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僕さ、ノベル民になろうかな。楽すぎる、
どぞ!!!!
いふの能力により、ないこは記憶の一部を“都合よく”書き換えられている。
その結果、いふと恋人関係になっているように思い込まされているが──
次第に、ないこは“抜け落ちた記憶の違和感”に気づき始め、真実に近づいていく。
しかしそのたびに、いふは甘く微笑んで、もう一度記憶を書き換える──
「忘れても、何度でも、恋に落としてあげるよ」
(まだまだあるよ!!)
時間の感覚が、おかしい。
ないこは、そう思いながら制服に袖を通す。
もう何日も、何週間も、「昨日の記憶」が曖昧だった。
気づけば、いふが隣にいて。
気づけば、教室で恋人として扱われていて。
気づけば、自分も笑って、それを受け入れていた。
最初は怖かった。何かがおかしいと思った。
けれど、今ではもう、そういう違和感すら──いふの声を聞けば、どうでもよくなってしまう。
「おはよう、ないこ。今日も可愛いね」
いふが近づくたび、心臓が跳ねる。
怖い。でも、それ以上に、安心する。
「昨日さ、少し怒ったよね。俺のこと“ちょっと距離置こう”って言った。覚えてる?」
(……そんなこと……言ったっけ?)
ないこが戸惑うと、いふは小さく笑った。
「大丈夫、忘れてくれて。あんなの、きみの本心じゃないもんね。疲れてただけだよ」
その瞬間、記憶が“上書きされた”のが、わかった。
わかるのに、もう止められない。
怖い。でも、いふの言葉で全部塗りつぶされていくこの感覚が、気持ちいいとすら思ってしまう。
「……まろ」
「うん?」
「……もう、逃げない。どこにも行かないから……」
いふの瞳が、喜びに震えた。
「うん。ありがとう。……うれしい。じゃあ、もう、他の人なんて見なくていいよ。俺だけ、見て?」
「……うん。まろだけ、見てる」
(ほんとは、何かがおかしい。何かが間違ってる。
でも──)
「それでいいよ、ないこ。そうやって、俺だけを見て。
この世界で、きみを一番愛してるのは、俺なんだから」
終わりー!!!ちょっとノベルだと書き方かわるね!笑おつももでした〜!