺の背中に抱きつきながら言う
窓から薄い月光が差し込む綺麗な夜だった
「ほんっと計画性ないなー、お前は」
rc「せんせーにだけは言われたくないなぁ……」
「まあ、明日はなんもないんやろ?ゆっくり寝ればええよ」
rc「まだ起きとく。せんせー喋ろうよ」
「ええで」
りぃちょが眠い眼を擦りながら俺の隣にそっと座る
rc「1口ちょうだい」
おれの飲みかけのココアを見ながらりぃちょが手を伸ばす
俺は「しゃあないな」と言ってまだ熱いココアをりぃちょに渡す
りぃちょはまるで小学生かのようにマグカップを両手で持ち、息を数回吹きかけてからマグカップに口をつける
「ほんま子供みたい」
rc「んぐッ、せんせーがそれ言う?」
りぃちょが顔を顰めて反論する
俺は子供っぽいことは1回もしていないと思うのだが
「俺はお前より年上です」
rc「たったの3歳差でしょ!!」
「3歳”も”だな 」
rc「うぜぇぇぇぇぇ……!!」
「おれのかちー」
俺はドヤ顔でりぃちょを煽る
rc「年の差って埋まらないのおかしい……」
「いやおかしくは無いやろ」
りぃちょが持っていたマグカップを机に置いて俺を押し倒す
rc「もうこうなったらキスマいっぱいつけてあげる」
「なんでそうなるん!笑」
俺達にはその時間だけで十分
特別な時間も、特別な存在も何一ついらない
ただ、君が横に居てくれるだけで俺は全部許せる気になる
りぃちょがいるから生きてられる
「りぃちょ」
俺はりぃちょの名前を呼んで唇に口付けをする
rc「……誘ってんの」
りぃちょが真顔になって俺を上から見下ろす
その顔が嫌に真面目で、いつものりぃちょじゃないことに笑いが込み上げてしまう
「ふはっ笑違うわ笑」
俺はりぃちょに抱きついて答える
普段ならこんなに甘えたりはしないのだが、今日だけは特別でいいだろう
なんってったって明後日は俺たちが付き合って1年記念日
こんなに幸せにしてくれた相手になら少しでも甘えて還元したっていいに違いない絶対に
それを汲み取ったのか、りぃちょが明後日の予定を聞く
rc「明後日は予定いれてないよね?」
「おん。なにも入れてないで」
rc「じゃあどこ行こっか」
りぃちょがスマホを取って調べ出す
「行きたいとこあるん?」
rc「んー、遊園地とか水族館行きたいな」
「珍しいな。そんな人が多いとこ。りぃちょ嫌いやないん?」
rc「カップルらしいことしよ笑」
「……そやな笑」
それなら数分、りぃちょとどこに行くか話し合った
近くのカフェを調べたり、遠いけど有名な観光スポット探したり。
その時間がとても楽しくて、とても早かった
rc「ここ。楽しそう」
りぃちょがそう呟いて手を止めたのは水族館だった
「水族館か……いいな」
rc「なんか、俺たちが出会った頃思い出すね笑」
りぃちょが笑ってこちらを見る
「俺としては苦い思い出やけどなぁ……」
rc「あの時びっくりしたもん!見てたら服のまま海に入り出すから 」
「しゃあないやん、死にたかったんやもん」
rc「でも、せんせーと出会えたからあそこにせんせーが来てくれてよかったかも笑」
「俺もや」
二人であの日を思い出す
「一目惚れやーって言ってたな笑」
rc「一目惚れだよ??」
「どこをどう見たら一目惚れするん笑笑」
rc「えー、髪がね、綺麗に靡いてて、可愛いなぁって」
りぃちょが俺の髪を触りながら思い出すように話す
rc「そんで、声掛けたんだけど、振り返った時に顔が整った美青年が月夜に照らされてて、夢かな?って思ったもん」
「俺そんなに顔整ってるか?笑」
rc「うん」
俺の額にキスが落ちる
rc「じゃ、明後日はここ行こうね!絶対にだよ!」
「分かっとるよ笑」
俺達はそうして眠りについた
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次の日
ーーー
俺はアラームの音で目が覚めて、ベッドから起きた
隣には間抜けな顔でぐっすり眠ってる恋人がいた
「おはよ」
そう声をかけて額にキスしてから俺はスリッパを履いてキッチンにたった
冷蔵庫から食材を取り出して、フライパンを手に取る
朝ごはんを作り出す
朝ごはんは最近は決まって、スクランブルエッグに目玉焼き、ウインナーとバターが乗ったトースト
りぃちょがこれが好きなのでココ最近は頻繁に作ってる
