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コメント
4件
え普通におもろくて好きよ なんでもグロにするって言ったのは君の方だからねぇ
なんか、すごいワードセンスだよね。
納豆→まあまあ有り得るよね
卵焼き→食べ物好きなのかな?
小説→なんでそうなった¿¿
って思いました。コメント見た時。
てかおひさ。
side若井
俺らはある本屋で出会った。
若井(この前見た「#真相をお話します」っていう映画、めっちゃよかったなぁー!)
若井(どうも元は小説らしい。ということでー?)
若井(買いに来た!!)
若井「お、あったあった、!」
その本に手を差し伸べた時、
スッ
横から手が伸びてきた。
若井「あっ、、」
若井「すみません!」
??「あぁ、こちらこそすみません!」
若井「いえいえ、、、」
??「、、、この本好きなんですか?」
若井「ぇっ、あ、え、映画でこの前見て面白かったので、、」
??「、!僕と同じですね!面白いですよねー!」
若井「はいっ、!!」
急な展開で頭が追いつかなかったが、どうやら大森元貴という名前らしい。そのあと「語ろう!」という流れになり、連絡先を交換し、よく一緒に遊ぶようになった。
事が進んだのは、大森さんと出会って6ヶ月が経った頃だった。
大森「実は僕、会った時から若井さんに一目惚れしちゃったんです、。」
若井「ぇッ、、!」
大森「この気持ちを分かってくれるか分からないけれど、、、よければお付き合いしませんか、?」
若井「まって!ほんとですか?!」
若井「実は俺もッ、会ったときからかっこいいって思ってたんですっ!」
若井「俺でよければッ、ぜひッ、!✨️」
大森「、!よかったっ!」
若井「よろしくお願いしますっ!」
大森「ッ!よろしくお願いしますッ!!」
そこから俺らは同棲を始めた。
2人でラブラブな生活を送っていたある日、悲劇は起きた。
俺は朝食を食べていた。
白米に納豆をかけ、元貴が早起きして一生懸命作ってくれた卵焼きを食べながらMrs.GREEN APPLEというバンドの「breakfast」を聞いていた。
若井「あなただけの世界が〜だけの世界が〜」
若井「今日も広がっていく〜♪」
大森「今日混汁元気だね〜」
若井「だれが混ぜる汁じゃい!笑」
大森「笑笑」
大森「あ、そういえば昨日書斎片付けてなかった!!」
大森「片付けてくる〜」
若井「間違えて本棚倒したりしないでね〜?笑」
大森「そんな馬鹿じゃ無いしぃー!」
「本棚倒したり」、なんて言わなければよかった。
そしたら変わってたのかもしれない。
若井「〜♪」
カタカタカタ
コトコトコト
(食器が揺れる音)
若井「?!」
若井「元貴!地震!!」
グラグラグラ
ガタガタガタ
ガチャン
パリン
バタバタバタ
グラグラグラ
グラグラ
グラ
、、、
若井「揺れかおさまった、、」
若井「はッ、元貴ッッ!」
ガチャンガチャン
皿の破片を踏みながら元貴のいる書斎へと向かう。
心配で心配で、口が開いたまま書斎へ直進した。
バタン!(扉開ける)
若井「元貴ッッ!!」
若井「もと、き、、?」
頭から血を流し、本棚の下敷きになっている元貴が居た。
どんどん床が血で汚れてゆく。
元貴の綺麗な金色だった襟足が
深く深く闇に引きずり込まれそうな真っ赤な血で染められる。
若井「ねぇ”ッ、もとき”ッ、?¿」
若井「なんだッ、混汁かぁ”ってッ、」
若井「言ってよぉ”ッッ、ポロポロ」
若井「なんでよぉ”ッ、ポロポロ」
若井「なんでッ独りにするのッッ”ポロポロ」
side元貴
大森「ただ、feelingにまかせてしまえばいい〜」
大森「ここも片付けて無かったかぁ、、」
なんて呑気なこと言ってた自分に戻りたい。
カタカタカタ
グラグラグラ
大森「地震か、?」
若井「元貴!地震!!」
大森(微かに若井が地震!と言っているのが聞こえたな、、)
考えてる暇なんてなかったんだ。
グワングワングワン
ガタガタガタ
ボトボトボト(本が落ちる)
大森「うわああぁッ!」
大森「早くッ、隠れないとッ、、」
大森「、、?」
大森(急に僕の後ろに影が、?)
大森「ぇ、、ぁ、、、」
ギイィィ(本棚が揺れる)
大森(やばい倒れるッ、!)
その時僕は、倒れそうな本棚だけを見ていて、後ろから降ってくる1冊の本に気づかなかった。
ゴンッッ
大森「あ”ッ、ぃあ”ッ、」
ギイィィ(本棚が倒れる)
大森「ぁ”ッ、しぬッッ」
バタン!(本棚が床に倒れ、元貴が下敷きになる)
僕は最後に見た。
僕の頭に渾身の一撃を食らわせたであろう本を。
その小説とは、
「#真相をお話します」
side若井
元貴を守れなかった。
俺の大切な恋人を守れなかった。
若井「、、、グスッ」
若井「、、、?」
よく見たら元貴、ある本を指さしている。
角と題名が血で汚れている。
もしかして後頭部から血が出ているのは、この本が命中してしまったから、?
題名の部分を擦ってみた。
若井「ッ、!この本ッ、、」
俺だって知りたくなかった。
若井「『#真相をお話します』かぁ、」
若井「この本のおかげで俺ら出会ったのにねッ、グスッ」
若井「まさかッ、この本に殺されるなんてねッッ、ポロポロ」
その本はすでに
元貴の血でページが染められ始めていた───。
これで許してくれッ、もるッ、!!
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