テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
laさんからのリクエスト
nknt 両片思い
ニキニト 学パロ
前半三人称視点、後半nt視点になってます。読みづらくてごめんなさい🙏
忘れ物を取りに教室に行こうと歩く道中、nkのクラスをのぞいた。教室には夕日の差す窓辺にnkが立っているのが見え、ふと話しかけて見ようと思った。そう最初は思っていたが、近づくと普段とは違うどこか儚げな憂いを帯びた表情を浮かべる姿にntは酷く魅了されて動けなくなってしまった。
(こいつ、こんな表情もできんのか…)
もしかしたらこんな顔を見たことがあるのは自分だけなんじゃないか、という淡い期待を抱き、自身のどうしようもない恋心に気づかされる。そうしてntが心の中ではドギマギしながらもみじろぎ一つ取れないでいると、nkが振り返ろうとしていた。
(あ、バレるな……いや、何がバレるんだよ)
「あれ、にとちゃんじゃん。1人で放課後にこっちのクラスくるなんて珍しいね。…あ、パシリ?」
正直言って終わってるなーという発想に「なんでこいつが好きなんだろう」と思うが、それでも好きであることが変わらない自分が謎で仕方ない。(まあ、変に勘繰られるよりかはマシか)
「パシリじゃねえよwこっちのクラスのぞいたらさ、ニキくんがお淑やかそうな顔してたから、そんな顔できたんだなーって見てたの」
「え、俺そんな顔してた?」
「してたしてた、珍しく王子様キャラが似合ってた」
そう話しながらntは窓辺に近づき、レースのカーテンをかぶるようにしながらカーテンの中へ入る。
レースだから外からは丸見えなのに、周りとは隔たれた秘密基地のような2人だけの世界のように感じられた。
(ウェディングベールみたいだな…)
nkはそう思うと共にニヤけそうになる顔を誤魔化すため、視線をntから少し外すが、ふわふわとした髪型風に揺れて視界に入ってきて、nkの表情に自然と笑みが浮かぶ。
「ちょにとちゃん、珍しくじゃなくていつも以上に、ね?」
「えー?いつものあれで王子様って言いたいの?ないないw」
「はあ?それ言ったらにとちゃんだってイカ人間なのに人間に紛れ込んでるじゃん」
「いやイカ『人間』ってついてますから!」
(この時間がいつまでも続けばいいのにな…ニキくんとこうやって小突きあったり、からかいあう時間が1番楽しい)
あわよくば、俺だけを見ていてほしい
ふと思う、ニキくんの好きな人は誰なのだろうかと。同性である以上ほぼ確実に叶わない恋なんだ、このまま今の関係を続けるためにも早くこの恋心に終止符を打たねばならない。そのためにはニキくんの好きな人でも聞けば諦めもつくだろう。
「…にとちゃん?」
「え、あっ、なに?ごめん意識飛んでた」
「大丈夫そ?w疲れてるなら早く帰りな、なんなら俺途中まで送るし」
こういうところ、ほんとに狡いなと思う。どうにかしてこの恋を終わらせなきゃならないのに、どうしても甘えて夢を見たくなってしまう。
「いやほんと大丈夫…ごめん、さっきなんて言ってた?」
「えーもっかい言うの?結構恥ずいんだけどな…俺の好きな子の情報極秘だよ?」
「まじでごめん!今度なんか奢るから!頼む!」
そうだった、好きな子の話をしてたんだ。
「じゃあ今回きりだからね?耳の穴かっぽじってよく聞けよ?」
「わかった」
ニキくんの声のトーンが落ちると共に、俺の鼓動はどんどんと早くなっていく。
「俺の好きな人はねー…食べる顔が可愛くて、亜麻色っぽいふわふわ髪が可愛くて、笑い声が豪快で…」
(亜麻色…?)
この学年はもちろんのこと、学年にも亜麻色のやつなんて自分を除いてここにはいない。もしかしてバスケとかで行った別の学校の人なのだろうか。それにしても変わった女の子だな、亜麻色のふわふわ髪なんて絶対可愛いのに、笑い声が豪快だなんて…ギャップ萌えってことか?
「…ねえそれって」
「ストップ、全部いうまで待ってて」
「うん…」
真摯な眼差しでかけられたストップに胸がざわざわとした、本当に大好きなんだろうな。ニキくんにここまで愛されるその人が羨ましい。
「それでね…ホオズキっぽい色味の目をしてて」
(俺の目と似てるな…)
「自認が勇者で読みもしない新聞紙持ち歩いてる人」
(俺とよく似た人がいるもんだな…でもそんな女の子いるのか?)
次々とあげられる自身とよく似た特徴に、そんな女の子はいるのかという疑問と、いたとしてそいつは正気か?という気持ちがとめどなく溢れる。
「ど?誰かわかった?」
「いや…そんな女の子いる?てかそれ俺が知ってる子?」
「…え?」
ニキくんは豆鉄砲をくらった鳩のような顔を浮かべていた。なにがおかしいんだ、知らないものは知らないんだから仕方ないだろ。
そう思いニキくんを見つめていると、耐えられないといった風に吹き出した。
「あはっ、あはははは!にとちゃん、ここまで言ってわからないの天才だよ…w」
「え、え?まって俺ほんとにわかんない」
「いやいやいるじゃん、ここにさw」
そう言われ、周りを見渡すが誰もいない。まさか、イマジナリーフレンドとは言わないよな。
「誰もいないけど…え、空想のお友達とかやめてね? 」
「ちょ、違う違う!…はあ…言わないとわかんないか」
「俺が好きなのはにとちゃん。好きだよ…付き合ってください」
そう言ってニキくんは俺の左手をとり、ニキくんの口付近へ運んで薬指のところへキスを落とした。処理しきれない頭の中で、ただキザったらしいなということしかハッキリと浮かばなかった。
「え…あ、え…?は、はい…?あ、 おれも…好き…」
「…えっ、?ごめ、もっかい言ってもらうのって…」
「〜っ、だから!ニキくんが好きって…!言ってる…じゃん…」
恥ずかしくて最後の方はもう聞き取れないほどに声が小さくなってしまった。
「ほんとに…?」
「本当じゃなかったらなんなんだよ、ていうか!ニキくんから言ったくせになんで疑うんだよ」
「いやだって…そんなこと思ってなかったから」
「まあ確かにそれは…俺も同じ気持ちだったからわかる」
喜びと衝撃で言葉の出ないまま2人で見つめ合う。でもこれ以上言葉を交わす必要もないほどに満ち足りていて、通じ合っているような気さえする。
沈みかけた日の光が2人を祝福するように窓から夕陽が差していた。
ごめんなさい長い上に変な感じになってしまいました😭
リクエストありがとうございました!!
コメント
2件
幸せです💞 大好きです、ありがとうございます、...т т