「_はいっ!罰ゲームは あきしお!」
「ふっざけんなぁよっ!!」
「なんでだよっ!!」
「ww」
現在、楽屋でみんなと雑談中。
罰ゲーム付きのカードゲームをしていたが、あろうことか心音と罰ゲームになってしまった。
「なんでよりによってお前なんだよぉ!!」
「こっちのセリフなんですけどぉっ!?」
「はいじゃあ2人には~?」
「愛してるゲーム!!」
「は?」
「いやいや、笑」
「「 なんでお前と……!」」
「…ほらw息ぴったりやんw」
「どんまーいw」
「ファイトー!心音ファイトー!w」
「ア・イ・シ・テ・ル~???ふぅ~~↑↑w」
「あはははw がんばれあっきぃww」
「ガチでおもろいんすけどw」
いや、ギャラリー!!
ギャラリーが多すぎるだろ…!
「ちょっと待って…まじで嫌だ」
「いやいや、俺もなんですけど。勘弁してくださいって」
「は?こっちのセリフだわ!」
「まあまあ。じゃあ、もう始めるよ?」
「よーい、スタート!!」
だがノリノリな師匠の掛け声には、俺も心音も逆らえず…
「ぅ”……」
「ぐ……」
ついに始めることになってしまった。
「…じゃあ、先いいよ?」
「え”、嫌だ!心音いいよ?先」
お互いに譲る。
雑魚に「愛してる」とか言いたくなさすぎる。
「いいって!先手の方が有利だよ?」
「だったらそっちからでいいよ?俺、先輩だから譲るわ」
「ねー!2人とも早く〜」
「早くしろー」
「待ちくたびれた!」
「動画撮ってるから早くしてー」
「がんばれ先輩〜w」
「えぇ…まじで嫌だ…」
俺が皆から急かされても、なお粘っていると
心音がしびれをきらしたらしく、ずいっと距離を詰めてきた。
「ちょ、!なに?!え、がちでやるん?! 」
「…だってみんな待たせてるじゃないですか
え、そんなのもわかんないんすか?先輩なのにぃ?!w 」
ピキッとくる。
「は???」
「まああっきぃ雑魚だもんな〜??wwまわりにも気配れないんだもんね〜??ww 」
その心音の言葉が俺の逆鱗に触れた。
「っはあ〜!!??
ちげぇし!!!心音の方が雑魚だし!!!」
「だったら先に『愛してるよ』って言ってくれますよね? 」
「っ当たり前だろ!!!」
「っ……しゃあああ!!!」
「あ…… 」
終わった。
終わった終わった、終わった…終わった。
「じゃあ先行は、あっきぃね!」
「もう長引くの嫌だから、10秒以内に言ってくださーい」
『10!』
終わった。まじで嫌だ。
『9!』
なんでこいつなんかに『愛してる』とか言わなきゃ駄目なの?
『8!』
本当にこりごり。勘弁してくれ。
心音に、はめられたんです。
『7!』
悔しくて、パッと前を向いて、
心音の表情をうかがう。
『6!』
俺の目を見てニヤニヤしている。
最上級にムカつく。
『5!』
…あー!! もう、最っ悪!!
『4!』
でももうやるしかないらしい。
『3!』
……はあー…
『2!』
「……」
『1!』
「っ…」
心音の顔をみる。目を合わせる。
改めてまじまじと見ると、意外と整っていてムカつく。
『0!』
「っ…心音、!」
「あい、してるよっ」
照れろ!照れろ!これで終われ!
と心から願う。
でもそんな願いとは裏腹に、心音は俺の目を見つめたまま 俺の手をとる。
ぎゅっと手と手を絡ませて繋ぐ。
「…っぇ、?」
思わず声がでる。
心音は俺の驚く顔にも動揺せず、しっかりとした眼差しでこちらをみる。
「あっきぃ」
心音との距離が縮まる。
俺が後ずさると、心音がまたその分近づいてくる。
壁に追いやられて、 繋いだ手を頭の上でトンッと固定される。
「ッちょっ、!」
鼻が触れ合うのではないかという距離。
視界には心音しかいない。
手をぎゅうっと痛いほどに握られる。
沈黙のあと、心音が口をひらく。
「……俺も大好き、愛してるよ。」
吐息が顔を撫でるように触れる。
真剣な眼差しにもう耐えられなかった。
「っ~~…//////」
俺は自分でも分かるぐらい顔が真っ赤になる。
無理、だよ。こんなの。
こんなこと、されたら、無理だよ。
心臓、うるさい。落ち着けっ、。
言うだけでもドキドキだったというのに、
こんなの、無理だ。
「っあー!!!!!!照れたー!!!!」
「勝負は、心音くんの勝ちぃ〜!!」
「やるやん心音!!w」
「あっきぃガチ照れ?w」
「お熱いねぇ~wwww」
「しおあき、きたかコレ?!ww」
野次がうるさい。
「やったー!!!!www
ね、あっきぃ雑魚すぎん?!!wwwwww」
心音は勝負に勝ったことに喜んでるらしい。
1ミリも照れてない。
「え、あっきぃ??wwガチ照れ?!!www」
「は、はあ?!!ち、ちげーしっ!!!!」
「wwうそつけ!!」
笑う顔にドキッとしたのは内緒。
「じゃあ、カードゲームの続きやろ!」
「はーい!!」
「罰ゲーム当たんないようにしないとw」
「それな?w」
心音は座り直してみんなの輪の中に入っていく。
俺は遅れて輪に入る。
心音の隣に座らされる。
「……かっこよすぎだっつーのッ(ボソッ」
「?あっきぃ、なんかいった?」
「ぁ、いや別に?」
「そ?」
意識してんの、俺だけかよ。
なんでお前と…!
コメント
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コメント失礼します っ !👊🏻💗 スマホお風呂に落とすとこだったんですけど((お前が悪い 尊すぎません????? akso派だったんですけど、soakにも目覚めそうです…笑笑 ak彡受けもいいな← この喧嘩の感じと、野次馬がいっぱいいる感じがなんかこう、ぐさって刺さりました ッ !!()
好きですありがとうございます。この世界に感謝。 がち尊すぎてスマホ投げました。
神いいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!(爆散)