テラーノベル
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昔書いていたのを、リメイクしたもの…なのでクオリティ低い…!
・男×カントボーイ
・学生時代・他人への見せびらかし
初純愛をここで書いています。
あか
午後の遅い時間。
オレンジの夕日が街を包み込み、目を輝かせた子供達が自分を通り過ぎていくだけで、通りには人気がない。
その一角、古びたレンガの角に赤いスカーフがなびく看板が揺れている。
【meat Romao’s】
武器屋の店主、rochaはしばらく看板を見上げていた。
まるで時間が止まったように。
ポケットの中で、小さな折りたたみナイフが汗に濡れていた。
カラン……
重い足音とともに、扉が開いた。
中から漂ってきたのは、血と火と、懐かしい油の匂い。
冷蔵庫の低いモーター音。
奥の厨房で聞こえる、「ザシュッ、ザシュッ」という包丁の連打。
リズムが正確で、無駄がない。
彼の脳裏に、17歳の記憶が流れ込む。
「ほら、肋骨はここで刃を止めるんだ=>」
「間違えると音がにぶくなるからね;)」
中に入ると、冷気と熱気が入り混じった空間。
正面のショーケースには美しく並べられた肉。
まるで宝石のような整い方に、思わず目を細める。
その奥に――いた。
赤いスカーフを巻き、グリル台の上で肉を押さえる男。
左手に肉、右手にあの包丁。
変わっていない、刃の角度すら。
rochaは言葉を発しなかった。
一歩、二歩、歩いたその瞬間、肉を切る音が止まった。
romaoが、ゆっくりと顔を上げる。
そして、まるで今日まで何度も会っていたような顔で――
笑った。
「……weapon?=>…ああ、違うか。今はantonioだったね=)」
「風の噂って、本当に届くんだ=)」
rochaは答えない。
だが一歩前に出ると、腰に差していたナイフを静かにカウンターへ置く。
それは、あの別れの日にromaoから渡されたものだった。
「……うん、それだよ。それが、君の“返事”ってやつだよね?=D」
「あぁ…」
「……ゆっくりしていってよ=)」
肉を捌く包丁の音を止めずに、romaoがそう言った。
狭い厨房の奥、油と血の匂いが交じる空気の中で、彼は冷蔵庫から取り出したばかりの赤身をまな板の上へ滑らせる。
グローブもせず、白い指で肉を押さえ、関節のように入り組んだ筋を見極めながら、静かに刃を滑らせる。
「……相変わらず、綺麗な手だな」
rochaが呟いた。
入口近くの椅子に座り、煙草を口にくわえる。
金属のジッポで火を点ける仕草は、もはや彼の一部だった。
シュウ、と軽い燃焼音。
火がついた煙草の先から、細い煙がゆっくりと天井に昇る。
romaoは振り返らない。
「手?ああ、肉屋には見えないってよく言われるよ=) ……でもね、刃物を扱うって意味じゃ、君も似たようなもんでしょ=>」
rochaは黙って煙を吸い込んだ。
その顔には懐かしさと、居心地の悪さが混じっている。
「懐かしいな……お前が肉を切る姿を見るの、あれ以来だ」
「君が辞めてからだね:D 店始めてすぐは、一人で黙々とやるのがすごく虚しかった。でも、すぐ慣れたよ=) 肉は文句を言わないし、客は切り落とされた部位を喜んで持っていく。最高の仕事だよ=>」
「……変わらないな、お前は」
「うん。中身はね。外はちょっと変えたけど=D」
romaoは笑った。
刃先で脂身の境目を追うようにして切り込みを入れる。肉の中に潜む“答え”を引き出すような作業。
切り終えた肉を重ねると、それだけで一つの構造体のように見えた。
「煙草、やめなかったんだ?=<」
「やめられなかった、が正しいな」
rochaは煙を吐きながら、天井を見上げた。
「何もかも変わった気がして、でも吸い込む煙だけは変わらなくて……それが、少し怖くて。けど安心したんだ」
romaoは包丁を置き、手を拭く。
彼は初めて、rochaの方へ体を向けた。
「そうだね=> 僕も、煙の匂いで君のことを思い出すんだ=)」
rochaは小さく笑う。
「……言ってくれなかったな。独りで始めたなんて」
「君が来なかったから=>」
romaoは壁に掛けたエプロンを引き直すようにして、視線を落とした。
「正直ね、君と一緒じゃなきゃこの仕事はやらないと思ってた。けど始めてみたら、それなりに楽しくて=) 肉の声も、包丁の重さも、全部、僕に語ってくれるんだ。」
「語る?」
「うん。切られる時、肉はほんのちょっと、鳴くんだよ=>」
romaoはふっと笑った。
