千姫「やぁ、久しぶり傑。」
傑「千姫、、、
死んだ、はずじゃ、、、。」
千姫「うん。
私は死んだよ。
だけどさー傑が柄にもなく、、、いや。
夕焼け、きれいだね。」
傑「そうだね。」
千姫「傑、あんまり無理しちゃダメだよ。」
傑「うん、」
千姫「無理に笑わなくていいよ。」
傑「うん、、、」
千姫「無理に頑張らなくていいよ。」
傑「うんっ」
千姫「泣きたい時は泣いて、
楽しい時は笑って、
怒りたい時は怒って、
嬉しい時は喜んで。」
傑「うん!」
千姫「傑、そばに居てあげられなくてごめんね。」
傑「ううん。」
千姫「傑、」
傑「何?」
千姫「私の分まで心の奥底から笑って生きて!」
傑「、、、でも、」
千姫「約束!」
傑「うん。」
千姫「傑、私はもう逝かないといけないから。
傑は”今”を”今しかない幸せ”を大切にして。
貴方という存在は一つしかないけど、
貴方は一人じゃ無い。
早く私以外の愛する人をつくって。
じゃ、バイバイ。
あんまり早くこっちに来ちゃダメだよ。」
ー止まっていた時が動き出す。
そして私は、消えかけている恋人に向かって微笑む。ー
傑「、、、千姫、私は今の幸せを大切にする。
それでも君以外を愛することは永遠にない。」
ーめいっぱい微笑む。
千姫は目を見開く。
そして微笑む。
あの時のように。ー
千姫「ありがとう傑。
私も愛しているよ。
さよなら。」
傑「、、、」
ーゆっくりと私は歩き出す。
きっともう立ち止まることはない。
それでもー
傑「さよなら。愛しい人。
私の心の中で、眠って。」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!