フライパンの上に溶き卵を流して混ぜる
もうひとつのフライパンに生卵を2つ落として焼き上げる
そうこうしていると後ろから抱きつかれた
「うぉっ、」
rc「ん”ー……おはよ”」
りぃちょが俺の肩に顔を埋めながら掠れた声で挨拶する
「おはよりぃちょ」
りぃちょは寝起きが悪い
「もうすぐ出来るから顔洗ってソファ座っとき?」
rc「ぃや”……」
「じゃないと食べれへんよ」
rc「せんせ”ーと一緒に”たべる”……」
完全に寝ぼけているな
「はいはい、一緒には食べるからはよ顔洗ってきて」
なんとかりぃちょを洗面台まで行かせて、俺は料理を皿に盛り付ける
机に置いたところでちょうど目が覚めたりぃちょがきた
《いただきます》
ーーー
rc「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
rc「そんな時間はかからないと思うから」
「うん。気をつけろよ」
俺はりぃちょを見送る
今からりぃちょがどこに行くのかは知らないが、誰かに呼び出されたみたいだ
相手が誰なのか分からないのが悩みどころだが、りぃちょだから大丈夫かと思って俺はリビングのソファに座り込む
俺はスマホを開いて昨日りぃちょと話していた水族館の写真を漁る
そんなに新しい感じではない水族館で、少し趣のある場所だった
「……楽しみやな、笑」
ーーー
数時間後
ーーー
おかしい
もうあれから何時間も経っているのに一向にりぃちょの帰る気配がしない
俺は心配になって何回もりぃちょのスマホに通話をかけるが応答がない
俺が心配になってソワソワしていると着信がきた
ニキからだった
「もしもし…」
nk「ボビー!!今すぐ、今すぐ〇〇にきて!!りぃちょが!!!」
「え」
俺はすぐに嫌な予感を察知して何も持たずに
家を飛び出した
タクシーを拾って、ニキに言われた場所まで向かった
タクシーの中で冷や汗が止まらなかった
りぃちょに何かあったのか
なにがあったのか
分からないけど心の中の嫌な予感が膨れ上がるだけで、俺は焦燥にかられていた
言われたところに着くと走って俺はニキを探した
nk「ボビー、」
ニキを見つけると、そこにはキャメとキルも居た
「どう、したん、?」
nk「ごめんッ、」
ニキがそう言って目線をやった方向を見ると
そこには
横たわって息をしていないりぃちょの姿があった。
「りぃちょ!!!!」
俺はすぐにりぃちょのそばに駆け寄った
「りぃちよ!りぃちょ!!」
何回も彼の名前を呼ぶが、一向に返事がない
彼の手を握ると、驚く程に冷たく、脈がうごいていなかった
「はぁ”ッはぁ”ッ!」
「り、ちょ”!なぁ”ッ!!」
俺はボロボロと涙を流しながらりぃちょの名前を呼び続ける
返事なんてしないとわかっているのに
「なんでッ、!”」
km「……しろせんせーの…家族だって名乗る人達にりぃちょくん呼び出されたんだよ」
「え”……… 」
km「それで……俺達、一部始終みちゃって、……」
nk「偶然居合わせちゃったんだよ……」
「どうな”ッたん”」
km「その家族を名乗るやつらとりぃちょくんが、しろせんせーのことで揉めてたんだ。返せとか誑かすなとかで。それで……ッ、」
キャメが口を濁すように黙る
それを見兼ねたキルシュトルテが話し始める
kr「アイツら武器持ってたんだ。卑怯にも。それで、りぃちょくんのこと瞬殺しちゃって……、」
「ッ!!!“」
おれの、俺のせいでりぃちょがっ、
nk「りぃちょに聞いたよ。ボビーの過去のこと。ごめんね。俺ら知らなくて。」
「お前ら”がわるいんや”なぃから”ッ、泣」
初めて。
初めてできた俺の理解者だった。
死にたがりだった俺を。生きる価値のなかった俺を。
大事にしてくれて、愛してくれて、りぃちょのお陰で人生に色が着いたと言っても過言ではなかった
りぃちょのおかげで生きてられた
りぃちょのおかげで生きようと思った
あの日、君が助けてくれたから
なのに、!
「水族館ッ、一緒に”行こうって”言うたやん”ッ!!!泣」
涙が止まらなかった
明日で1年記念日だった。盛大に祝おうと思った。
助けてくれた君に少しでも恩を返そうと思ったのに。
俺はやっぱり迷惑をかけてたんだな。
初めて人間を好きになれたのに
これからずっと一緒に生きていこうって、一緒に暮らしていこうって!!!