「その音が、どうしてだろうね……君のナイフの音と、似てる気がしてさ=)」
rochaの手が止まる。煙草の火が短くなって、灰が膝に落ちた。
「学生の頃さ、技術室の裏で作った刃、覚えてる?」
「ああ。初めてお前が肉を切ってみせた時のやつだろ」
「そう。君が砥石で整えて、僕が試し切りして、二人で怒られてさ。……“退学寸前”だったっけ?=D」
「教師の顔、今でも思い出せるよ」
二人の間に、しばし静かな時間が流れた。
誰も笑わなかったが、空気には笑い声のような何かが漂っていた。
romaoは棚からガラス瓶を取り出し、グラスに水を注いだ。
「一つ、提案があるんだ=>」
romaoは妙に上機嫌に肉をリズミカルに切る。だそりゃあそうだろうか。誰もが久々に会った友達には心を踊らさせるだろう。
「なんだ?処分の手伝いか?なんでもいいぞ?」
「また、あの日みたいに抱いてくれないかな?=)」
その言葉で、空気が一転した。
rochaが煙草の火を揉み消す。
自分でもはっきりと覚えている。
いくら忘れようとしていても脳裏にこびりつく刺激的なあの日の事を。
「ふっッ…うッ…」
23:30。
もう就寝時間を上回っている。
孤児院のベットの上。二人の男性、いや、一人のカントボーイと男性とでも言った方がいいのだろうか。
「あ”ッ…♡…ふひィっ♡…r…roch…a…きもちッ❤︎❤︎」
「バカやろッ…、こえだすな…」
いつも就寝人数の個室は四人だが運良く片方の二人が授業中おふざけ合いをして罰として20週もグラウンドを走らされていた。
二段ベットからは水音が響き渡る。
「だってェ……♡おちんちん入ってるのっ……おまんこにおちんちん入ってるんだよォ…rochaのがぼくのに入ってるんだヨッ…♡♡」
「だから静かにしろって言ってるんだッ……警備員がくるだろうがッ…!」
孤児院での夜。
月光に照らされ淡く赤色に染まる頬。
ベッドの端に並べた枕を握りしめ、肩甲骨が浮き上がる背中に覆い被さり身体を密着させて腰を打ち付ける。
二人の影は暗闇の中にもはっきりと見えるほど深く混ざり合う。
二人の高校生、しかも一人はカントボーイ。
この施設にコンドームすらもないのに妊娠でもしたら取り返しのつかないことにもなる。
“イケないことをしている”とお互いもわかっていた。
でも、やめられなかったことは覚えていた。
rochaは固まった。まるで時間が止まったかのように。
「romao……お前……」
肉を切る音が止まっていた。
romaoは包丁を持ったまま振り返り、先程のような笑顔を見せる。
その表情は17歳の頃とまったく同じだった。
「覚えてるでしょ?あの夜のこと=D」
煙草が灰皿の中で燃え尽きた。rochaはそれを無意識に指で潰しながら、視線を落とした。
「あの日は……お前が悪いんだぞ」
「そうだね:| でも君もノリノリだったじゃないか=<」
romaoが厨房室を出て、こちらへとゆっくり近づいてきた。赤いスカーフが揺れ、肉の匂いと彼の体臭が混じる香りがした。
「あの頃みたいにしたいんだ…=Dただ触れ合って、抱きしめて……=)」
romaoの指がrochaの顎に触れる。皮膚の厚い温かい指。
「昔は毎晩やってたよね=D なのに離れてしまって、僕は一人だった…」
「romao……」
「……もう一度、やり直せないかな…君と僕でさ…」
romaoの声は囁きに近かった。包丁を持つ手が少しだけ震えている。
「…」
rochaはromaoの手を引き、厨房の奥へ引き摺ると彼を押し倒した。
rochaの手がromaoの顎を掴み、唇を押し付けた。
荒々しい口づけだった。長い沈黙を埋めるように舌を絡め合う。
「……あの夜のことだけじゃない」
rochaの声が低く響く。彼はromaoのエプロンを解く。
romaoの指がrochaのシャツのボタンを一つずつ外していく、白く美しい肌が露わになる。
「僕は一人で店を始めたんだよ:D、君と偶然的な出会いを求めるためにね?=>」
厨房の奥で肉の香りに包まれながら二人は互いの身体を探り合う。包丁は調理台に置かれ、代わりに互いの体温が肌を焦がした。
「それくらい寂しいなら、あの日、なぜ言わなかった」
「言えなかった。君がどこへ行くか知らなかったし:(……君の決断を邪魔したくなかったんだD:」
romaoがrochaの首筋に歯を立てる。
「でも本当は寂しかった。誰かが……君がいない日常に耐えきれなくて……」
「だったら……もっと早く呼べばよかっただろ」
「今さら後悔しても遅いよ=D だから……今を楽しみたいんだ=)」
