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8 - 第8話 レモンサワーとチェイサー

2025年04月28日

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あれから1年が経とうとしていた、茂さんが亡くなってからだ。

僕は昔から感情移入が激しいタイプで、ドラマで主人公が亡くなってしまっても泣いてしまうくらいの出来であった。それは母親譲りなのかもしれない


1箇所に集められた熱は、煙を呼びキーンと耳を覆い尽くすような甲高い音をその部屋1辺に轟かせた。一年忌だった。そこの家庭は自宅で一年忌をするような家柄だったようで、1年前の悲しみは徐々に薄れてはいたもののあの最後に言い放った言葉がどうにも忘れられなかった。

その言葉を胸にずっと刻み込んでいたからか、わこらないがぼくは仕事をする傍ら清掃業をボランティアとして週に2回ではあるがしている。


茂さんが言った言葉と同様な気持ちがわかった気がした、最近やっと部屋の整理も着いて。心まで澄み渡る気持ちが嬉しかった。

相変わらず仕事は時々上手くいかないがそれも仕方ないと思ってやっていくしか無かったのだ。


そう言えば、あの人と同じことしてるんだってねー笑聞いたわよー近所の加瀬さんからまぁよくできた子。逆に親の顔がうちなじらー。と沖縄は、社交性が高いのですぐその噂は地域住民に広まっていた。悪貨は良貨を駆逐するとはよくいったものだ。いい噂話だからまだ良かったのだが笑


最近同僚や友達から、表情が豊かになったと言われるようになった。どれが一因かは分からないがおそらく、あれやこれや、あの出来事が僕を強く勇ましくしてくれたのだろうと前向きに考えていた。

高校からの同級生が、沖縄に旅行にくるからいい所を紹介してよと言わんばかりの顔でノコノコとやってきた。


ようこそ、幸せ国沖縄へと馬鹿みたいなセリフを吐いた俺はここ最近の近況を話し始めた。

そいつも涙脆い1面があったので、例のおじいさんのはなしをした暁には涙袋が腫れ上がっていた?けど、だが最後の言葉を吐いた時に笑っていた笑どうやら奥さんのセリフにギャップがあったのだろう。まぁお前は凄いこと経験してるなー俺も沖縄に移住してみたくなってきたわー。と言われ


お前は鹿児島で頑張れよーと励ました

お互いお酒も入っていたせいか、普段飲まないふたりが二次会に行こうという話になった。。

すると、目が飛び出でるくらいの人がいたそれは

いくつか前にであったあのどタイプな獣医師さんだったのだ。


おっお前ー、なぁに顔真っ赤にしてんだよ酔ってんのか照れてんのかと。


聞こえるから静かにしとけっと小さい声で語りかけた。


ならお前どういうことだよ


ん、ーつまりなあのなえっとー、俺の愛鳥の羽がどうにかなった時に診てもらった獣医師さんだよと。言葉をつまらせながらはなした。


ならお前声かけろよタイプなんだろっ、あっ

と言った最後の言葉でそいつは眠りに着いてしまった。逆にこっちかららチャンスだった。


酔っ払ってないと声をかける勇気すらもない僕は。名前も知らないその。獣医師さんに声をかける

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