何とか間に合いました!CPのは多分土日に出します!!多分!!!
※何故かfw総受け書いてたはずなのにmcfwメインになってしまった私を許して下さい。
登場人物
fw.kid.kgm.knmc.akn.myzm.kzh.kne.lrn.ib.hb.knt.ngo.tugr.mcr.eks
キャラをあまり掴めておりませんので少し解釈違いを起こすかも知れません。
視点
akn⇒myzm⇒knmc
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事の始まりは1週間前。収録に来た三枝明那が偶然聞いてしまった星川と不破の立ち話からだった。まだ寒い2月の上旬、今日は収録があった為三枝明那は仕方なく冷えた体を起こし重たい足取りで廊下を歩いていた。特に楽しい事なんてないので何か面白い事やってないかと目を凝らしていると偶然見つけたふわふわの髪に派手なメッシュ。その隣には金髪のサイドテール。どうやらホシミナイトだったようだ。実にラッキーな話である。まさか朝から好きな人と会えるなんて。あ、もちろん金髪の子じゃなくて派手なほうね。どっちも派手だけども。折角だから驚かしてみようかな。そう思い角に隠れて彼らがこちらに来るのを待つ。段々と近づいてくる足音と共に会話が聞こえてきてそろそろだと思った。ベストタイミングで飛び出す筈だった。だが、明那はそれは出来なかった。何故なら、自分の好きな人が話している内容はそれ程に衝撃的な話だったのだから。
「サラちゃんバレンタインにチョコ作る?」
「ん?まぁ星川友チョコとかはよく作るよ〜!でも何で急にー?」
「…あ、あのさぁ…..俺、チョコ、作りたい人が…いて、それで」
少し顔を赤らめてたどたどしくも言葉を紡ぐ彼は何とも愛おしいのだがその内容は決して面白くは無い。
(……………え?あのふわっちが?自分から?しかも作りたい人??は?え、誰なんだそれ?俺か?俺だよね??)
「え、マジで??めっちゃ乙女で可愛いーじゃん!!!良いよぉ星川に何でも聞いて!」
「はは笑ありがとサラちゃん~早速なんだけどさ、チョコって何作れば______」
そこまでの会話は聞き取れたが、いつの間にか彼らは通り過ぎており聞こえなくなってしまった。ここで話しかけに行ってもいいのだがもうあの話はしてくれないだろう。諦めて収録へと足を運んだが、頭の中はそれでいっぱいであった。
1週間後
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「ふわっちがさ、今年のバレンタインにチョコ作るんだって」
「………え??」
黛灰は思わず飲んでいた飲み物を零しそうになった。それ程に動揺することだったのだ。あの、不破くんが。まさか、好きな人に…?
「この前星川と話してるの聞いちゃってさ、めっちゃ恥ずかしそうに作りたい人がいるって言ってたんだけど。流石に俺だよね?」
頭が完全にショートしている明那の理由がやっと分かった。なんせココ最近はいつも何処か上の空なのだ。何かあったのかと心配してはいたがまさか自分もそうなる運命になるとは思っていなかった。好きな人が、チョコを作りたい人がいる。それも、バレンタインの日に。それはこちらからしたら自分なのかと信じたくなるのも分かるだろう。それ程に彼は魅力的なのだ。沢山の男を誑かしているのを知っている身からしたらそれは微かな淡い期待の糸を掴んでいるかのようなもの。そう、そうなのだ。だから明那、それは君じゃなくて
「俺だと思う」
「…ん?まゆ、話聞いてた??」
困惑しながらもこちらを心配する明那の目は笑っていない。本気だからかな。
「聞いてたよ。不破くんの本命チョコ誰のかって話でしょ、俺だよ絶対」
「んー??何でまゆずみ君はそんな自信があんの?ん??」
