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都side
「ただいまぁ…」
久しぶりに地元の北海道に帰ってきた
れるちは親が関西出身で中学校で地元に行ったらか一緒じゃないんだよね…
れるちっていうとは私の幼馴染で、どっちもたまたまアイドル目指してたから2人ともオーディションを受けた。
そしたらなんか恋恵さんにスカウト?されてオーディションは無事(?)崩壊。
結局のところ私を含めた五人で強引にデビューすることになったんだけど…
まあ炎上したよね?これから大丈夫かなぁ…
「んあ?あーおかえり。お疲れ〜」
長い髪をお団子にしてソファに寝っ転がりながらゲームをしてる私の姉さんの甘夢れむ。
姉さんはお母さん似で私がお父さん似だからか全然似てないけど仲はいい方
東京の高校に通ってるけど、今は冬休み期間で帰ってきてる
「姉さん元気してた?」
「もちろーんってかオーディション見てたよ〜おめ〜」
「あれはおめでとうなのか…?」
だらーんとしながら目線も合わせずに棒読みで「おめ〜」って言われてもなんも思わなんですけど(
「…そういえば家住ませてくれるって本当?」
東京を中心に活動することになるから姉さんと一緒に住むってことで親に進められてたんだけど((
実際のところ姉さんの意見は一切聞いてない
「んえーべついーよ?ただ住所特定されないでね?巻き込まれんのめんどい」
「頑張る…」
「まあ甘夢自身そんなに苦労しないと思うし大丈夫よ」
「うわ姉さん大好き」
「おーありがと」
流石姉さん神だわ。腹黒だけど
「お前なんか失礼なこと考えてたろ」
「そんなことない!」
「認めろ◯すぞ」
「なんでこの人が学校でお嬢様って言われてるわけ…容姿はそうだけれども」
「失礼やな超絶可愛いお嬢様やぞ。みーんなれむの虜になってるから♡」
…絶対この人の方がアイドル向いてると思う
声の転換相変わらず…
「…姉さんアイドルやらないの?」
「んーれむは普通に淡々と生きていれば良いかな〜?声優はめんどいし」
小さい頃はお父さんやお母さんみたいに声優になるか、アイドルになりたいって言ってたのに…
本当にあの頃の気持ちはもうないんだろうか
「…ほら、お風呂沸いたみたいよ。先入って」
「あ、うん!」
いつか、姉さんの本音が聞けると良いな
「…なりたいに決まってんじゃん」
そんな彼女の呟きは、空気の中に溶けていった
読んでいただきありがとうございます!
どもども星音です!
甘夢都という名前で予想?してたのかな((
甘夢れむさんの妹(設定)です!
都って名前で「くに」とも読むんですよね。調べて初めて知りました(
実は割と長編になりそうで焦ってます((
それでは!また次回!
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