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ピーンポーン。
呼んでも返事はない。
寝てる?
とりあえず鍵はあるから帰宅した、そしたら、真白君が倒れていた
b「ま、真白君!?大丈夫」
「ッ!さわるな!」
b「・・・へ?」
落ち着かせるためにペットボトルのお茶を置いておいたが、飲みもしない。
食べもしなかったのだろう。
なんでかわからないけど、すごく挙動不審と警戒心が強い。
b「僕の名前、わかる?」
「梵字治」
b「うん、あってるけど(まさかそっちで行くとは)とりあえず・・・真白君、落ち着いた?」
当たり前だが落ち着いてるとは微塵も思っていない。経緯はわかっているが、理解し難い。
記憶が混濁、または失っている。
でも、なぜ?
「僕はあんたを殺すつもりだ」
と、考えているときにとんでもない発言が飛んできた。
b「な、なんで?」
どうやら、先々月にやっとお互い気持ちがわかってお付き合いできたことは抜けているみたいだ。
「ちっ、ゲームオーバーか」
「ただいま戻りましたー、ぼんさーん流石に開けっぱなしはやめて下さいよー。 」
ガチャガチャと入ってきたのは、真白君だった。
なら、この子は?
「は?なんで、なんでお前がいるんじゃ、ッ!」
何かを言いかけた瞬間、真白君(?)が倒れていた。
「ぼんじゅうるさん、来ていただきますよ?真白にもっと生きててほしいなら、着いてきてくれますよ、ね?」
そういわれ、
b「わかった、真白君に手は出さないでくれるなら。着いていってやるよ」
そういって、俺は真白君にメッセージを残したいと言って残し、この場を後にした。
3日後
ドズル社が緊急で生放送を行いました。
ドズルさんは事件の詳細をかいつまんで説明、
絹張真白という1人のスタッフも行方不明の旨を伝えて監督不行き届きを謝罪、そして、捜査を進めている旨も伝える。
b「約束、が、ちが、だろ!」
顔が腫れているぼんじゅうる、鏡だらけの部屋で発狂する真白。
割ろうにも、割れない。なぜなら強化された分厚い鏡で、素手で割ることは叶わないからだ。
それでも手を痛めている、泣き叫び、悶える。
その姿を見てタコ殴りにされているぼんじゅうる。
このまま、なのか、くそっ!
ああこの蹴りで俺の意識も終わると思った、瞬間。
「てめーら!何してくれやがる!」
「げ!絹張兄弟!?なんでだ!場所がバレるわけ・・・へ?」
そこには真白君の姿があった。
鬼と化した、真白君だ。
「俺の最愛の人を2人も攫いやがった、落とし前だ。ばーか」
ことの発端は
そう、学生時代の元いじめっ子だった。
真白は弟にぼんさんちにあの子が入ったことを近場で見てて知ったので
「しろ兄」
「ん?どうした?くろくん」
「しろ兄は今日どこ?」
「僕?僕はまだ会社だけど、どうしたの?」
「ぼんさんち、見張ってたらあの同級生入ってった。予想通りだとしたら、やばいから、俺が囮になるね」
「いや、あくまで予想だし」
「だめだ、今日ぼんさん帰ってくるんじゃないの?っておいおい、ぼんさん帰ってるじゃん!もう乗り込むから!じゃな!」
「は?おい、ちょっと!」
そして、会社で生放送「ドッキリ!?」
を開始していた。
そしてそれを身もしないアホの同級生を逮捕してもらい事なきを得たわけなのだが。
b・黒「す、すいませんでした!!!」
「は?なにがですか?ぼんじゅうるさん、黒桜君」
「ぼんじゅうるさん読みやめて!」
「弟のフルネームとか、絶対怒ってんじゃん!ごめんって!」
「謝ってる?体に傷ついたぼんさんと、こころに傷ついた僕と、病持ちの君が無理して間に入った結果?・・・身を挺して、弟を俺と間違えたとしても守ってくれる姿勢には感謝します。けど!今回は許せません、ので!この、パフェ奢ってください。くろ君は、ぼんさんの服をちゃんと新調してあげてください!わかりましたか!! 」
黒「イエッサー!!! 」
b「わかった!デート楽しみだ!」
と反省0点のコメントを叩き出すぼんさんと忠実に事をなす黒桜でした。