明那が圧をかけながらこちらに近づいてくる。負けじと自分も椅子から立ち上がり圧をかける。
「逆だよ、逆。明那こそ自信満々じゃん。質問だけど今まで不破くんに貰えたことあったの?」
「ぐっ!!それを言ったら嘘になるけど…ふわっちは元々作るタイプじゃないじゃん!もしかしたら今年好きな人が出来たかもしんないでしょ!そしてそれがこの俺!三枝明那なんだよ!!」
「は?いやいやいや、それは無いよ。絶対俺の方が気がある仕草してたし。照れてるところいっぱい見てるし」
「は?!それなら俺だっていっぱい見てる!!ふわぐさ舐めるなって!!」
「は?俺だって、!!」
「「…………」」
2人して無言で相手を睨む。ここまで言い合いになったのは何時ぶりだろうか。再びどちらも口を開きかけた時、控え室のドアから誰かが入ってきた。
「あのー……二人共、ここ楽屋なの分かってます?外まで聞こえてるよ?」
申し訳なさそうに入ってきた剣持刀也が呆れた様子でこちらに声をかけてくる。
「「あ、ごめん……」」
「で?2人してどうしたんですか。珍しいじゃん喧嘩?」
これは言っていいものか。一瞬躊躇ったが同じ気持ちである彼には言っておいた方がいいかもしれない。覚悟を決めて経緯話す。
「……ふ、不破くんが、本命チョコ作るんだって」
「………は、え?ふわっちが??」
予想通りの反応だ。好きな人がその行動をすれば誰だって動揺するだろう。
「うん、そう。だから俺も明那も、焦ってる」
「……え、でもふわっちは好きな人にあげるって……え、」
「だから!その相手は俺なの!!」
「いや、俺だって言ってるじゃん!」
再び言い合いになるが、また剣持さんに呆れて止められるだろう。しかし、今回は違って何処か余裕の笑みを浮かべながらまぁまぁとわざとらしく止めてくる。何だコイツと悪態をついているとその達者な口から驚愕な言葉を放った。
「あの、言い合いになってるとこ悪いんですけど僕だと思いますよそれ」
「「……は??」」
さっきまでずっと動揺していたと言うのに新たな刺客が現れて明那と同時に率直な感想を述べてしまう。どうしてそんなに胸を張れるのだろうか。彼は確かにろふまおで一緒に活動してはいるが個人での絡みは自分らに比べてそう多くは無い。
「どうしてそんな事言えるの?剣ちゃんは」
如何にも警戒している顔で明那が剣持さんに問う。
「僕ね、毎年チョコの代わりに飴玉貰ってたんです。知ってる?バレンタインでの飴の意味は『あなたが好き』本命に渡すことがレギュラーの品物なんです。本命チョコと言われて驚きましたけど、これだけアピールされてるんだから僕に決まってるじゃないですか」
自信満々にそんな事を言ってくる彼に返す言葉はない。意図して渡していない事もあると思ったが、No.1ホストが意味を知らないなんて事ある訳ないだろう。貰ってない側の意見としては凄く羨ましい。ほんとに、何で俺にくれないの。
「剣持さん……それ、いつから?」
「ん?あー……2年前からですね。ろふまお結成した年からなので。僕からしたら今年で3年目なんですけど。でも、この様子だとまだふわっちから貰ってないみたいですね?」
僕は貰いましたけど、と明らかにマウントを取ってくる彼に苛立ちを覚える。それは明那も同じようで顔がもう笑う努力をしていない。それに気づいているのかは分からないが彼は俺らに追い打ちをかけてくる。そろそろ止めてくれと言おうとした時、またドアが開かれる。
「聞き捨てならないですね、剣持さん。『飴』をあげるもう1つの意味は大切な友人や親しい人に渡す事なんですよ?本命なんて誰も言ってないじゃないですか」
「そうですよもちさん!僕らその場面毎年見てますけど絶対アレ甘いもの好きだからのおまけだって」
