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snowman
※学生パロ
…
辰哉💜『……ん…?』
ここ…あぁ洞窟の中か。寝てたっけ俺?……いや違う、鬼夏と魚とりに行った時、知らない人に攻撃されて……それで………どうしたんだっけ?
辰哉💜『…体が動かん……でも痛みはないな』
鬼夏『っ!辰哉、起きたか?ナデナデ』
辰哉💜『あっ…鬼夏、俺なにしてたっけ?』
鬼夏『…半妖怪の奴に襲われてな……斬りつけられたんだ』
辰哉💜『あーそうだった…で…その人は?』
『辛そうだったよね?どこ居るの?』
鬼夏『まずは自分の心配しろ……って言いたいが…まぁ無理か笑、お前の足元いるぞ?』
辰哉💜『え?』 ムクッ(起
そこには俺の伸ばしてる足の上に倒れ込むようにして寝ているあの人がいた。その人の目はうっすらとだが赤い…泣いたのかな?
辰哉💜『……ナデナデ』
??『んぅ……?』
辰哉💜『あっ起きた』
『大丈夫?ナデナデ…』
??『………っ!?』 ガバッ!(起
辰哉💜『わっと…そんなに警戒しなくても…笑』
??『……怪我……痛くないか?……』
辰哉💜『うん!別に大丈夫!』
『……スッ』(手広
『おいで〜?(微笑』
??『っ?………えっ……と……』
辰哉💜『?よいしょっと……ギュッ!』
『こうしてたら怖くもないし寂しくもないよ?』
??『っ!……ぅん…ギュッ……』
鬼夏『…っ(驚』
〘自分を攻撃してきた奴にこれ程の手厚い接し方……どこまでお人好しなんだ……〙
〘血を分け与えたのはまだ言わなくてもいいか〙
…
辰哉💜『落ち着いた?(微笑』
??『…コクッ』
辰哉💜『…名前教えてくれる?』
??『……岩本…』
辰哉💜『苗字じゃなくて!名前!』
??『……照…』
辰哉💜『ひかる?めっちゃいい名前!照に合ってるね〜!ナデナデ』
照💛『……あり……が、と…』
辰哉💜『ねぇ一緒に暮らさない?1人で苦しかったでしょ?』
『ねぇ!鬼夏!いいでしょ?!』
鬼夏『俺はいいが……“天奈”が何ていうか…』
辰哉💜『…?“天奈”って誰?』
照💛『………俺の…親……』
辰哉💜『えっ?』
鬼夏『親……と言っても実母ではないぞ』
『血を分け与えた人間……だから照も最初は人間だ…』
辰哉💜『嘘っ!照人間だったの?!』
照💛『…うん』
鬼夏『んで天奈はどこだ?居ないのか?』
照💛『…天奈さんは亡くなった……寿命で』
鬼夏『……もうそんなに経ったのか……』
『辛いことを聞いたな、すまない』
照💛『別に………って……??どうした?』
辰哉💜『ポロポロ…(泣』
『……それって…鬼夏も…?』
鬼夏『……あぁ…妖怪でも…寿命は来るからな…』
照💛『…ナデナデ』
辰哉💜『っ!…照……(涙目』
照💛『大丈夫……だから…』
辰哉💜『…うん(涙目』
鬼夏『照…辰哉のためにも一緒に暮らしてくれないか?』
〘俺がいなくなった時、辰哉の支えになってくれる人物……多分それはお前しかできないから…〙
照💛『…コクッ』
『いいよ……これからよろしく……です…』
鬼夏『あぁ…よろしくな(微笑』 ナデナデ…
それから俺達は3人で一緒に暮らした。最初はやっぱり照は心を開いてくれなくて、会話は少なっかたが次第に話せるようになって、一緒に寝る事なんて当たり前になった。
鬼夏と2人でも十分楽しかった生活が照が来たことによってもっと…もっと楽しくなった。
でもやっぱり別れも来る。それは気夏から俺が半妖怪になった話を聞いた数カ月後の話だ……
鬼夏『2人でしっかり暮らせよ…』
辰哉💜『……一緒にもういれないの?(涙目』
照💛『鬼夏さん……』
鬼夏『……ふぅ…(微笑』
『いつまでたっても可愛いままだったな2人とも笑笑、大丈夫…いつかまた会えるさ…』
辰哉💜『…っ!約束ね…(涙目』
鬼夏『あぁ(微笑』
『照、辰哉頼んだぞ?ナデナデ』
照💛『…うん(微笑』
…
あれから…何十年、何百年経ったのだろうか…もう覚えてない。鬼夏との楽しい思い出…これしか覚えてない。
……鬼夏が亡くなった知らせはいつだったかな……会いたい…照に会わせてくれた“天奈さん”にも会いたい……会いたいよ……
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