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2 - 第2話 貧困

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2024年11月06日

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人間は生まれながらにして大罪を背負っ…



ルーシー「その話はもういい!!1回すればわかるだろうが!」



えっ、す、すいません。




〜〜〜〜魔界保安会議室〜〜〜〜


ルーシー「で?なんでまたお前しか来てないんだ!!」


サターシャ「はい、姉様」


ルーシー「はぁぁぁ…全く!!」


サターシャ「いいではないですか。僕は姉様と二人きりになれて嬉しいですよ。」


ルーシー「はぁ…」


サターシャ「おや?姉様。これを見てください。」


ルーシー「ん?どうした?」


サターシャ「人間界を映し出す水晶が光ってます。」


ルーシー「それがどうかしたのか?」


サターシャ「なにか…良くないことが起こりそうですね。」


ルーシー「え?」



パリッ…



ルーシー「?!」


サターシャ「ヒビが…」


ルーシー「…父様に相談しよう。」


サターシャ「はい、姉様。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ルシファー家

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



ルーシー「…という事なのですが、どうすれば良いでしょうか。」


ルシファヌ「どうしたもこうしたもない。」


ルシファヌ「それは七つの大罪に所属している悪魔たちの魔力を使って存在しているものでな。」


ルーシー「はぁ。」


ルシファヌ「割れたということは、七つの大罪の何者かになにかがあったということだろう。」





ルーシー「…適当すぎませんか?」


ルシファヌ「… 」


ルシファヌ「だってぇ!!こんなこと起きたの初めてなんだもん!!パパ知らないよぉ!」


サターシャ「この役立たず!!姉様にあやまれ!!」


ルシファヌ「なぜ俺のような素晴らしき父親が娘に謝らなきゃいけないんだ??」


ルーシー「傲慢!!」


サターシャ「この人は頼りになりません。別の方法を探しましょう。」


ルーシー「そうだな…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

???

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


…俺はねり。本名は…知ってるよね。


俺さ、スラム街育ちなんだ。


今はこんな風にムチムチだけどさ、


昔は…見るに堪えないくらいガリガリだった。



ずっとずっと苦しかったんだ。


幸せなんてどこにもなかった。


美味しいご飯も、暖かい寝床もない。


あるのは…


下水を這いずり回るドブネズミと、


冷たいコンクリートの床。


そして…





何よりも冷たくて痛い常人の目。




「あっ、来たわ…」


「またあいつ?」


「最近よく生ゴミあさりに来るのよねぇ…」


「うわ…ドブネズミ…」


「こら、絶対見ちゃいけませんよ。」





うるさい…うるさいうるさいうるさい…!


俺の苦労なんてなんにも知らないくせに…




ジジイ「よく来たねぇ…!ほらほら…早く入りなよぉ…」


ねり「…お邪魔します。」


ジジイ「そんなに固くならなくていいんだよぉ〜…硬くするのは、おじさんのココだけでいいからネ♡」


ねり「はい…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ジジイ「ふぅ〜…気持ちよかった…♡」


ねり「…」


ジジイ「ほら、約束のお金だよぉ…♡またおいでねぇ…♡」


たったの1万…


このジジイ…もう捨てようかな…



「ありがとうございます…」




…あー…気持ち悪い…



こんなに辛い生き方しなくちゃいけないなら…


もう…俺なんて…





???「なーに湿気た顔してんだよ。」


「誰…?」

マーモント「俺はマーモント。お前、金に困ってんだろw」





マーモント「俺がてめぇを救ってやんよ。」

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