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あの日、玲奈と同棲をしてから早数ヶ月が経過していた。最初のころは女性とまともに話したこともなく、緊張していたが、意外と慣れてしまうものだ。 そこで俺はふと疑問に思い、問いかけた。
俺「そういや今更なんだが、玲奈の能力ってなんなんだ? 」
と、聞くと
*玲奈「私の能力は、、、【*自己強化】です。」
俺「自己強化? どういう感じの?」
玲奈「足技を強化すると言った形ですね。なので、結構足、速いんですよ?」
俺「そうなのか。」
足技の強化。喧嘩したら負けそうだな、、、
といった感じで毎日のほほんと生きている。 あの家にいた時よりよっぽど気楽だ。こんな日が続けばいい。そう思っていた。
世界は残酷だ。幸せは一瞬で壊れてしまうのだった。テレビでニュースを見ていると、とある一つの事件が世間に混乱を招いた。
俺「大久保商事、、、ってたしか三大家系のどっかだかが仕切ってるとこだよな。そこんとこのビルが爆破って。」
玲奈「確か才条家だったような、、、」
言い忘れていたが、西園寺、才条、伊集院、この三つの家系がこの国の三大能力者家系だ。
俺「こりゃだいぶ世間は荒れるかもなぁ。」
そんな他人事感覚で言うと
玲奈「噂で聞いたんですけど、この爆破事件の犯人は西園寺の人なんじゃないかって言われてるんです。」
俺「は?なんでだよ。」
玲奈「分からないですけど、傑さんは気を付けた方がいいかもしれませんね。もちろん、私は信じてますよ。」
俺「あぁ、助かる。」
どういう事だ?何故西園寺がやっかみを食らう? 、、、きっと裏があるはずだ。そう疑問に思うのだった。