ハロウィン前日　阿形さん　R-18

１０月３１日は、ハロウィン。

これは、その前日のお話……。

『ん〜……似合ってるのかなぁ……明日のイベントに

着て行きたいんだけど……』

何やら、鏡と睨めっこをしている◯◯。

『これ見たら、阿形さん何て言うかなぁ……

折角だから、見てもらおうかな……』

リビングに居る阿形の元へと向かう◯◯。

『阿形さん！１日早いですけど、trick or treat！

どうですか？このコスプレ！』

『うわっ！ビックリした！……うわぁ……

ナースだ……』

◯◯がしていたコスプレは、ナース服だった。

その姿を見た阿形は、急に胸を押さえて、

ソファーにうずくまった。

『！？阿形さんっ！！どうしたんですかっ！！』

◯◯が心配して、近付くと阿形は◯◯の腕を

引っ張り、自分の身体の上に抱き寄せた。

『あーっ！！あまりの可愛さに心臓のドキドキが

治りません！！』

『！！阿形さん！！』

阿形の顔を見ると、イタズラな笑顔を見せた。

そして、ナース服のボタンをプチプチと外し始めた。

『えっ！あ、阿形さん？』

『ん〜？……可愛い◯◯ちゃん見たら、

したくなっちゃった！』

一切の悪気なく、そう言う阿形。

『……ね？俺のドキドキ治してくれるよね？』

阿形は、そう言うと◯◯にキスをした。

そうなると、阿形は止まらない……。

それを、知っている◯◯は頷くしかなかった。

『……本当……◯◯ちゃんの身体……綺麗……』

◯◯の身体中にキスをする阿形。

『あ、阿形…….さん…….』

『……ん……好きだよ……だから……

もっと、可愛い声……聞かせて？』

阿形は、そう言うと、身体を思いっきり動かした。

『！……んあっ……』

『……最高……ヤバ……止まんない……』

『や……もう、無理……です……』

◯◯が、そう言うが阿形の動きが止まる事はない。

『……ごめん……まだ……ダメ……足りない……』

 

『……やっ……あぁ……』

そして……。

『……ドキドキ……治りました？』

◯◯の膝枕で横になっている阿形に話しかける◯◯。

『うん、治った〜！……でも、毎日、◯◯ちゃんには

ドキドキしてるよ？……今日は、特に可愛いかった

から……』

『……阿形さん……』

『…….これは、もう不治の病なんだろうね……

何てね〜。』

阿形は、そう言うと、またイタズラに笑う。

それを見て、◯◯は阿形には敵わないなと

思わずつられて笑うのだった……。