テラーノベル
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俺はお前がこっちを見て元気に ぴょん!
と呼ぶ姿や声、形が好きだった
ある日、いつものように二人で上司や職場の人の愚痴を言い合うため居酒屋の個室で一杯やっていたとき
俺にとって最も聞きたくなかったニュースが
この男、小柳ロウの口から告げられた。
「俺、彼女できたわ。」
『…え?あ、おめでとうございます! 』
その言葉を聞いた瞬間眼の前が真っ白になった。
信じたくなかった誰にも渡したくなかったでも、 もう小柳くんは他の人のモノになってしまったのだ。
僕の何がイケなかったの?何が足りなかったの?分からない。分かりたくない。
考えたくないことばかり頭に浮かびハエが耳の周りに飛び回っているような不快感が俺を襲った。
「俺からダメ元で告って━━━━━━」
『小柳くんに告白とか出来たんですね笑』
「うるせーよ」
いつものようにおちゃらける俺がどんな気持ちになっているか小柳くんは考えもしないだろう。
やだ、話さないでいやだ、
これ以上俺を壊さないで。
吐いてしまいそうなほど君があまりにも甘く、優しく笑いながら話すから泣いてしまいそうになった。
いつの間にかあの拷問のような時間は過ぎていた。
鉛のように重くなった体を起こし風呂に入る気力もなくそのまま逃げるように布団へ入った。
明日からまともに小柳くんの顔を見られる気がしなかった
コメント
3件
すごくいい作品でした最初のぴょん!っと言うとこも好きで大好きなんですがその後の呼ぶ姿や声、形が好きだったと言う小柳がもう星導のことが好きだったかがわかって好きで好きでここで泣けてきました。次の作品も待ってます
うわ、これ…冒頭の「ぴょん!」って呼び方の描写、一瞬で好きだった空気感が伝わってきて刺さった。で、そこから「彼女できた」の一言で全部崩れる流れ、心臓握られるみたいな痛みがあったわ。特に「これ以上俺を壊さないで」のとこ、声に出して読んで詰まった。「明日からまともに顔見られる気がしない」って終わり方も、続きが気になりすぎる…みゆさん、この切なさの描写、解像度エグいです🔥
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