そう控え室に入ってきた第二の刺客は加賀美ハヤトと甲斐田晴。その2人もどこか自信あり気な顔をしており、剣持さんと同じく余裕の笑みを浮かべている。
「そう言えば私、去年貰ったんですよね。帰りに声をかけられてマフィンを頂いたんです。マフィンは『特別な存在』この意味、分かりますよねぇ?」
「あ、僕も貰いましたよ!ドーナツくれました!ドーナツも確か本命の意味でしたよね?」
「2人共何言ってるの。それを言うならそっちだって親しい人にあげるものでもあるんだからね」
剣持さんが2人に突っ込む。この3人がいると言うことはろふまおの収録でもしてたんだろうか。先に明那が聞き返す。
「3人はろふまおの収録で?」
「あ、いえ。元々別だったんですけど甲斐田さんと偶然そこで立ち会いまして。剣持さんの声がやけに聞こえるので来たんですがまさか不破さんの話だったとは思わなくて…」
事情を説明した社長はすみませんと言いペコりと頭を下げた。それにつられて甲斐田さんも頭を下げる。
「でも、これじゃ埒が明かないっすよね…一体誰が本命なのか」
「そうですね…なら、色んな人に聞いてみます?そしたら何か掴めるかも」
「確かに!そうしましょうもちさん! 僕賛成です!」
「いいね、それ。俺も賛成」
「私も賛成です」
「俺も賛成!って事で聞き込みしに行きますかー!!」
まるで幼い子供のように廊下を探検、とか楽しくない訳が無い。それぞれ片っ端からライバーに聞き込み調査を行うことにした。……あぁなる事も知らずに。
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最初に向かったのはローレン・イロアスとイブラヒムの所だった。
「え、不破湊本命渡すってマ?」
「マジで、?!遂にフワミネイト動いたんだ」
事の経緯を話すと素直にに驚く2人に純粋さが見えて眩しく感じる。
「マジだよ大マジ!!」
「へぇ……アイツがねぇ」
そう言って表情を曇らせるローレンにイブラヒムが問う。
「ローレンどう思う?俺は自分だったら良いなぐらいだけど」
「んー…俺は、そうだな。自分じゃなかったら、どうしにかなっちゃいそ~………なんて」
完全に濁っている目に恐怖を体感する。さっきまであんなに生き生きとしていたというのに。いや、もしかしたらこっちが本性だろうか。どちらにしろ彼のその言葉に引いた事に変わりは無い。まぁでも、今までこんなどす黒い感情を持った奴が出てこなかった方が奇跡なまではある。それ程に、酷く眩しい存在なのだから。
「うわ……お前それ他の奴に言ったらドン引きされるから言わん方が良いよ」
「分かってる分かってる、ただ正直な感想言っただけって」
「正直な感想でそれが出てくるのはだいぶですけどねぇ…」
社長が思わずツッコミを入れる。
「あはは笑………で、この集まりはつまり、そゆこと?」
「そうですね、本命が誰なのか聴き込んでると言ったところですよ」
自分が変わりに代弁すると2人とも協力すると言ってくれた。勢力が増えるのはメリットもあるので良いのだが何しろライバルが増えると考えればあまり楽しい訳では無い。お互いに警戒しながらもライバーを探し続けた。
「ふわっちが本命チョコ作るぅ????」
「ンー意外だね。そんなストレートに伝えるなんて」
「叶さんと葛葉さんはどう思います?」
「いやぁ、そりゃ俺にくれるって思うでしょ」
「みんなそこは一緒だろうね〜、まぁ僕だと思うけども」
ChroNoiRだったりとか
「わっちさんがチョコを??!!」
「え〜そうなんですか…不破さん、くれたりしないかなぁ」
「奏斗と雲雀もやっぱそうなるよねぇー!!」
「こんな可愛い後輩まで誑かしてる不破くんって…」
「ダメですよ黛さん、それ以上言ったら終わりだからね」
Zeffiroだったり
「不破さんがチョコをね……えー俺欲しいなぁ」
「長尾もかよォ……!!」
