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omr♡→ymnk
ymnkだけ脱退ifです
omr→o wki→w fjsw→f tkn→t ymnk→y
y「ごめんね、元貴」
これが綾華との最後の会話。
泣いてばっかで何も答えられなかった自分が憎い。
お別れの日、俺は1人ただ俯くばかりだった。
若井も涼ちゃんも髙野も
みんな綾華と笑顔で接してて
1人ぐずぐずしてる自分がバカみたいだな
正直、
俺は綾華が好き。 好きだった。
優しく俺のことを呼ぶ声も、
見惚れてしまうほどの完璧なドラム捌きも、
ふわふわした髪の毛も、
全部好き。
でも、
綾華にとっては
きっと
ただの友達 にしか過ぎなくて
1人期待してる自分の惨めさに落胆する毎日だ。
自分で決めた道なんだから応援する。
その気持ちもわかる。
これは他人がどうこう言えた話じゃなくて、
綾華が一人で悩み抜いて決めた決断だから
否定しちゃいけない。
でも、
何より
俺の傍からいなくならないでほしい。
そんな気持ちじゃ
ダメみたいだ。
o「綾華」
y「ん?」
o「もしさ、」
o「行かないで欲しいって言ったらどうする、っ?」
俺は震える声を絞り出してそう言った。
y「うーん」
y「困っちゃうけど、嬉しいっちゃ嬉しいかな?笑」
この嫌なことをすべて吹き飛ばしてくれるような
眩しい笑顔が好き。
o「……ごめん」
俺はそれだけ返して
その場を去っていった。
o(もう、戻れないのかな)
部屋の外で1人悩んでる間にも
時間は刻々と過ぎては去っていく。
t「ここでサプライズがありま〜す!」
中から響く髙野の声。
俺はその声を聞いて静かに部屋へと戻った。
y「開けていい、!?」
綾華は嬉しそうに目を輝かせる。
o(あ…)
袋を開けて出てきたのはみんなで考えて選んだ
世界に一つだけのリストバンド。
y「え〜!リストバンド!?!?」
w「そう!青リンゴのデザインが入ってるやつ。」
y「めっちゃかわいい!!本当に貰っていいの…!?」
t「もちろん!」
f「これ付けていれば離れてても
ずっとそばにいるよ…的な、!?笑」
y「…ふふ笑、ありがとう〜!ずっと大切にする!」
綾華の幸せそうな声を聞いて、
俺はやり場のない気持ちになってしまった。
o「俺がいなくても、あんな笑顔するんだよな…」
ぼそっと独り言のようにつぶやく。
t「実はさ、このデザインを頼んでくれたの
元貴なんだよね!」
w「あれ元貴は?」
y「トイレとかじゃない、?」
y(………もしかしたらあの後…)
f「ま、まぁ!とにかく元貴のセンスには感謝だよね。」
f「あとでお礼言っときなよ!」
y「うん!」
o「バカだな…俺、」
部屋の中の暖かい雰囲気に耐えられず、
俺は家に帰ってしまった。
なんて身勝手なのだろうか。
電話とかLINEとか、うるさい通知は
全て切って
とにかく泣いた。
自分でもこんなやつだとは思わなかった
自分がこんなにも惨めで意気地無しで弱っちくて
ちっちゃい人間だってことに
気付かされてしまった。
o「ん…、」
俺は数日間、一度も外に出なかった。
綾華に、みんなに会うのが怖い。
きっと怒られる。
無言で帰ってから、
一度もみんなと連絡をとっていない。
きっと失望される。
俺は綾華に向き合えなかった。
別れに怯えてた。
素直に「好き」って言えれば
どんなに楽だったのだろうか
いっその事、何も無かったかのように
接してみようか
とか 考えるのはもうやめた。
o「俺、なにしてんだろ…泣」
不意に涙が出てくる。
そんな時に来た
一通のメッセージ。