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In dream.
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青×水
イタズラ通報、荒らし、パクリ、スクショ、拡散等の迷惑行為を「固く」 禁じます。
また、サムネはフリー素材の合成ですのでご安心下さい。
スタート
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『if』とっても素敵な名前、意味は「もし」という仮定の意味。
ねぇいふ君
なぁ仏
「if you loved me_」
(もしあなたが私を愛していたら_)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
付き合って3年目になる彼氏。
付き合いたてはすっごくスマートで頼れる存在まるで僕がいふ君の弟になった気分だった。
面倒見が良くて頭がいい、でもちょっと気が強い。
そんな君が大好きだった。
でも君は変わってしまった。
優しかった僕への態度を180°回転させ、まるで嫌いかのような態度を僕にとる。
昔なら
「いふくーん!ねぇねぇ好きだよ?」
「w…俺もやで」
って頭を優しく撫でてくれる。
可愛らしいよくあるカップルの会話でも今は…
「ねぇねぇいふ君!好きだよ」
「は?…急にどうしたん?」
「むー!返してよ!」
「はぁ?嫌や面倒臭い」
適当にあしらわれてる僕可哀想じゃね?((
他にも…
「ねぇいふ君今日一緒にお風呂入らない?」
「は?大人しく1人で入れ」
「え〜!同棲してんだからこれくらいいいじゃん!」
「誰がお前みたいな質素な体誰が見ようとすんねんさっさと大人しくお風呂に入れ」
「ッ…そんな言い方酷くない!?」
「事実言っただけや俺もさっさと入りたいねんぐだぐだ言わずさっさと入れ邪魔や」
顔を赤くしながら怒るいふ君、そんな怒らなくたっていいじゃん…僕ら付き合ってるんだよ、?
でもま、これくらいなら可愛い方なんだけどさ…
「ねぇいふ君!今日一緒に寝ない?」
「は…?嫌やけど、」
「なんで!」
「1人で寝ればいいやん」
「やだ〜!」
「…いい加減にしてくれや、こっちは疲れてんねん仏の相手してるほど気力残っどないんよ」
「寝るだけでいいんだよ?」
そう言って僕はいふ君のベットに潜り込み抱き着くとうざったそうに、僕を引き剥がす。
「早く部屋から出てくれん?正直言って今仏見たくないねん」
「ッッ……」
あぁ…昔と今で僕の何がそんな変わったんだ。
何がそんなに気に入らないんだ。
言ってくれれば幾らだって直してやる、でも僕が知らないと直せるものも直せないよ…
でもとある時から突然おかしな事が起こった。
その日は僕がいふ君と寝ようとしたが当然ながら拒否されしょうがなくいふ君のベットに転がってたぬいぐるみを持って僕の部屋でいつも通り眠りに着いた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
すると次に目が覚めた時は僕のリビングでソファにはいふ君が腰掛けていた。
「いふ…君?」
「あれ仏どうしたん?お菓子取ってくるって行ってたんに手元なんもないやん」
「え、…あぁ。ん?」
一瞬で理解したよ「あ、夢なんだ」って。
『明晰夢』って…言うんだっけ?
なんかノンレム睡眠だか、レム睡眠だかなんだかで起こる現象でしょ?
ん?…じゃあ、夢の中なら何しても良くね…?
「いふくーん!」
「うぉっ、飛びついて来てどうしたん?」
「頭撫でて!」
「えw…急に甘えてどうしたん?まぁいつもの事やけど」
すると素直に頭に手を乗っけてくれて頭を撫でてくれた
え…いふ君が僕の頭を…?
あまりにも久々でいふ君にちゃんと愛されてる感じが実感出来てブワッと何が熱いものが零れそうになる。
あぁ…ダメだ夢の中でも泣いてしまう。
「仏…?泣いとるん?」
「え…」
「何かあったん?大丈夫か?」
「え…あ、なんでも…ない」
「そうなん?無理せんとってな…俺は仏の笑った顔の方が好きやで」
僕をそっと抱きしてめくれる温もりはあまりにも現実的過ぎて、止めようと必死な涙もどんどん溢れてくる。
あぁダメだ…いふ君に愛されてるって実感しちゃっただけで、もう泣いちゃう…
しばらく頭を撫でられ抱き締められてると次第に涙は引きいふ君と顔を合わせれるようになる。
「ねぇ、いふ君好きだよ」
「俺も仏の事大好きやで」
温かい笑顔は過去のいふ君を完全に模倣していて流石僕の夢、夢の中のいふ君が完璧に洗練されてるわ((
あぁ…こんな温かい優しい時間に過ごせれるなら現実になんて戻りたくないな…
「ねぇいふ君また僕に好きって言ってくれる?」
「急にどうしたん?wいつも言っとるやん…w」
「ちょっと…不安になっちゃった」
「仏愛しとるで、今も、過去も、この先も俺は仏しか見んからな。」
あぁ…ほんと幸せ。
現実もこうがいいのに…
なんて考えてると急に視界が明るくボヤボヤと輝き出す。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「おい仏何時まで寝てるつもりやさっさと起きろ」
冷たく感情の乗らない声で呼び起こされ
幸せの夢が溢れる一時は直ぐに壊されてしまった。
あぁ…今日の夢は幸せだったのに
その後現実をすぐ見るとちょっと辛いなぁ…
「いふ君…僕の事好き…?」
「何くだらんことほざいとるんや、さっさと起きて顔洗え」
「ッ……」
その夜は昨日の夢のような夢を見れる事を心から祈っていふ君の部屋からパクったぬいぐるみを抱き締めて眠りに入った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「仏〜?こんな所で寝たら風邪引くで?」
「んん…え、?」
また暖かい日差しに浴びたような心地良さ
え、うっそ!昨日の夢と同じじゃん!