言ってくれたやん……
「りぃ”ちょ”……泣」
弟「あはっ、やっぱり兄さんいたぁ」
そこで聞きなれたやつの声がした
俺の弟だ。
弟「絶対コイツらが兄さんのこと呼ぶと思ったんだよねー、待っててよかったぁ」
「おまえ”ッ!!!!」
父「おい裕太。帰るぞ。お前は家の子なんだから、いつまでもわがままを言うな」
「いや”ッ、ぜったいに”ッ、!」
父親が1歩踏み出す
すると俺の目の前に3人が立ちはだかった
「にき……きる……きゃめ……!」
nk「ごめんボビー、呼ばなきゃ良かった」
kr「りぃちょに託されたんだよねー、お前を守れって」
km「守らなきゃね」
父「……」
「だめや”ッ!!やめ”てッ!!」
これ以上、これ以上大切な人たちを失いたくない
俺に居場所をくれた人たちを
母「じゃあ分かってるでしょ。早く行動に移しなさいよ。グズが」
母親が相変わらずの毒舌で俺を責める
「ッぅ”ッ」
俺はりぃちょの手にそっとキスをしてから離して立ち上がる
nk「!?」
nk「だめ!ボビー!!」
「ごめんニキ”ッ、俺はもう”」
kr「しろせんせーまで死ぬぞ!!また前の生活に戻っちまうぞ!?」
「もう俺は!!」
「これ以上大切な人を殺されたくない”……!泣 」
俺はめに溜まる涙を堪えながら叫んだ
俺は3人に抱きついた
「ありがとう”……こんな俺と仲良くしてくれてッ、”楽しかった”ッ、」
km「せんせー、せんせーだめだよ……」
キャメが震える声で俺の服を掴む
キルシュトルテもニキも、行かせないという風におれの体を掴んで離さない
「お前ら”にまで死んで欲しくないんよ……笑俺は、お前らがだいすきだから」
俺は3人の掴む手をそっと離して、あいつらの元に向かった
バチンッッッ
「ッ、」
父「手間をかけさせるな。どれだけ探したと思う。役たたずなんだからそれくらい分かれ」
「ごめんなさい……」
nk「ボビー!!」
ニキがこちらにこようと動こうとする
「ニキ……これ以上来たら。ほんとにだめや」
俺はあいつらの乗ってきた車に乗り込む
窓の外を見ると顔を苦渋に歪めた3人が立っていた
「醜い顔やなぁ、笑」
それで最後だったあいつらの会ったのは
だいすきな人達だった
この世で1番大切な人達だった
出来ればずっと、永遠にアイツらと馬鹿みたいにはしゃいだり、馬鹿みたいに遊んだり、そんな青春を謳歌してみたかった
りぃちょ。
ごめんな。俺のせいで、守れんかった
一緒に水族館行こうって約束したのにね
明日は1年記念日だったのに。
約束破ってごめんな
俺なんかと付き合っちゃったばっかりに、まだ若い命を失わさせてしまった
大好きだよ。俺はお前が
あの日、海で俺を助けてくれた時、
お前俺のことが天使に見えたって言ったよな。
俺もそうだよ。
俺もお前が天使に見えた。迎えに来てくれたのだと思った。
現にそうだった。辛い現実から離させてくれた
ありがとう
俺はお前が大好きだよ
愛してる
りぃちょ。
後日談
その後、家に帰ったしろせんせーは数日間、前みたいに酷い目に合わされました。
暴力は前よりも強くなり、怒号も酷いものになりました。
毎日毎日来る、ニキたちからの連絡も全て無視。
だけど一通だけ、ニキからのりぃちょの葬式については「俺もそっちに行くよって伝えといて」そう返しました
それを見たニキたちはもちろん鬼電と物凄い数の連絡をしましたがしろせんせーはどれにも既読を付けずに、スマホを壊して、二度と連絡がつかないようにしました。
そして月が満ちた日の夜。
しろせんせーが初めて逃げ出したあの日の夜のような景色の夜の日、しろせんせーは同じ海に立ちました
sr side
「りぃちょ」
俺は前、入水しようとした海に立っていた
今度こそは死ぬつもりだ
誰も邪魔する人はいない
俺はゆっくり海の中に入っていって、腰くらいまで浸かったところで歩みを止めた
「前は……ここでお前に止められたんだよな……笑」
そう思って後ろを振り返るが、そこにあるのは静かな浜辺だけで、白髪の青年なんて居なかった
『せんせ』
「っ!」
りぃちょの声がした気がして、バッと後ろを振り返った
「……はは」
「馬鹿やなぁ、俺、後ろは海の地平線やのに……」
俺は1歩、1歩と海に沈んでいく
あいつの元に。少しでも早くりぃちょのもとに行きたい
また名前を呼んで欲しい
俺頑張ったんよ
この数日間
家に戻ってから、ずっと、アイツらにまた蔑まされたけど
ずっと耐えて耐えて耐えまくって、ずっとこの機会を伺ってた。
りぃちょ、今行くよ
俺は頭まで海に浸かった
ゴポゴポと肺の中から空気が出ていく
次第に呼吸もできなくなって、意識が遠のく
りぃちょ。そっちでも。俺のこと
愛してな
元ネタ様⤴
END
コメント
5件
うわああ!!?!?めっちゃ好きです!!!!書くの上手くて尊敬します...✨✨✨
あーツイートみてからまってたよ😭 ほんとに文章の構成上手くて大好き😭💖
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カーテン