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※ご本人様には関係ありません
※過激表現あり
※地雷さんは回れ右
その日の夜
「お願いです、殺してください…泣」
言われなくても、やるっての。
今回の依頼者は仕事の上司に過度なパワハラを受け、死にたいらしい。
ほんと、いい職だよな。
人殺して、感謝されるんだから
ナイフで一刺し。
あっけなく血を吹いて息絶えた。
「あー。返り血やべ」
親にバレるわけには行かないので
着替えて汚れた服はその辺で手洗い。
そーいえば明日、若井?と帰るんだっけ
「だる…」
次の日
俺は若干寝不足で正直死ぬほどだるかったが
約束してしまったので、放課後、部活帰りの若井を待っていた
「あ、大森くーん!」
ごめん遅くなったーと笑いながら俺に近寄ってくる
上から目線なのムカつくな。(物理的に)
「で、なんのよう?」
「あ、そうそう。〇〇ってアーティスト知ってる?」
「うん、よく聞くよ」
「やっぱり!? 大森くんなら知ってると思ったんだ〜!」
なんやかんやで話が弾み、すっかり日も暮れてしまった
「やっぱり大森くん面白いね!」
「また一緒に帰ろうよ!」
え〜〜〜〜。
「時間があるときね。」
「よっしゃあ!じゃあ、また学校でな!!」
家まで送ってくれた彼は、走って帰って行った
「なんなんだあいつ……」
変なやつ。
今日は珍しく仕事がないので、久しぶりに夜遊び。
こんな仕事をしているので生活習慣は崩れまくっているわけで。
親は俺に無関心。
勉強もスポーツも何にもできない俺に関心がないのだ。
だから深夜に外に出ても何も言われない
「結構楽なんだよね〜」
愛情を知らない。
だからどんな恋愛歌もしっくりこない
わからないんだ。
「久しぶりに来たな」
トー横。
「んえ、もときじゃん!久しぶり〜笑」
「ごめん、なかなか来れなくて笑」
「いいんだよ〜笑 また会えたしさ!1杯どお?」
「俺明日も学校なんだけど笑」
「いいじゃんかよぉ〜!ほら、みんないるぜ?」
中学の時はこうやって毎日遊んでたっけ。
高校入って、仕事始めてからなかなかこれてなかったけど
みんな変わってなかった。
少し時間が経って、みんなに聞いてみた
「なあ。」
「ん? どうしたもとき」
「同性愛ってありだと思う?」