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報告活動お手伝い頂きありがとうございました😣🙏🏻


お礼の小説です⬇️⬇️


ささやかですが喜んで頂けたらと思います








リアルのメンバーさんで想像してお読みください🙃











あてんしょん


・桃青

・少し乱暴です> ̫<

・展開ジェットコースター

・R18








静かな会議室にパソコンを叩く音だけが響き渡る。

ちらり横を見やると、少し薄暗くなってきた夕暮れを背景にコーヒーを啜る彼が居た。

そんな景色を横目に俺も手を動かす。

仕事に意識を戻そうと画面に顔を近づけたところでないこが声を発する。


な「……ねぇ、」

な「まろってさ、髪の毛切らないの?」

ま「ぁ、急になん?」

な「いや、別に大した事じゃないけどさ」


思わず眉根を寄せる。

仕事関連のものだと思っていた話題だが、包みを開ければまさかの髪の毛?

確かにここ二、三ヶ月ほど色々なことに追われていて美容室なんて目にも入らなかった。

この前のライブで染めていたこめかみ付近の青いインナーは既に黒に戻りつつあり、前髪だってまつ毛に当たるほど伸びきっている。

パソコンの液晶画面に写った自分の髪の毛を見て、今更そんなことに気づいた。


な「あんまり伸ばしておくとさ、大変じゃない?」

ま「んー、別に大変なんて思ったことないけどなぁ……」

ま「ないこやって武道館とき襟足伸びきってたやん。それは邪魔じゃないん?」


そうだけどさ、なんてぼやく。

何が言いたいのかさっぱり分からないが、特に髪の毛が伸びていてもさして支障はない。

強いて言うならば風呂上がりに水気か飛ぶのが遅いことぐらいと、視界が暗いことだろうか。

んー、と唸りながら毛先をつまむ。

次のライブまでには何とかしようとは思っていたが、流石に今って今でどうにかしようとは思っていない。


ま「なんでそんな事聞いたん?」

な「いや、本当になんとなくなんだって」

な「昨日の会議の時にまろがよく頭振って前髪どかしたりしてたから邪魔なんかなって……」


言われてみれば確かに最近ふるふると頭を振ることが増えたかもしれないが、それはどのメンバーも同じだ。

あにきとかもよく前髪を手で流したりしているし、りうらも伸び放題の髪の毛を括ったりしてどうにかしている。

俺だけがこんなに特別伸びている訳では無いのに。


ま「はっきりせぇよ、どうせまたくだらん事考えてんねやろ……?」

な「なっ、くだらなくないし」

ま「邪魔やなんて絶対そんな可愛い理由ちゃう癖に……」


違うし、なんて頬をぷーっと膨らまして抗議するないこ。

いや、あの顔は絶対にそれ以外に理由がある顔だ。


ま「何やねん…別になんも思わんから言ってみたらええやんか。そんなに引く程のものでもないやろ」

な「ん”ー……もう全く…」


そう唸ったかと思えばガタッと椅子を膝で蹴飛ばしてドシドシ足音を立てながらこちらに近寄ってくる。

距離はわずか2、3メートル。

少し苛立ったようにも見える顔をしながら、先程まで軽く腕を伸ばせば届く距離にいた彼が今、俺の膝の上に跨った。

急な行動に驚くも至って真剣な顔をしたないこには何を言っても響かなそうだ。


な「あのさ、ずっと思ってたんだけど」

ま「お、おん……」


ぎゅむっと強めに頬を両手で挟まれ乱暴に口付けをされる。

彼らしくない少しカサついた唇は何度も求めるように離れてはくっ付いて。

息ができないほどの甘いキスでは無いし、自分から欲したものでもないのに。

何故かそれが心地いい自分が居た。


ま「ッぁ、んぁ……ッ何、やねん…何がしたいん?」

な「これ、」

ま「ぁ、?」


グイッと強めに前髪を引っ張られる。

かと思えば一言。


な「キスする時も、セックスする時も。顔が見えないし俺が顔近づけると髪の毛当たって擽ったいから切って。邪魔。」

ま「ぇ、…ぁ、は?」


ぽかんと間抜けな面をするももう言って満足なのかそれだけ残してそそくさ自分の仕事に戻ろうとする。

そんな彼においおいと声をかけるも耳に入ってないようで無視された。


ま「一方的に言って終わりとか……」