「何堪えてるの晴くん?僕も貰う気満々だけど」
「いやお前もかい!!」
VΔLZだったり
「こんにちはー面白い話してるね~ふわっち本命チョコ作るんだ?」
「あ、ましろくんだ」
「ましろくんは、どう思ってる?」
「んーーーーー僕はね、貰えても貰えなくても変わらないから」
「いやカッコよww」
「漢過ぎて泣きそうなったわ」
ましろ爻だったり
「あ、エビオじゃん」
「おー!…って、めちゃいっぱいいるじゃん何これ?」
「『ふわっちの本命を探すの隊』です」
「はい?」
「だーかーらー『ふわっちの本め「いやそれは分かったから!何でこんな大人数で行動してんの?!普通にジャマくない?」
「まぁ、それはね、色々あって。…エクスさんは不破くんの本命誰だと思う?」
「えー?んーーーーー、俺?」
「何で疑問形なんだよそこは自信持たなきゃダメだろw」
「いや堂々宣言出来る方が凄いでしょ!?ww」
エクスアルビオだったり
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「結構集まったんじゃない?もうそろそろ止めて良いと思うんですけど」
思ったより彼を狙っていた人がいて剣持刀也は動揺した。これ以上増えては困る、という観点から僕的にはそろそろ探すのを中断したかった。
そういう意味を込めて話を振ると他の人も同じように思っていたようで首を縦に振る。
となれば、まずはこの場所を移動するのが先だろう。パッと見10人は越していると見た。そんな僕らが廊下を塞げば相当な大事にはなる。それは避けたいので先程の控え室に戻る事になった。
「………………」
長いこと沈黙が続く。それはそうだ。ここにいる皆自分の敵なのだから。無言の圧に耐えられなかった甲斐田が口を開く。
「…で、でも、本当に誰なんでしょうね!不破さんの好きな人って」
その言葉にすかさず社長が突っ込む。
「それはもう本人に聞くしかないでしょう…それに、今日がその日なら今も渡す相手を探しているんじゃないですかねぇ」
その言葉にゴクリと喉が鳴る。次第にカツカツと音がして誰かの声が近づいてきた。あ、そういえば今日ふわっち収録あるんだったか。なら、今控え室に近づいている音は……
「お疲れ様でぇーす~!ってあれ、皆さんどうしたんすか?こんなギュウギュウ集まって…」
静寂が訪れていた部屋に今回の元凶が現れる。緊迫した顔付きの僕らとは裏腹に彼の顔は底抜けに明るく珍しくご機嫌な姿を見て思わず顔が緩んでしまった。
「ふ、ふわっち……お疲れ様です。ふわっちも収録?」
「そうなんすよもちさ〜ん。てか、ベストタイミングやん!探す手間省けたわぁ〜はいっ、コレあげる!!」
「え………」
いつもより大きめのバックから取り出したソレは藤色に染まっている手の平サイズの箱。彼の雰囲気とは少し変わったレースリボンも付いていて可愛らしい。
まさか本当に自分にくれた事が嬉しくて口を開こうとすると彼は顔の向きをぐるっと変えて僕と同じように全員のそれぞれにあったカラー箱を渡していく。
配り終わった彼は終始ニコニコしたままで僕は更に困惑してしまう羽目となった。一体どういう事なのか、理解が追いつかなくてここにいる彼以外のライバーは皆頭にハテナを浮かべていると、事の発端であった人物である三枝明那が恐る恐る彼に訪ねた。
「ねぇふわっち……ごめんなんだけどさ、この前ふわっちが星川と話してるの聞いちゃってたんだけど…その、作りたい人って、?」
「んぇ!?アキナあの話聞いてたん??えーーめっちゃ恥ずいんやけどぉ…………………えっと、普段俺みんなに世話焼いてもらってるから…お礼、というか、感謝したくて。友チョコ、作ってみたん」
