テラーノベル
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初めて好きと思えた人 。
青 × 水
R🍐
水 ┊︎ 高校2年生 。生まれた時から耳が聞こえず 、いじめられっ子で 、弱気な性格 。両親は自分に対し協力的だが 、心配性すぎる 。
青 ┊︎ 高校3年生 。昔に両親に見捨てられ 、一匹狼で生きている 。
⚠️水へのいじめ要素 有 。( モブが虐めています 。)
ご本人様には関係ありません 。
水 side
僕は耳が聞こえません 。
その為 、周りの人とのコミュニケーションが上手く出来ません 。
水) … ( にこにこ
M1) え 、何アイツ 、笑ってんだけど w
M2) なんかいい事でもあった ? ww
M1) ただ座って勉強してるだけなのにニヤニヤできるとか 、メンタル強そうで尊敬 ~ 笑
水) ?
あの人たち 、僕に何か言ったかな 、?
水) …( スマホ 打
水) ガタ ッ 、( 席 立
僕はノートに言いたいことを書いて 、M君たちに見せに行った 。
M2) え 、なんかこっち来てんだけど 、笑
水スマホ)「 何か言いましたか ? 」
M1) あー 、w 、、ごめんね ー ? 何も言ってないよ ー w( 席 立
M1) 、、行こうぜ 。
M2) じゃね ~ 、病気持ち君 ~ 。
水) 、、、、
僕は声を出したとて変な声になっちゃうから 、スマホに言いたいことを打つか 、手話で話すか 、ノートに書くしかない 。
だからスマホ打って見せたんだけど 、やっぱりダメみたい 。
補聴器って物を耳につけてるから 、少しは言ってることが分かる 。
「 病気持ち君 」 、、 なんて言ってたかな 。
ピコンッ 、
水) !
スマホ見たら 、通知が来てた 。 誰かから連絡かな ?
それとも 、もう少しで放課後だから 、
“あの人たち”かな ?
M3
水君へのプレゼント ~ !笑
「 水君 ~ 。いつも通り放課後 、体育館裏来いよ 」
水
「 分かりました 。 」
やっぱりあの人たちだった 。
勉強タイムがおわったら 、行かないと 。
水) ……( 歩 、止
M3) お 、や ~ っと来たか 。
M4) 来んの遅 、笑 待ちくたびれたっつーの 。
今日は何されるんだろう 、怖いけど 、助けが呼べるわけでもないしなぁ 。
先生もきっと宛になってくれないし 、受けるしかないよね 。
M5) 補聴器 ?とかいう奴は今日つけてんの ?
M4) おいおい 笑 コイツに話しかけても意味ねーよ どーせ聞こえねぇんだし ww
一応少しは聞こえてるんだけど 、
水) … ( スマホ 打
水スマホ) 「 今日は何をするんですか ? 」
M3) うーん そーだな 、バケツ水でも受けるか ? ww
バケツ水 、、かけられる 、のかな 、
ぁ 、補聴器が 、壊れる 、、ッ 、
M5) あーその前に 、ッ 笑
ドカ ッ” !( 水頬 殴
水) ぅ”ッ 、”ッ ! ? 、ぅっ 、、( 倒 、尻もち付
いきなり殴られてビックリしてしまって 、座り込んだ 。
M4) 痛そー ッ ww( 水 蹴
水) ッぁ” 、ぅ” 、ぅぁ 、” ( 涙目
「 痛い 」
この一言が言えればいいのに 。
” 言えれば “ 、言えればいいのに 、。
言えばいいのに 、それは僕にとっては到底難しい事だった 。
M3) お前らがやってる間に水汲んできてやったぞ ー 笑
M3) て 、もう 倒れ込んじゃってるじゃん 笑
M5) 雑魚なだけだろこんな奴 w
水) ぁ” 、ホひょ 、っ” ぎ 、ッ ぁ、ゎ”ぁ ッ
必死に声を出してみたけど 、伝わらなかった 。
「 水をかける前に補聴器を取らせて下さい 」
そう言いたかった 。
けど 、もう遅かった 。
バシャン ッ !!!
僕が訴えている間には 、もう水が全身にかかっていた 。
勿論 ビショビショになってしまって 、補聴器が濡れて壊れて 、音が聞こえなくなった 。
M4)補聴器壊れちまったな ~ 笑
M4) 壊れたもんは要らねぇよ 、な”ッ !!
( 取 投
水) ッ”ぁ”ッ !!!( 手 伸
耳につけていた補聴器を無理やり取られ 、耳からは血が出て 、挙句の果てには補聴器を草が沢山生えている所に投げられてしまった 。
M5) www 、最高すぎ !笑
M3) 病気持ちは勝手に殴られとけよ ッ” !!
M3さんが僕に殴りかかってきた 。
怖くて目を瞑った 。
ッ、、、、あれ 、おかしい 、痛みがしない 、
恐る恐る目を開けた 。
すると 、前にはM3さん達では無く 、
僕に背を向けて立っている青髪の人がいた 。
青髪の人はM3さんの前に立ち 、M3さんの腕を掴んでいた 。
なんでこの人がいるんだろう 、さっきまで居なかったのに 。
M3さん達と青髪の人は 、どうやら言い合いをしているようだった 。僕はさっきからやられてばっかりだったから力が入らなくて 、ボーッとするしか無かった 。
暫くすると 、M3さん達は走って逃げて行き 、青髪の人は僕に顔を向けて話しかけてきた 。
ただ 、先程補聴器を投げられたから聞こえる訳も無かった 。
?) あーー 、、っと 、、水色 ?
?) 聞こえてんのか ?
?) おーい 。
水) 、っ ( ✋
?) ?
僕は「まって」という合図を手で作った 。
伝わったかは分からないけど 、スマホでこう打って見せた 。
水スマホ) 「 なんて言ってますか ? 耳が聞こえません 。 返事は打って見せて下さい 。」
?) 、、あー 、( スマホ 取
理解してくれたのか 、文字を読んでから 、僕のスマホを取って打ってくれていた 。
青スマホ) 俺は猫宮いふ 。 さっきなんかされよったけど大丈夫か ?
水) 、( スマホ 取
水スマホ) はい 大丈夫です 。助けてくれてありがとうございます 。先輩ですか ?
青スマホ) 3年やから先輩や 。あと 、一応保健室いけよ 。
水スマホ) はい 、ありがとうございます 。
…
そうやってやり取りが続いた 。
僕は今まで虐められてきただけだった 。
耳が聞こえないから声も出せなくて 、助けなんか呼べるわけ無くて 。
僕が虐められている所を見て見ぬフリをする人が沢山いた 。それは何故か 、僕が気持ち悪いから 。
僕はどんな時でも苦しくても 、笑ってた 。
にこにこしてた 。
じゃないと僕が耐えられなくなるから 。
けど 、それは周りから見たら気持ち悪いらしい 。だから近づく人なんか居なかった 。
、、、それなのに 、猫 、宮 、、さんは 、、僕を助けてくれた 。
あんなに僕に優しい人は初めてだった 。
初めてで少しどきどきした 。
あの人だけは 、少し” 好き “ 、、かも 。
1話 _ END
コメント
1件
めっちゃMOBさん方の頭地面に擦り付けてやりたい(( 💎くんを助ける🤪くんかっこよすぎた( ᐛ ) 続き楽しみ😘