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そんな彼らの様子を見て、からぴちメンバーは決意を新たにした。このまま夏休みを終わらせるわけにはいかない。
「よし、やっぱり夏祭り、やろう!」
じゃっぴが改めて宣言した。しかし、以前とは少し内容を変えることにする。
「無理はしない。準備も、ショタ組の体調を最優先で進める。そして、決して無理はさせない」
なお兄が付け加える。今回は、彼らが外に出られない分、シェアハウスを最大限に楽しませる場所にしよう、という方向で一致した。
たっつんは、小さな子どもでも楽しめるような「手作り輪投げ」のアイデアを出し、シヴァとうりは、本物の屋台のように飾り付けをするための材料を探し始めた。えとさんとるなちゃんは、高熱でも食べやすいゼリーやプリンなど、冷たいおやつも用意することにした。
ショタ組の3人も、夏祭りの準備が再開されたことに喜び、目を輝かせた。
「僕たちも手伝う!」 どぬとゆあんくんが張り切って声を上げる。
「早く元気になって、夏祭りやりたい…!」 ヒロくんも、かすれた声で笑顔を見せた。
彼らの小さな願いを叶えるため、そしてこの異常な状況を乗り越えるため、からぴちメンバーの夏祭りは、特別な意味を持つことになった。この夏祭りを成功させ、彼らは元の姿に戻るための手がかりを見つけることができるのだろうか?