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注意⚠️

これは、if世界が舞台の二次創作ウォーターチャレンジ小説です。オールキャラですが、Mr.赤ちゃんが多めです。if要素が苦手な人はバックアップがおすすめです。この項目が大丈夫な方のみご覧下さい。



「ふぅ…やっと終わったぁ~」

長く背伸びをしたすまない先生。とそれを見る生徒達。彼らは依頼のため、少し遠くに離れた研究施設に来ていた。どうやらその施設は凶悪な実験をしており、住民をさらって研究をしているという。

「全く…今回はギリギリでしたよ。何であの時、直ぐに飛び出したのですか??トラップが見えなかったのですか?」

「いやぁ…その…ステーキの匂いがしたからつい…」

「って…おぃー!?釣られ過ぎだろ!!」

先生の罠の引っ掛かりに少々呆れているMr.ブラック。本当は計画通りに実行しようとしたが、すまない先生がトラップに掛かった事によりさらに状況が悪化したという。隣にいたMr.銀さんも同じだ。こんな癖も治っていたらよりスムーズに行けた気がする。しかし、どちらにせよ研究施設のリーダーは倒せたので結果オーライだということには変わりはない。

「ハァァァ!!帰ったら高級料理を振る舞ってやろう!これは俺からの褒美だぁ」

「いや、お前あの施設に入った瞬間一回も手伝っていないじゃないかよ」

「それは、俺が出る出番が無かったからだ。人類最強だからな」

「いや、ボコボコに殴られたけど!?」

優しいのか単なるアホなのかよく分からないが、彼らのためなら何でもやろうとしているMr.マネー。彼の周りから金インゴットがポロポロと溢れている。そのボケにいつもより激しさを増すMr.銀さん。どうやら敵が来ても、ただ金インゴットをばらまくだけで大声で叫んでいたらしい。そして、案の定ボコボコに殴られたという…まさに、マネーらしい行動だった。

「ちっ…早くいこうぜ。弟」

「待ってくれよ💦兄貴…!」

「僕も帰ったら料理を振る舞って上げよう」

「お!バナナもやるのか!楽しみだな!」

「ハァァァ!!デザートにリンゴパイでもやろうではないk))」

「………すまない。 手が滑ってしまった」

「は…ハァァ…(チーン)」

「おぃー!!絶対わざとだろ!」

「帰ったらステーキ食べて…ステーキ食べて…ステーキ食べよう♪」

「相変わらずステーキ大好きですね…先生らしいですけど…」

心が弾むような会話が流れる中、Mr.赤ちゃんは何かを見つけ出したようだった。彼が横切った研究施設の中心に装置のような物が置かれていた。

「……すげぇ…」

Mr.赤ちゃんは心の奥底から目の前にある物をもっと知りたいという欲望が芽生えてきた。近くに寄ってみるとエンジン部分はまだ作動しており、音も微かに聞こえる。見た目はあの頃のモノと良く似ており、中身は赤と白のグラデーション。神秘的で声がでない程に美しかった。ふと、心の中で触ってみたいという欲が出てきた。

ーもちろん、何が起きるか分からない。爆発来るかもしれない。だけど、触ってみたかった。俺はそんな自分に謝りながらも、装置に手を伸ばしていくー


10cm


5cm


2cm



ピトッ

俺はついに触った。温かくて…心地よかった。このまま何時間も居座りたかった。

「…少しくらい良いよな…」

ゆっくり腰を下ろして床に座った。後ろにはさっき触ったアレがある。背中は温かった。だけど、別の意味でも温かった。昔のように…

(…確か…母ちゃんもやっていたな…あんまり記憶はねぇけど安心した気がする。それと同じ…いや、それ以上の温もりがあるな…)

Mr.赤ちゃんは少しだけを目を閉じた。ここにいると安全だと感じたのだろうか。それとも、ただ単に眠かったのだろうか。分からない。けど、決定的に当てはまる事がある。

それは…もう*ここには居ない事*だ。





「うぅ…あれ?」

どうやらしばらくの間寝てしまったらしい。腰をあげてみたが、何だか少しおかしかった。Mr.赤ちゃんが寝ていた所は研究施設にあるアノ装置だったのに、今はただの木。背中が冷たくて、ゴツゴツしていたのもわかる。それに何故か、すまないスクールの裏の方にいたのだ。普通の人ならあの装置が怪しいと感じるが

「まさか…俺が寝ていたから、すまない先生が運んできたのか!助かるぜ!」

どうやら、彼の頭にはそのような思考はなかったようだ。Mr.赤ちゃんはスキップしながらすまないスクールに入っていった。

実はすまないスクールも少しだけ古くなっている。…と言われても赤ちゃんはそれを気にせずに3年B組に走っていく。そして、案の定勢いよくドアを開いていった

「すまない先生!ありがとうございます!俺助かりました!」

「…!え?」

「あ!Mr.銀さん!俺の席座っているじゃねぇかよ!おれの席好きなのかよ!」

「?す…すまない先生?えっと…」

「なんだよー!!まるで俺を知らないっていう顔だぜ!」

Mr.赤ちゃんの登場に困っているすまない先生達。それよりも、怖がっているような感じだった。Mr.ブラックは目を丸くしているように見ているし、Mr.ブルーは若干だが、震えている。Mr.バナナはロケットランチャーを赤ちゃんの方に向けている。

「す…すまない



君は誰だ?他のクラスの子かい?」

「赤ちゃんがしゃべっている……?!」

「なぁ…こいつ誰だよ…兄貴」

「知らねぇ」

「誰?」

「ハァァァ!!」

「侵入者か?お前は」



「は……?嘘だろ…?」

「本当に知らないよ…すまないね…」

俺はどうやら俺が居ない世界に飛ばされたらしかった。




閲覧ありがとうございますm(_ _)m

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