「ねぇいふ君!」
「ん?なんや」
「ソファじゃあんま寝れなかったからちゃんといふ君と一緒に寝たい…」
「ええけどなんか怖い映画とか見たん?」
「いや…そういう訳じゃなくて、そのちょっとした出来心?…的な?」
「w…なんそれ別にええけど」
いふ君に連れられ、いふ君の寝室まで行くとベッドに先に入り込んだいふ君が布団を叩く。
僕は恐る恐るいふ君の布団の中に入り込む
あぁ…なんて心地いいんだ。
いふ君が居ない間何度かお邪魔したことはあった、このいふ君の匂いが堪らなく好きでいふ君にずっと包まれた感覚が最高だ。
でも、それ以上に最高なのはいふ君が布団の中で僕を抱きしてめくれる。
あぁほんと一生覚めないで欲しい位この夢に依存しかけてしまっている。
『でも幸せな時間は必ず何処かで終わりが来る。』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
頭が自然とポワポワしながら目が覚める。
あ、現実だ…朝が来てしまった。
僕のあの幸せな時間が……
あぁ早くあの夢を見たいなぁ…
それからずっと僕は過去の時の優しいいふ君と過ごしているかのような夢を見て来た。
現実が来る度に辛くなる。
夢の中に引きこもりたい。
夢の中だけが本当の天国だ。
あぁ…そっか、『閉じこもればいいのか』
そこから僕の行動は早かったまずは、メンバー、家族、リア友、スタッフさんに挨拶して
遺書を書く
途中で目覚めたくないから切れ味のいい包丁を買う。
最後に……
「いふ君…」
「なんや?仕事終わったばっかで疲れとるんやけど」
「……ねぇ僕の事、好き?」
「最近ずっとそれ聞いとるやん、ウザイで?」
「………そっか、ねぇじゃあ最後にハグしてくれない?1回だけでいいから」
「はぁ…?」
今回も断ろうとしたのだろうでも僕の目をジッと見てから、ため息を1つついて手を広げてくれた。
僕はその間に収まり小声で吐いた。
「いふ君が好きだったよ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「昨夜東京__のマンションで自殺と思われる遺体が見つかりました。
同棲していたといういふさんは心当たりがなかった、そんな素振りも見せなかった、急に居なくなった。と話しております」
テレビの音が雑音として耳に入っては抜ける。
目の前で眠る仏は帰らぬ人となった。
前日の夜急に仏に抱き締めろと神妙な口調で要求され普段は恥ずかしくて出来なかったが今やらないと後悔すると、何処か本能がそう叫んでいた。
でも仏の死までは俺の第六感は感知出来なかったようで。
俺は『世界一大好き』だった人を失った。
元々俺は愛情表現がとても苦手だった。
更に言えば本当に好きになればなるほど本音が言えない。
そんな俺に仏は3年間も付き合ってくれた。
好きで好きでたまんなくて、これ以上近ずいたら襲ってしまいそうでいつも仏を遠ざけてしまった。
必死になると言葉使いが荒くなる…それで何度仏を傷つけたことだろう。
そして遺書にはたった1文だった
『If you love me, tell me clearly.』
(もしあなたが私を愛しているなら、はっきり言葉で伝えて)
拙い英語文、文自体は短いが仏の言いたい事は嫌と思うほどはっきりと分かった。
涙が止まらなかった。
もし過去に戻れるならどれほど幸せだろうか?
もし仏の理想としている俺になれたらどれほど幸せだろうか?
俺が素直に愛を伝えられてたらどれほど幸せだったのだろうか?
やまない後悔は一生戻らない彼を思う遅すぎる反省。
自分が仏を苦しめている自覚はあったでも、仏はいつも笑って俺に接してくれる。
完全に甘く見てた。
仏は、俺が仏を失った苦しさの形や大きさは違えどずっと苦しんで来たのだ。
俺が悔やむ権利も無いかもしれない。
遅すぎる言葉もう意味が無いけれど口からは言葉が零れる
「仏…愛しとったで、今も、過去も、この先も俺は仏しか見てへんから…」
これを仏にはっきり言えてたら彼は今俺の隣に居たのだろうかあぁ…全てが遅すぎた。
戻らない時間は俺を嘲笑うように今もこうしてずっと過ぎていった。
『If my time come back』
(もしも私の時間が戻ったら)
𝐹𝑖𝑛.
コメント
16件
2、3回読んだことあるのに気がついたら泣いてました 展開知ってるのに。不思議ですね
ずっとコメントできてなくて本当申し訳なかったです💦 この作品本当大好きです、2人の苦しすぎる心情や、愛しているのに愛が伝わっていない、 実際の🎲のお2人とも近い感じがあって本当泣けます 英語を使う当たりが💎さんが🤪さんに伝える方法として最高でした🥹🥹 しかも拙いって、わざわざ💎くんが調べたりしたのかなって考えさせられました、😢 とても遅れて申し訳ないです、ブクマ失礼しますッ!!