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誰かがそう言った
俺は覚えてはいなかったはずなのに、なぜか聞き覚えのある声がした。
誰かがそう言った
僕の兄弟?僕には兄弟はいないはず
だって僕は、日本で生まれて、13歳で、名前は…
誰かがそう言った
ここちの良い声がする
なんだか眠たくなってしまう
僕を待っている…?なんで、誰が、どうして
あぁ…ダメだ
意識が無くなってしまう、僕は…僕は…
「!」
目が覚めた、とても眩しい…
僕はどうしてこんな所に、?
「かあさん!かあさん!」
拙いような幼児の声がする。
かけて行く足音が耳に響く
「はいはい、母はここにいますよ」
近づく足音
僕の目に入ったのは綺麗な長い白い髪の女性だった
(綺麗だ…)
心の中で呟くほど綺麗な人だった
「ぅわ〜ちっちゃい!」
大きな声で喋ったのは女性によく似た白い髪の男の子だった
整った顔をしている
「私がお前のお兄ちゃんだよ!」
ん?お兄ちゃん、?
自分の手を見てみた
(なんだこの小さい手は…?!)
ど、どうやら赤子になったのか、?!
なんで……。ぼ、僕は死んだのか、?
いや待て……死んだじゃないかそうじゃないか
何を忘れていたんだろうか
僕は電車に轢かれたじゃないか
変なモノが見える事に嫌気が差して
夜中に逃げ出して電車に自分で……
ここは…現代だろうか
兄や母の顔立ちを見るからに日本ではないな
部屋を見るからに現代…
異世界かと思ったがそんな事無かったな
まぁ良いか
あ、ぁ…また眠たくなってきた…
燃費が悪いな…この、から…だは、…
「ぁう…」
「喋った?!喋ったよ母さん!」
「あら、本当?やっと泣いてくれたのね〜」
「泣いてないよ!あう〜って言ってたんだ!」
「それは母さんも見たかったわ〜!」
話し声が耳を打つ…
余計に眠たくなっ……て…、
ふしぎ…だ、なぁ…