この作品はいかがでしたか?
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すたーとぉー
shp side
kn「なぁ!今日ショッピの家行ってええ?」
shp「ッえ」
家、か…。
出来ればきて欲しくない、けど…。
来ないでって言ったら怪しまれるからな…。
承諾、するか。
shp「別に、いっすよ」
kn「ほんま?ありがとぉな!!」
shp「うるさッ」
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shp家
kn「今日はショッピの母ちゃんおらんの?」
shp「はい。仕事が長引いてるっぽいです」
kn「ふーん」
隠せ、隠せ…!
バレちゃいけない…。
バレたら、バレたら…。
kn「…なぁショッピ、なんか隠してる?」
「最近、様子おかしいで」
shp「…ッえ」
「いや、なんも隠してないっすよ」
バレるバレるバレるッ!!
隠さなきゃ、隠さなきゃ…ッ!!
kn「…嫌ったりも、咎めたりも、責めたりもせんからさ」
「言ってみてくれや。これでも先輩やで?」
shp「…ッ」
「俺、人を殺したんですッ」
「この前帰ってきたら強盗に殺されててッ」
「その辺にあった包丁で、衝動任せにッ」
「こ、殺した、んです…ッ」
kn「…(ぎゅ)」
shp「ッぇあ、?」
kn「大丈夫。それはお前は悪くない」
「たとえお前が罪に問われても」
「俺は絶対に違うって言う」
「ショッピが、なんの理由もなく」
「罪を犯すようなやつじゃないことはよく知ってるから」
「よく、頑張ったな(撫)」
shp「ぁ゙…(じわ)」
「ゔあ゙ぁ゙ぁ゙あ゙!!(泣)」
「怖かっだんですッ(泣)」
「言ったら嫌われるんじゃないかって(泣)」
「離れていくんじゃないかって、!!(泣)」
その後は本音を吐き出した。
少し、心のモヤが無くなった気がした。
やっぱり、先輩はすごい。
kn「なぁ、ショッピ」
「多分俺ら、もうここでは過ごせんよ…(笑)」
「近所の人が異臭に気づいて通報したって小耳に挟んだ」
「俺、少年院行きたくないわぁ…」
「だから、さ。一緒に逃げよう。どこまでも」
shp「…はい。チーノも、一緒に」
kn「連絡入れた。大丈夫やで」
ci「(バンッ)ショッピ!!」
shp「あ、チーノ」
ci「なんで言ってくれなかったん!!」
「言ってくれたら、何でもしたのに…!!」
shp「…ごめん」
話していると、サイレンが遠くから聞こえる。
もう、時間が無いようだ。
みんなで、裏口から逃げていく。
途中でチーノと先輩の家に寄って、二人の着替え等を持つ。
そして、逃げて、逃げて、逃げた_
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ci「ちょ、コネさん!!熊!!熊ァ!!」
kn「ちょちょちょ、こっち来んなって!!」
時には獣に襲われて
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shp「(転)あびゃッ!?」
kn「!?大丈夫か?」
shp「擦りむきました」
ci「俺絆創膏持ってる!」
時には怪我をして
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警察「あ!あれ指名手配犯の…!!」
kn「やべッ(笑)逃げろ〜!!」
時には追われて。
でも、そんな生活が俺にはとても楽しく感じた。
これからも、この二人と共に生きて行くだろう_
kn「ショッピ〜、?」
shp「んぁ、なんすか」
kn「いや、ぼーっとしてたから…」
「なんか考え事してた?」
shp「…なんでもないっすよ」
「ただ、思い出に浸ってただけです」
ci「コネシマさーん!こっち助けて〜!!」
kn「おう、どうしたどうした」
あの後、俺らは森の中に小屋を作り、そこで3人で暮らし始めた。
最初こそ慣れなかったものの、今ではすっかり慣れて、
楽しく、幸せに暮らせていると思う。
あの真夏の記憶は、消えることは無いだろう。
しかし、僕らはそれを忘れさせるような幸せを手に入れた。
これからも、この幸せが続くことを願う_
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ♡50
コメント
4件
これ、「あの夏が飽和する」っぽいですね〜、 自分めっちゃその曲好きで...もう愛してます!