テラーノベル
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【第三者視点】
桃「、、、!」
「さっきぶりだね?紫」
紫「……(睨」
赫を部屋に戻し、またすぐに戻ってきた紫
桃は出してもらった紅茶を最後まで飲むつもりなのか、まだ吞気に座っていた
桃「ちょっとちょっと、、そんなあからさまに睨むなよ(笑」
「さっきは桃様って言ってくれたのに」
紫「今の俺の執事という立場上、仕方なくだ」
「自惚れんなよ」
かわいくねー。と言いながら桃はもうそんな話は興味なさげだ
桃「あーあ。一体どこに”逃げたのかと思ったら”」
「まさかご令息様の執事だったんだね(笑」
「お前が執事だなんて笑えるよ」
紫「、、、赫には手を出すな」
桃の意味ありげな発言は全て無視をする紫
桃「赫っちゃん”には”手を出すつもりないよ?」
「俺は紫が帰ってきてくれるなら…だけどね。」
紫「、、、」
「終わってんな」
桃「お前に言われたくないないね(笑」
桃の、怖いほど綺麗な桜色の瞳が真っ直ぐに紫をとらえる
ニヤリと笑う桃は先ほど赫と接していた笑顔とは全くもって別物だった
「いつか俺のものに」
これは本当に赫に向けた言葉なのか
それとも
赫を利用して、その背後にいる紫に向けたものだったのか
それは桃にしか分からない
桃「じゃ、俺はそろそろ帰るわ」
「あんまりここに長居してもあれだし」
「またね?」
紫「、、、またねじゃねぇんだよ…(呟」
【赫視点】
ガチャッ
赫「あ、?早いな戻ってくんの」
紫「んだよ、不満そうにすんな」
赫「何話してきたん」
紫「、、、色々と忠告しただけだ」
はいはい、”色々”ね。その色々をきいてるんだけどな!
さっき言われた「嫉妬した」という言葉
忘れていたがこいつが俺にお近づきになりたい理由は完全に俺の地位、家系目当てだ
それを思い出すと一気に覚めたので全くもってドキドキしない
いや別に???さっきだって1秒たりともドキドキしてないし
赫「てかお前桃と知り合いなん?自己紹介してないのにお前あいつの名前知ってたみたいだけど」
「桃様って言ってたし」
紫「、、、そこらで有名な奴の名前ぐらい覚えてる。普通に初対面」
たわいない質問を投げかけると紫の表情が少しだけ曇った気がする
赫「…ほーん」
まぁ、別にどうでもいいけど
赫「ていうかお前、せっかく俺と会話してくれる奴ができたんだからあんな無理やり引き剝がすなよな…」
紫「、、、何、お前あいつのこと気に入ってんの?」
赫「いや気に入ってるっていうか、、、」
別に気に入ってはいない、なんか距離感バグだったし、ちょっと怖かったし
ただ、
赫「俺はいつまでたっても孤高でいたくないの。」
「今までなーなーにしてたけど、お前というクズが執事になったことでけじめがついた」
「俺は今前進しようとしてるわけだから、執事は主の成長をあたたかく見守っとけ」
俺は未だこいつが執事なの認めてないけどな
紫「、、、」
「……俺に任せとけばいいだろ」
赫「え?なんて?」
紫「なんでも」
赫「んだよそれ…」
いつまでたってもこいつと仲良くできそうにないのは、こいつがクズなのもあるけど
きっと俺らが両方秘密を隠し持ちすぎなんだろうな、、なんて思ったりする
人間関係なんて、うまくいった試しがない俺からしたら
ただの憶測でしかないけど
とういうか、、、、、、、、
赫「おまえ!!大切な用事ってなんだよ!!」
紫「、、は?」
赫「いや、大切な用事があるからって俺を無理矢理ここに連れ戻してきたんだろ…?」
「それなのにさっさと桃に話があるからとか言ってどっかいきやがって….」
「他人を振り回すのもいい加減にしろよ!!!」
紫「……」