romaoは微笑み、rochaのベルトに手をかける。
「あの日よりずっと上手くなってるはずさ」
肉屋の厨房に響くのは肉を切る音ではなく、二人の息遣いと微かな喘ぎ声だった。
調理台の上でromaoの裸体が蠢く。白い肌が脂のように光を反射する。
「包丁の角度みたいに……絶妙なタイミングで……」
romaoの指がrochaの背中に食い込む。
「もっと……深く……」
rochaはromaoの脚を開き、秘所に自身を沈めた。ぬるりとした感触と圧迫感が同時に襲う。
「ふっ……これだよ……」
romaoの笑顔に涙が滲む。痛みではなく快楽によるものだ。
包丁を握る手が汗で湿っていたように、ロマオの内部も熱く潤んでいる。二人の呼吸が合わさり、厨房の温度がさらに上昇する。
「肉を切るときと同じだ。最初は浅く……次第に深く……そうすると最高の味が出る:)」
romaoの声が掠れる。
「今の君……まさに“仕上がった肉”みたいな表情してるよ=D」
「……お前は“捌かれる直前の獲物”みたいな目してるぞ」
二人は再び唇を重ねた。舌が絡み合う音が金属音よりも淫靡に響く。
「ねえ……あの夜みたいに……僕を“完全に仕上げて”くれる?」
romaoが自ら腰を浮かせると、結合がさらに深くなった。
「あっ……これ……すごい……」
「そんなに締め付けるな……すぐ終わっちまうだろ」
Rochaの指がromaoの乳首を摘む。
「んっ……君ってそういうとこ変わらないよね……」
「お前こそ……感じやすいところとか変わらなすぎる」
「それは君が開発してくれたからだよ=D」
romaoの爪がrochaの腕を引っ掻く。その痕跡さえも愛おしいというように。
「もっと……もっと強く……君の形……感じたい……」
rochaの動きが激しくなるにつれて厨房の空気が濃密になっていく。肉の匂いと精液の匂いが混ざり合う。
「ふふっ……この匂い好きだな……君と僕の体液と……あと肉の脂の匂い……」
romaoが突然声を上げた。
「あっ…あそこの窓、」
厨房の奥にある小窓から街灯の明かりが差し込んでいる。そこには人影が見えた。
「お客さん……かな……?=>」
romaoは挑発的に笑うと脚を大きく広げてみせた。結合部が街灯の光で照らされる。
「見せてあげようよ>:D」
Rochaは抵抗しようとしたが、romaoの指がペニスの根元を締め付けてきた。
「我慢できないんでしょ;)君のここ……こんなに膨らんでる……」
Rochaの額から汗が滴り落ちる。理性と欲望がせめぎ合っていた。
「この状況で興奮してるなんて……やっぱり変態だね=D」
「お前も同類だろ……」
二人の動きが更に加速する。厨房の床に汗と精液が飛び散り始めた。
「…射精るッ…一回離せ、」
Rochaの限界が近いことを察したromaoは更に強く締め付けた。
「ダメ…ナカ出して……僕の中に全部……」
「…クソッ……」
Rochaは呻き声を上げて射精した。同時にromaoも絶頂を迎えたのか全身が痙攣している。
「ふぅ……すごい量だ……お腹いっぱいになっちゃいそう……=D」
二人はぐったりと調理台の上に倒れ込んだ。しばらく呼吸を整えるために静寂が訪れる。
romaoはゆっくりと起き上がり、自分の腹を撫でた。
「君の味が……まだ残ってるみたい=)」
rochaは苦笑いしながら服を整える。
「肉屋でヤることになるとは思わなかったな」
romaoが包丁を拾い上げる。刃が月明かりで青白く輝く。
「でも最高だったでしょ?僕たちの“共同作業”は」
「まあ……否定はしない」
「また来てくれる?」
Rochaは少し考えてから答えた。
「……条件付きなら」
「どんな条件?」
「次はちゃんと予約してから来る。それで……」
rochaはromaoの耳元で囁いた。
「客のいない時間帯にしておいてくれ。変な噂を掻き立てられるとお互いの迷惑だからな。」
romaoは嬉しそうに頷いた。
「……了解だよ=D」
コメント
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うおおお泣泣泣泣ほまに超絶えろ(号泣)カントボーイやっぱり好きだ‼️‼️かわEー‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️✨✨天才
うぁー!!!!!良すぎます!!!!!にこにこです…☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️