吐き気も腹痛も収まった頃、ショッピがいたことを思い出す。
やっちゃったな…。と思いながらもトイレからでると
目の前にショッピが立っていた。
shp『…!ッぁ、チーノ…大丈夫…?』
ci『…大丈夫やで、!』
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ここ最近、俺はオーバードーズを繰り返している。
トイレにこもる度にショッピに心配されるが”大丈夫”といって流す。
…笑たのしッ…。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
今日もオーバードーズをするために、部屋に行く。
あんなにたくさんあった風邪薬は
残り三粒程度になってしまっていた。
ci『買いに行かなきゃな…』
薬局へ向かい風邪薬を2つ、…かごに入れる。
風邪薬…。
風邪薬以外にも”アレ”出来たりするんかな…。
胃薬…
健康薬品…
サプリメント…
色んな物をかごに放り込み、会計をする。
会計中、店員の人に少し疑いの目を向けられ、
『誰が、何に使いますか?』
という質問をされた。
少し買いすぎたかもとは思っていたが
そこまで質問されるとは…。
ci『同居人の具合が悪いそうで、…』
『…そうですか。』
まだ少し疑っているようにも見えたが
無事に会計を済ませ家に帰った。
薬を仕舞うべく買ってきた薬をキッチンに置く。
さっきまでいなかったはずなのに、
shp『…なぁチーノ。俺に隠してることあるやろ。』
ショッピが、そういった。
!ッやばい。、頭真っ白んなる…!
なんでッ…。どこでッ?
バレるとこなんてッ…!
ショッピ、なにもせずに見てる…。
てか、笑ってる…?
…
ショッピの顔から順に
形がぐにゃぐにゃと変わっていった。
目の前がぐらぐらする。
!
えっ?
変わった。
ちがう。
これはショッピ?
じゃない。
気持ち悪いっ!
なにこれっ?!
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!
気がつくとキッチンに立っていた。
これがもしかすると幻覚症状ってやつ…?
つらい、こわい、きもちわるい…。
助けて…。
俺はこの恐怖から逃げるためにまたオーバードーズをする。
気がつくとベッド、いや病院のベッドだった。
目を開けると医師達が騒いでいて何て言ってるのか聞き取れないけど、
『───だ!』
『────が──た!』
っていってる。
五月蝿い…俺はそのまま目を閉じた。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
また目を開けると、
口には呼吸器がつけられとって
それに今度はショッピしかおらんくて、
俺の手を握って言った。
shp『ごめんッ…俺が、俺が止めんかったからッ!』
…
俺が体を起こすとショッピは俺に話し始めた。
shp『…本当は、気づいとったんよ…。チーノが薬に手を出してること…。でも何故か止められんくって…!はやく止めてたら!チーノはこんなんにならんかったんに…。』
知ってたんか…。
まぁ、気づくよな…、
さすがに…か。
、俺は致死量の錠剤を取り入れたみたいで
体が耐えきれずに泡を吹いて倒れていたらしい。
そこでショッピが通報してくれたんだとか。
感謝…なのかな。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
俺は《薬物依存症》と診断され
一週間ほどの入院、精神病院の通院を命じられた。
…ショッピが俺を監視する、っていう条件付きなら
退院しても良いってことだったから
久々に家に帰ることが出来た。
俺が買ってきた薬やライターは綺麗になくなってて
依存症を再発する心配もない。
ショッピには沢山迷惑を掛けてしまったけど、
今は幸せに毎日を過ごせている。
本当に…ありがとう、
ショッピ…。
今日も俺らは精神病院へと向かっている。
END
コメント
4件
え、好き……新しい扉開いたかも
てかちょと手抜き感、ある。
わぁ…本当に安心……てか勧めたやつもわりぃんよ