な「俺はちゃんと理由言ったし。これで満足?」

ま「…なんで怒ってるん……?」


彼が苛立つ意味がわからない。

確かに髪の毛があたるのは不快だったろうし顔が見れないのもないこからしたら嫌だったのかもしれないが。

そこまでの事なのだろうか。


な「俺はまろの顔見れないのが嫌なの。だから切って」


睨むように顔をこちらによこしてそう告げると、またコーヒーを1口啜り作業を再開させる。

いつもこんなに感情を表に出さず、イライラしてる時も冷静に対応するのがこいつなのに。

今はまるで子供のように不機嫌さ丸出しで強くキーボードをタイプする音が響いている。


ま「じゃあ切ればええんやね」


はぁ、と溜息をつきながら今週の予定を思い返す。

髪の毛を切れる日にちなんてあったかな、なんて悩んでいるとまたガタッと椅子を引いたないこがこちらにやってきた。

今度はなんだと少し呆れた目線を向けようとした時、ないこの綺麗な顔が至近距離で写る。


な「髪の毛切るんだったらいいけど……」

な「切りすぎもダメ」

ま「は、はぁ?」

な「でもな、それだと難しいか……」


ぼそぼそ1人で呟きながら何かを考えている様子。

切りすぎもダメってなんで束縛されなあかんの……?


な「あ、ならいっその事りうらみたいにしちゃう?」

ま「は?」










数分後。

見事に”イラストの”りうらみたいに遊ばれた俺はなんとも言えない顔をしながらポンパドールで居る。

それを腹を抱えて笑うないこ。


な「んふ、っぁ…笑。まろ可愛いねぐふッ笑笑」

ま「お前ふざけんなや……」


パシャパシャ鳴り響くスマホのカメラを睨みながらまたため息を着く。


な「これで邪魔じゃなくなったね」


先程までの笑顔を引っ込め、目を細めながら妖艶に微笑んだかと思えば今度は優しく頬を掴まれる。

顔を近づける度に少し色素が薄くなったないこのピンク色の髪の毛と俺の黒髪が交わるように絡み合う。

どちらからともなく唇を重ね合わせ、息をするのに開けていた口の隙間からないこの柔らかい舌が侵入してきた。

厭らしい水音を立てて、獣のように貪り食う雑なキスを落とされて目をハートにしている俺もまた満更でもないのかもしれない。


な「ここ、結んだから顔が良く見えるね。まろの色んな顔が見れるの、俺楽しみだなぁ」

ま「ぅ、会社やしッ…んな事したら怒られるで…/」

な「じゃあこれ、家まで我慢出来る?」

ま「んぐッ……ぅ”っ/」


既に痛いぐらいに張っているソコはないこのものを欲している。

我ながら素直すぎる身体を恨みたい。


な「仕事今日中に終わらそうと思ってたんだけどなぁ……」

な「ね、帰ろっか。さすがに社員さんに迷惑かけられんもんね」


歩ける?なんて涼しい顔して言うないこに腹が立つも抗う程の元気もない。

大人しく被りを振ると満足そうに笑った。



















ま「ん、ぁぅ……ッ/…~~ッ♡」

な「我慢しないで。もっと感じなよ」


足をガバッと開かれたかと思えばもたれ掛かるようにないこの身体がこちらに預けられ、そのままキスを落とされる。

暗い寝室内に響く水音と自分のものとは思えない淫らな甲高い声が耳を支配した。


な「ん、ッは…ぁ……♡」

ま「ぁ~…ッ♡ぅむッ、//ん”ん…ッ」

な「もうへばってんの……笑」

ま「しょうがないやん……ッ// お前みたいに体力お化けでもないし……」


グイッと親指で唇同士を繋いでいた銀色の橋を拭う。

瞳孔にピンクのハートを宿らせてそう告げた彼はまた腰を再開させた。

とめどなく溢れ出る快楽に滴る汗はベッドを濡らし、ぐちゃぐちゃになった身体を欲しがるように彼を抱き寄せる。

そのまま白く細い指を俺の指と絡めて行き着く先は恋人繋ぎ。

指先から伝わるないこの体温を感じていたくてぎゅっと握り返す。


な「今夜は逃がさないよ」


溺れるように月光で煌めいた彼の瞳を見返す。

依存しちゃダメ、って思えば思うほどしているものだと誰かが言っていたが本当なのかもしれないなぁ。




















「ずっと隣に」_𝐞𝐧𝐝_









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