(やべ、大切な用事とか何も考えてねぇ)
「あ~っと……………」
「ちょっと外抜け出さね?」
赫「、、、へ?」
赫「、、、、(縮こまる」
紫「何してんだよ、、行くって最終的に答えたのはお前だろ、?」
赫「そ~だけどさぁ…」
突然なんの風の吹き回しなのか、紫からの外出のお誘い
ごちゃごちゃと外に連れ出したい理由を話されたけど、正直1mmも覚えていない
何年ぶりの屋敷の敷地外だと思ってんだよ、、、
赫「ば、ばれたらどうすんだよ…」
紫「絶対バレない、約束する」
どこからの自信ですかまじで。
紫「もしバレたとしても俺が守る」
赫「、、!」
守る
こいつが言えばすっげぇ軽い言葉に聞こえるけど(失礼)、実際ずっと守ってはくれている
この数日のうちでも、俺の部屋にいるとき以外はちゃんと”執事として”守ってくれる
赫「でもさぁ、街の人の視線があるじゃん…」
紫「いやいや、、お前馬鹿正直にご令息と執事として街にでるわけねぇだろ、、」
赫「、、、?」
ということは、、、
紫「変装だよ、変装」
赫「へんそう、、、」
紫「そ、だったら一般人に紛れ込めて心置きなく外出をたのしめるだろ」
「分かったらさっさとこの服きろ(投」
赫「ぅぎゃッッ」
赫「着たけど…合ってる、?これ…」
紫「あー、あってるあってる。お前がチビすぎて俺の服がデカく見えるだけで全然合ってる」
(二人ともよくファンタジーに出てくるような大きいローブといいますか、フードといいますか、それをかぶってるイメージでお願いします)
赫「黙れよ、身長は年の差だからな!!!俺はこれからだから!!!!」
紫「はいはい、じゃ行くぞ(グイッ」
赫「おゎッ」
、、、
はたして手を繋ぐ必要性はあるのだろうか….
この屋敷はとにかく広くでかいため、来客もよくいる
だから桃も普通に屋敷内で歩いていたのだ
俺らはその来客に紛れて外に出る
赫「….お前なんでこんな如何にもあやしいですよっていう服もってんだよ(囁」
紫「言っただろ、俺もいいとこの坊ちゃんなもので」
「外に出るにはそれなりに対策して抜け出す必要があったんだよ(囁」
なるほど常習犯なわけか
そうこうしながら紫に手を引かれ、特に見回りに止められることもなく屋敷内から脱走することができた
赫「、、、✨」
やっば久しぶりの外、!
紫「、、、(笑」
「どこに行きたい?」
赫「、、、あっち!(グイッ」
紫「ちょッッ急に引っ張んな!!!」
赫「、、、これは何?」
紫「お前世間知らずすぎん?」
赫「うるせぇよ!!!」
「市場とか久しぶりに来たんだよ….屋敷ででる料理と市場で出る食材って全然違うだろ!」
久しぶりにきた市場は以前とは比べものにならないぐらい栄えていた
色とりどりで、知らない物や食材まみれ
屋敷にはこないような人たちがたくさんいる
紫「、、、食いたいの?」
赫「、、、、、、たべたぃ」
紫「…………すみませーん、これ一つ」
『あいよ、25ギルダーね』
(*ギルダーは昔中世ヨーロッパで使われていた通貨です。ファンタジー感欲しかっただけです)
赫「え!!!いいの!?」
まともに買い物にきたことがないから硬貨の価値が分からない
よってこの食べ物がどれくらいのものなのか分からないぐらいの知識量だけど、
紫「……お前さては俺がお前を外に連れ出す理由なにも聞いてなかったな、?」
赫「、、、、いや~、、ね?」
しょうがないよな、急に外出するとか言われても困るっつーの。
紫「、、やっぱこれは俺が食うわ」
赫「え!?!噓噓ごめんて!!!!」
紫「無理、俺が食う。今ここで決まった」
赫「食べんなよ!!!俺のだろそれ!!!!!!」
変なとこだけど1回切りますm(__)m
コメント
2件
めっちゃ気になる!桃が「戻ってきたら」とかのことも気になるわぁ、、