ダメやった?と上目遣いで聞いてくる彼はまさに捨てられた仔犬のような顔をしている。そっか、これは友チョコだったのか。本命では無かったものの人に興味が無いと公言している彼が素直に友達と認めてくれた事は相当信頼してくれていると感じられてとても気分が良い。それは僕以外も同じだったようで彼の周りにドっと集まってくる。
「も〜!!ダメじゃないですよ!甲斐田、アニキから貰えて嬉しいです!!」
「私も、親しい仲だと言われてとても嬉しかったです!お返しはそれなりの渡しますね」
「ふわっち~~~~!!ありがとめっちゃ嬉しい!!俺もずっとダチだと思ってるから!」
「ありがとう、不破くん。後でお返しするね」
「サンキュー湊…まぁ、今は友チョコでも良いかな」
「ありがとふわっち。いやすっげぇ嬉しいわ」
「ふわっちサンキュ~え、これ中身何入ってる?」
「こら葛葉、そーゆーの失礼だから。ふわっちありがとね~ホワイトデー楽しみにしてて」
「わっちさぁぁん!!ありがとうございます!感想また伝えます!!」
「不破さんあざっす!俺も感想後で伝えますね!」
「全員分用意してるとか不破さん太っ腹過ぎでしょ…」
「このリボンすっごく可愛い……不破さんありがとうございます」
「ありがとうふわっち!今度またホラー企画のコラボしよーねっ」
「え普通に嬉しいありがと~!ふわっち」
それぞれ感謝の気持ちを述べて解散していく。僕も早く伝えたかったのだが、あの大勢の成人男性達の大群に未成年の男子高校生が勝てるはずもなく蚊帳の外へと追い出されていた。やっと彼と話せると思った時はもうこの控え室にいるのが僕と彼だけになった時だった。ドアで見送りの手を振っている彼の方向へと歩いていくと自然と目が合ってこちらに微笑まれる。
「ありがとうございますふわっち。僕に1番にくれたの嬉しかったですよ」
「にゃはは笑もちさんがそーゆーの言うの珍しいっすねぇ」
照れもなくこちらのアプローチを振り払う彼は天然ゆえなのだろうか。その猫のような笑いが彼の性格を反映させていると感じる。
「てか世話焼かれてるの自覚あったのかよ」
「あるっすよ全然、俺もちさんにいつも突っ込んで貰ってるもんね?」
「笑笑ボケが多過ぎるんだよアンタは」
暫く他愛の無い話をしているともうそろそろですよとスタッフからの声が掛かる。名残惜しくも、じゃあまたと手を振って出ようとするともちさんと名前を呼ばれて声のする方に振り返る。そこには、目を細めて妖しく笑うチシャ猫の様な顔をした彼がいた。
「いっぱい話すの楽しかったからもちさんに良い事教えてあげちゃいます。毎年もちさんにあげてた飴、ちゃんと意味があって渡してたんよ?」
「はっ、?!それって…………」
「その中にもちゃんと飴入ってるから。これもちさんだけやから内緒、ね?」
そう言ってにまぁと笑った彼は僕の返事も待たずに控え室から出て行ってしまった。慌てて追いかけようとしたがもう姿は見えない。最初に来た時の社長の言葉を思い出す。『飴』をあげる意味は2つある。1つは「大切な友人や親しい人」に、もう1つは「特別な存在」…つまり好きな人や恋人にあげるもの。どちらかなのは分かるがあえて言わなかったのはそういう事なのだろう。なんてずるい人なんだ。レースのリボンを解き、中身を開けてチョコよりも先に飴玉を手に取る。口に入れた味は、とっても甘いいちごミルク味だった。無理な甘さじゃない僕好みの味に自然と頬が綻ぶ。今は彼に転がされたっていい。いつか、この飴のように僕が転がす日を楽しみに待っておこう。
次のろふまお塾ではやけに不破に甘いメンバーが見られたり他のライバーがチョコの感想を配信で言って顔を真っ赤にして恥ずかしがっていた不破がいたとかいなかったとか。
コメント
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さすがに可愛すぎて不審者レベルににやけてしまった……