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「ウィリー!!!」
「ウィリー聞いてくれよ」
前ぶりもなく後ろから突然抱きしめてくるペア
『…またか、今度はなんだ』
何か書類を捲りながらウィリーを見ることなく返ってくる返答
「こっち向いて?」
ウィリーらしくない静かで囁く声を出したことに驚く
2人の顔距離は凄く近い
『え、なに』
振り向けばウィリーはペアの片頬に手を添え、親指を柔らかな口に置く
『な、な…』
“な”とずっと零しては真っ赤になった顔で硬直してしまった
「ふふ、なんで今こんなことしてるの思う?ペア」
『それは…お前が僕の事を好きだから、だ』
更に顔を赤くしてはビー玉のように透き通った瞳を逸らせる彼にウィリーも恥ずかしくなる
「せ、正解!!!!ペアはなんでも知ってるね!!」
そう言いながらウィリーはパッと手を離せば距離を取る
「今日の所は帰る!邪魔してごめんね!!!!!!」
そう言いながら部屋に静けさが戻るが、その静けさを破るのはペアだけだった
『まったく…あんなことされて僕はこの後どうしたらいいんだよ』
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もう無理